入社1年目で習得したい5つのこと
自称、日本のメンターこと、ゆに先輩です。
春は始まりの季節ですね。
いくつになっても春になると気持ちを新たに頑張ろう!と自然と背筋が伸びます。
ゆに先輩もウン年前に新入社員として、とある会社に入りました。
期待に胸を膨らませ、不安と緊張の毎日だったことを思い出します。
上司はどんな人なのかな?
仕事ができなくて怒られたらどうしよう?
意地悪な人がいたらどうしよう?
なーんて、まだ可愛いガールだった私は不安になったものです。
紆余曲折を経て、今は違う会社で働いておりますが、最初にあの会社に入ったからこそ今の自分があるな~と思うことも多いです。
当時の上司や先輩には感謝の気持ちしかないですね。
今では「どんな仕事でも持ってこいやオラ!」といわんばかりの図太いレディになりましたが(笑)
ということで、入社直後のやる気と希望に満ちた新入社員に向けて、今のうちに習得しておくと良いことを5つお伝えします。
この記事は、
社会人になったけど、やっていけるかな?
自分にはなんの特技もないけど、大丈夫かな?
少しでも会社/部署/先輩の役に立ちたい!
という可愛い新人ちゃん向けに書いています。
はじめに:クビにならないために最も重要なこと
仕事を覚えたい!ビジネススキルを習得したい!
その心意気は大変素晴らしいです。
が、一番大事なことは実はもっと身近にあります。
それはルールを守ることです。
会社員の私たちが守るべきルールは大きく3つあります。
①就業規則:労働条件や賃金についてのルール
②社内規定:業務に関するルールや手順
③社会規範:法律や条例で定められている規則
特に③社会規範は最も重要です。
会社に多くの利益をもたらす素晴らしい社員であっても、「飲酒運転」で1発レッドカードです。
セクハラ、パワハラでも、人事にちゃんと認定されればイエローカードくらいにはなると思います。
「そんな人、うちの会社にはおらんやろ~」
と思った、そこのあなた!
人事が配信している通達を過去何年分か遡って読んでみて下さい。
大企業であれば数年に1人くらいは、ルール違反で懲罰を受けている人がいるもんです。
ルールを守るためにはルールを知ることから始まります。
就業規則と社内規定は項目だけでも一度目を通し、いつでも確認できるようにしておきましょう。
社会規範については… 言わなくてもわかりますよね?
ルールは「守っていても加点はされないけれど、守らないと大きく信頼を損なうもの」です。
逆に言うと、ルールを守っている人を会社は解雇することができません。
ルールさえ守っていれば、ひとまず安泰なのです。
入社1年目で習得したい5つのこと
ここから本題に入りますが、最初に言っておきます。
「1年目の新人にすぐに活躍してもらおう!」なんて全く思っていません。
少なくともゆに先輩は思ってないです。
入ってすぐの若い子に大活躍されてしまったら、何年も働いている身としては立つ瀬がないです(笑)
1年目で華々しい活躍はできないかもですが、先輩たちを支える重要なチームの一員になることはできます。
そんな縁の下の力持ち(見習い)になるために、必要な5つのことをご紹介します。
1つめ:議事録を書く習慣をつける
仕事において「記録に残す」ことは非常に重要です。
仕事の8割を占めていると言っても過言ではないです。
技術者であれば仕様書や図面が記録ですし、営業であれば販売数や顧客とのやり取りが記録です。
記録=仕事(成果)と言っても過言ではないです。
記録の中で、新人に手が出しやすいのが議事録です。
議事録とは、打合せや会議で議論した内容や結果をまとめた資料のことです。
新人でも打合せに参加する機会はあると思います。
ただ聞いて終わり、ではあまりにももったいないです。
聞き役にならざるを得ない新人にできることは?
