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<推し活最前線企業をピックアップ 第1弾>ぬい活人口630万人超!急拡大する『ぬい活』をもっとしあわせにするために「ぬいらぼ」担当者インタビュー#PR

■はじめに

みなさん、『ぬい』『ぬい活』というワードをご存じでしょうか?最近ではガチャガチャや100円ショップといった身近な場所にも『ぬい』に関連した商品が並んでいます。

推し活総研では今後、推し活の最前線で活動する企業へのインタビューをおこなっていきますが、本記事では、その第1弾として、推し活最前線『ぬい活』にフォーカスした内容をお届け!『ぬい活&推し活サポートグッズ』ブランドを立ち上げた株式会社レッグスの「ぬいらぼ」担当者にインタビューをしていきます。

■推し活必須グッズ『ぬい』とは?

「ぬいらぼ」担当者へのインタビューの前に、前提知識として『ぬい』とは何かを解説していきます。

『ぬい』(推しぬい)とは、ぬいぐるみの略称。推し活層の間では、推しのぬいぐるみのことをいいます。

近年では2次元3次元問わず、推しのぬいぐるみ化が加速し、グッズとして存在することが当たり前になりつつあります。他にもぬいにまつわる言葉が存在しており、『ぬい活』や『ぬい撮り』『ぬい服』が挙げられます。

『ぬい活』とは、ぬいぐるみ活動の略で、推しのぬいを連れてどこかにお出かけしたり、撮影をしたりするぬいぐるみを中心に行う活動全般を指します。

ぬい活の中でも特に、ぬいぐるみを撮影することは『ぬい撮り』といいます。昨今、推し活層の中では、ぬいにお洋服を着せ、写真をSNSに投稿することが増えています。

『ぬい服』はぬいぐるみ服の略称で、ぬいぐるみに着せるお洋服のことを指します。ぬい服需要は高まり続けており、服だけでなくヘッドアクセサリーや小物も販売され始めています。

また、『ぬい』というワードは、日本国内のみならず、海外にも急速に広がりを見せています。
Instagramにおける#nuiの投稿数は11.4万件にのぼり、推しのぬい撮り写真を投稿する海外ユーザーが存在していることが分かります。

■ぬいオリジナルブランド「ぬいらぼ」にインタビュー!

いよいよぬい専門ブランド「ぬいらぼ」へのインタビューに移ります。

推し活層の最新需要に答えるべく、株式会社レッグスでは『ぬい活&推し活サポートグッズ』ブランド「ぬいらぼ」を設立。
ぬいらぼ設立の経緯や想いについて株式会社レッグスの星野さんにお話を伺います。さらに新たな取り組みであるOshicocoコラボ商品についてもOshicoco社員と対談していただきます。

【インタビューメンバー】
 
・株式会社レッグス 星野さん
 
「ぬいらぼ」の立ち上げメンバーであり、ぬいらぼ×Oshicocoコラボ担当。
 
・株式会社Oshicoco 曽根さん
 
Oshicoco社員であり、ぬいらぼ×Oshicocoコラボ担当。

「ぬいらぼ」とは?

「ぬいぐるみ」と「研究所」をかけ合わせたブランド名です。今や推し活に欠かせなくなったぬいぐるみ。そのコスチュームやグッズが自分の推しとおそろいだったら、素敵だと思いませんか?
ファンの皆様が、より楽しく、もっとかわいく「推し活」「ぬい撮り」できるようなアイテムを展開していきます!
https://anibox.jp/shops/nuilab

「ぬいらぼ」の立ち上げ

ー立ち上げの経緯は?

星野「レッグス側のミッションとして"自社ブランド開発へのチャレンジがあがっており、その中の1つのプロジェクトとして立ち上げたのが「ぬいらぼ」でした。」

自社開発になぜ「ぬい活グッズ」を選んだのか?

星野「レッグスが既に持つ、IP権利元様とのつながりという強みを活かせる商材であることや、日本発であるぬい撮りの文化に注目しました。また、一部のIPカテゴリーによっては市場がブルーオーシャンで、マーケットとして可能性があることがポイントでした。

私自身が前職も含めてIPとの取り組みを行う中で、"推し活層"は大事なお客様であることを認識していました。
なので、推し活に着目した商材を検討したところ、「ぬい活」周りの商材を"オフィシャル"で提供しているブランドが少ないことに着目しました。」

ーオフィシャルでないというと?

星野「日本・特に海外は、いわゆるアンオフィシャルな、権利元非公式のファンメイドのものが多く流通しているのが現状ですよね。

ファンシーキャラのようなIPはぬいぐるみを含む、ぬい活関連グッズを販売しているケースが多いですが、アーティスト・アニメ関連ではオフィシャルなぬい活グッズの展開が少ないです。

そのような現状の中で、ぬいらぼを"権利元のオフィシャルな「推し活&ぬい活」ブランドパートナー"に育てていきたいと考えています。

ーブランドパートナーとしてぬいぐるみ本体ではなく、その周辺グッズを作る理由は?