そう、「議事録を書くこと」です。
基本的に人は話しながら書くことができません。
白熱した議論をしている当事者はメモをとれないのです。
「どうせ聞いてるだけだし、退屈凌ぎに文字起こしでもするか~!」
くらいのノリで議事録を書いてみてください。
議事録が要らない会議はないです。
記録に残らない打合せはやってないのと同じだと、ゆに先輩は思っています。
議事録を書くためには集中して話を聞かないといけません。
最初のうちはわからない用語がたくさん出てくるかもしれませんが、挫けずに続けてください。
議事録を繰り返し書いていくうちに、話し合いのストーリーが見えるようになります。
何について話していて、
どこが争点で、誰と誰の意見が違うのか、
どのように擦り合わせていくのか?
会議を俯瞰的に見てみると、とても面白いです。
説明が上手い人や、的確な意見を述べる人もわかるようになるでしょう。
真似できるところは積極的に真似していきたいですね。
議事録作成後は必ず先輩や上司に了承をもらってから、参加者へ配信してください。
内容に間違いがあったり、要旨がズレている議事録は送っても意味がありません。
新人のうちは毎回チェックしてもらったほうがいいです。
また、会社や業務内容によっては、議事録のフォーマットが決まっている可能性がありますので、事前に確認してみてください。
フォーマットがない場合は、メール本文やメモ帳でも充分と思います。
2つめ:わからないことはすぐに質問する勇気を持つ
タイトル↑を読んで、「そんな基本的なことかよ~」と思ったそこのあなた。基礎を侮るなかれ。
それでは尋ねますが、
今日まで職場で聞いたすべての用語の意味を答えられますか?
(メモ帳を見ながらでも答えられればOKです)
YES!と即答できなかった人は、なぜその場で質問しなかったのでしょうか?
会議が白熱していたから?
先輩が忙しそうだったから?
誰に聞けば良いかわからなかったから?
自分の仕事には関係なさそうだったから?
その気持ち、とーーーってもよくわかります。
ですが、わからないことを放置し続けると、よくわからないまま仕事をする人になってしまいます。
そしていつか、わからないことが普通になってしまうでしょう。
同僚や上司が何を話しているのか全くわからなくても、何とも思わなくなってしまうのです。
そうなると、視野が狭い仕事しかできません。
社内用語やビジネス用語の知識を増やしていくことで、会社で聞こえてくる会話の解像度が上がります。
そして、点と点はいつか必ず繋がります。
自分が頼まれたコピーはこのためだったのか!
自分が予約した会議室はこれに使われたのか!
と、キュピーン!とわかるときが訪れます。
誰でもNewtypeになれるのです。
会社のことで知っておいて損になることは、ひとつもないです。
一般用語ならすぐに検索しましょう。
社内用語ならその場で質問しましょう。
どうしてもその場で聞ける人がいなければ、メモしておいて後でまとめて確認しましょう。
質問したら必ず答えてくれる優しい人を見つけることも重要です。
(ゆに先輩は質問してくれる新人ちゃんが大好きです!!!)
わからないことを質問できるかできないかが、この先の社会人人生の大きな分かれ目だと思います。
3つめ:ベンチマークとなる先輩を見つける
ベンチマークはビジネス用語です。
自社にない強みを持っていて、将来的に追いつき/追い越したい競合他社のことを指します。
人を”ベンチマーク”と言うのは本来の使い方ではないですが、ゆに先輩は「将来こうなりたい!」と思う人をベンチマークと(勝手に)呼んでいます。
この人みたいになりたい!と思える先輩や上司が身近にいますか?