星野「まず、ぬいぐるみ本体は権利元様の作品キャラクターやアーティストの等身大の商品なので、既存のオフィシャルグッズがあることが多く、権利元様からの新規許諾ハードルが高いです。

その一方で、周辺グッズであればオフィシャルグッズぬいぐるみに合わせての企画展開も可能ですし、許諾の可能性が上がると考えました。ある程度アレンジが楽しめる商品をオフィシャルに出すことができます。

さらに、製造もぬいぐるみに比べてタイトなスケジュールで調整可能になるので、ショートタームで取り組む販売商品やノベルティ景品等にもしやすいですね。」

解説ポイント①ぬい活市場規模は?

推し活総研「ぬい活に関するアンケート」

推し活総研が実施した独自アンケートによると、推しのぬいを所持している人は人口換算で約798万人、ぬい活をしている人は約630万人という結果に。[1] さらに、推しのぬいを所持している人の中で4割以上が推しのぬいを普段から持ち歩いており、ぬいとのお出かけはスタンダードな文化になっているといえます。現在、ぬいぐるみ用の洗濯プロやぬいぐるみ用お洋服を取り扱う専用ショップまで登場し、ペットや子育てと同じようなマーケットが推し活にも生まれています。街中の100円ショップをのぞいてみると、棚一面にぬい用グッズが取り揃えられていたり、ぬいに活用できるガチャガチャ商品まで。ぬい活需要を押さえた商品が続々誕生しています。

Jドリーム発売のカプセルトイ

ーとはいえ、まだまだ拡大途中のぬい活市場に参入するための社内向け説明って、大変ではなかったですか...?

星野「そうですね、最初は ぬい活?そもそもぬい活ってそんな市場あるの?ノンキャラでグッズ?って感じでしたね。(笑)そもそもIP権利元グッズを作ることが主流の会社なのに、Oshicocoさんとのコラボに関してはノンキャラなのは不思議がられました。
そこで、まずは「ぬい活」とはなにか、日本発の文化であるということを説明して、市場拡大の可能性を社内プレゼンしました。
「ぬい活」ってワード検索はここ数年の実績を調べると年々2倍、3倍、4倍...と増え続けているんです。「推し活」だと11倍くらいまで伸び続けています。その中で、うちは何ができるのか、どこにチャンスがあるかを強調しましたね。」

ぬい活周辺グッズの1つ、ぬい服・ぬいポーチの展開へ

ー今回、ぬいらぼ×Oshicocoグッズの販売がスタートしましたね。実際に商品を作る上で大切にしたことを聞かせてください!

星野「今回はOshicocoさんとのコラボということで、推し活層=消費者の視点を取り入れた商品作りを意識しました。特にぬいぐるみは、それに対して愛情を持って接することが多いですよね。
そういった方々の感情に寄り添ったり、購入シーンを考えたりもしましたね。みんなが欲しいと思える、可愛い商品を開発するために 担当メンバーを中心に、みんなで日々研究しました。」
 
曽根「ぬい撮りをされる方が多いことを踏まえて、写真に撮った時に可愛いカラーは何色だろう?推しのぬいに着せたいお洋服ってなんだろう?どんなポーチだったら推し活に役立つだろう?と考えました。
ポーチからぬいぐるみの顔が覗くだけじゃなくて、窓にトレーディングカードやチェキも入れられたら、より広い推し活層に届くんじゃないかとか...。」
 
星野「特にぬい服の"ふわふわ感"を出すための生地や素材は何度も検討しましたね。紐やリボンの素材も、高級感があるサテンにしたり。ゴールドのラインもこだわりました。
ぬい服に関して言うと、特に最重視したのは"サイズ感"です。
ぬいってサイズが色々とあるんですけど、その中でも需要のある市場サイズをOshicocoさんと相談しながら、なるべく幅広いぬいに被せたり着せることができるサイズを作りました。」
 
曽根「頭のサイズも小さい子から大きい子まで対応するために、ヘッドアクセの紐を長めにして、サイズ調整ができるようにしましたね。」


うさみみ王子さまぬい服
双子ぬいポシェット(さくらんぼ)

解説ポイント②ジャンル別ぬいの特徴

ここで、インタビュー内に出てきた重要ポイント、ジャンルごとのぬいサイズや特徴を簡単に紹介していきます。
 
2次元(漫画・アニメ・ゲーム系)VTuber・歌い手系
公式グッズとして発売されており、5㎝~16㎝サイズが多く展開されています。
ぬいのブランド例として「おまんじゅうにぎにぎマスコット」「むにゅぐるみ」「ともぬい」などが挙げられ、様々なブランドが存在しています。
 
KPOP
公式グッズとして発売されるぬいは、メンバーを動物化させたデザインやオリジナルキャラクター等の「推し概念」ぬいが多く見られる傾向があります。もちろんメンバーをぬい化したリアルなグッズも存在しています。サイズは10㎝~20㎝と幅広く展開されています。
最近では、推し活層を中心に「モール人形」が大流行中で、推しに見立てた動物や、推しが作っていたモール人形に寄せたものをカバンに付けて持ち歩いています。
 
SMILE UP(旧ジャニーズ)
公式グッズとして販売されており、グループごとにサイズの違いが見られます。また、グループによって「ちびぬい」「すのチル」等ぬいの呼ばれ方も異なります。
 
ファンシーキャラクター
サンリオやちいかわ、ディズニーキャラクターといった、王道ぬいぐるみでぬい活を行う方も存在します。最近ではカバンにつけ、外出先へ持ち歩く方を街中で見るようになっています。

 
さらに詳しい!推し活グッズについての記事はこちら!

https://note.com/oshikatsusoken/n/nd62f4fd36bb7

ーこだわりがつまったぬい活グッズ達ですね...!ちなみにぬいらぼ×Oshicocoだけのこだわりポイントはありますか?
 
星野「"使い方が1通りではない商品"という部分ですかね。
ぬい服のヘッドドレス部分は、ペンライトに結んでも可愛いんです。あと、双子ぬいポシェットは2つセットでさくらんぼとして持ち歩くこともできるんですけど、1個ずつカニカンがついているので、バラバラにしてカバンに付けたり、持ち歩いたりすることができるんです。
お客様には、様々な使い方をしていただきたいですし、それをSNS等で見ることができるのが楽しみです!」

曽根「あとは、ぬいらぼさんは商品のクオリティーが高いですよね。縫い目も綺麗なんです!」
 
星野「そうなんです。正直こういった商品って使い捨てされることも多いじゃないですか。一般市場でも100円ショップのグッズで活用されていることが多いかなと。でもぬいらぼの商品は長く使い続けられる、良い物を届けたいという想いがあります。

パッケージにもこだわっていて。お客様が手に取った時に、商品の使用イメージが想像できるように着用画像や使用イメージを掲載しています。例えば、マルチポーチの商品は、窓部分を活用いただくために、使用方法例の台紙を入れるなどの工夫をしています。」
 
曽根「お客様が欲しくなるためには、自分ごと化できるのが大事なので。着用画像は必須ですよね...!
ちなみに私は、双子ぬいポシェットのさくらんぼが結構お気に入りで、Oshicoco×ぬいらぼだからこそ出てきた商品だと思います!」

星野「"ニコイチ"で可愛い!っていう発想自体はあったとしても、推し同士をニコイチにしちゃおう!というのはメーカーには無い発想だったので。Oshicocoさんから推し同士の組み合わせを楽しむ推し活層の文化を聞いて、それに合う何か可愛いものを考えた時にさくらんぼが丁度よかっただったんですよね。」

曽根「本当に可愛いです...!早くお客様が使っている姿を見たいですね。」

今後のぬいらぼの展開は?

星野「最初にも話した"オフィシャルなブランドパートナー"になって、IP権利元様とのコラボぬい活グッズを作ることが目標です。

さらに弊社では、代理店としての流通様向け商品やIPのOEM企画商品化だけではなく、イベント事業・コラボカフェ事業など、様々な自社事業も行っているので、各事業に合わせた展開をしていきたいです。

そして、ぬいらぼは"ぬい活を楽しんでもらうブランド"としてコンセプトを発信していき、広がっていったらいいなと思っています。そのために推し活層が愛情の持てる商品を届けていきたいです。」

ドン・キホーテ秋葉原店で販売開始!

今回ご紹介した3商品がいよいよ販売開始!
ドン・キホーテ秋葉原店にて開催中の『OshicocoPOPUP』にて購入可能です。
イベント期間は7/2~7/31まで。
ぬい活・推し活の盛り上がりをぜひ見に来てください。

最後に

今回は『ぬい活&推し活サポートグッズ』ブランド「ぬいらぼ」を取材し、インタビューしました!拡大し続ける「ぬい市場」の様子を垣間見ることができたのではないでしょうか?

ぬいぐるみといえばファンシーキャラ商品が当たり前だった世の中から、2次元キャラクターやアイドル、アーティストへ拡大していき、さらにはVTuberのグッズにも見られるようになっています。

そして、今回紹介した「ぬいらぼ」のように、お洋服ブランドやぬい洗濯サービス、ぬいとの旅行プラン等、ぬい市場で”ぬいの周辺グッズ・サービス"を展開する企業が続々と登場しています。

このまま市場が拡大していくことで、子育てやペットの代わりとなる可能性もあり、これらのリプレイスとして『ぬい活』が活発になる未来が来るかもしれません。

推し活総研では、推し活市場で新たなサービスや取り組みを行う企業様を紹介していく活動も進めていきますので、取材・インタビューをご希望の法人の方はお気軽にお問い合わせください。

お問い合わせ先:sara.sone@oshikatsusoken.com


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