1年目でそんな人に出会えたら、かなりラッキーです。
ゆに先輩は、「理想の人が身近にいるかどうか」は新人のモチベーションに大きく関わると思っています。
5年後、10年後の成長した自分を想像できますし、この会社で働き続ければ自分もこんな風になれる!と思えることは今の仕事を続けていく動機になります。
会社には色々な人がいます。
スーパーエース社員ももちろんいますが、全員エースではスポーツが成り立たないように、色々な役割の人が必要です。
仕事は頼りないけど、雑談が面白い人
突拍子もないアイデアを出して周囲を驚かす人
ドジだけど特定分野の専門知識がすごい人
周囲に気を配り、いつも声をかけてくれる人
仕事はすごくできるけど、気性が荒い人
従業員の情報に詳しいベテランの
おばちゃお姉さん
どの人も会社という集団を動かしていく上で必要不可欠な人です。
こんな風になりたい!と思える人を見つけること。
そのためには会社の人をよく観察して、自分と比較してみてください。
見つけることができたら、その人と自分の差が何なのか、その差を埋めるために何が必要なのか、考えてみてください。
もし、社内にベンチマークを見つけられない場合は、「この先、自分がこの会社で働いて成長するイメージ」を持つことが難しいかもしれません。
一番手軽にできる新人教育は、先輩や上司がカッコいい姿を見せることだと、ゆに先輩は思っています。
4つめ:誰でもできる業務を全力でやる
「やっと仕事を頼まれたと思ったら、誰でもできる仕事だった…」
というのは新人あるあるかなと思います。
残念ながら新入社員にできる仕事は、社内の誰でもできることです。
でも、誰にでもできる仕事を全力でやることで、あなたにしかできない仕事に変えることができます。
”誰でもできること”であっても、”完璧にできる人”は意外と少ないものです。
例えば、「コピーをとる」という仕事。
指示されたデータを紙に印刷して持ってくる。
確かにそれだけなら誰でもできそうですね。
たかがコピー、されどコピーです。
「コピーしてきて」という依頼でも、確認すべきことはこんなにあります。
印刷のサイズは?向きは?
両面?片面?
カラー?モノクロ?
100%?縮小?
何部必要?
2枚以上の場合は綴じる?
右綴じ?左綴じ?
印刷用紙がなくなったらどうする?
コピー機にエラーが出たらどうする?
そもそもコピー機ってどこにあるの?どうやって使うの?
あらゆるパターンに対処できる。
それが「完璧にできる」です。
最初から完璧にできる必要は全くありません。
一度覚えた作業はメモをとるなどして、いつでもできる状態にしておく。
新しく覚えた作業があれば追加して、対処できるパターンを増やしていく。もし対処できないことが発生した場合には、責任をもって解決までこぎつける。
これを心掛けるだけでどんどん完璧に近づいていきます。
「あなたに頼んだ方がいい仕事をしてくれる」と思わせたら勝ちです。
誰でもできる仕事を頼まれたら、どんどんあなたにしかできない仕事に変えていきましょう!
5つめ:自分にベストなストレス発散法を見つける
仕事が大好きなゆに先輩でも、ストレスは溜まります。
特に新入社員の頃は、今よりももっとストレスを感じていました。
新人のうちは、発言の機会も少なく、聞き役になることばかりだと思います。
何の決定権も与えられず、従順な新人として四六時中愛想笑いをしていないといけない…。
相当なストレスだと思います。
おそらく、会社で最も強いストレスを受けているのが新人です。
そんな新人が第一に習得すべきことは、今の生活サイクルで体力とメンタルを維持する術です。
仕事と休みのオン・オフの切り替えは大切です。
疲れやストレスを取るためにも、休日は全力で楽しみましょう!
法律と社会規範を守ってさえいれば、発散方法はなんでもかまいません。
サウナ、キャンプ、ランニング、筋トレ、映画、読書、寝まくる、ベッドでダラダラする、なーんでもOKです。
ゆに先輩のストレス発散法は今も昔も1人カラオケです。
好きな曲を好きな順で好きなだけ歌うので、帰りの会計時にはガラガラ声になってます。
平日ほとんど声帯を使わないので、休日で使い倒してました(笑)
休日を楽しんだ後は、「会社での失敗や嫌なことを気にしないこと」です。
学校と違って、社会人はみんな大人です。
新人の失敗をいつまでも覚えてませんし、そんなことで嫌いになったり、馬鹿にしたりしません。
…それでもごく稀に、嫌なやつがいるんですよねぇ。
「会社にいる人は全員まともな人だ」という考えは早々に捨ててください。
世間一般よりちょっと割合が低いだけで、嫌なやつは存在します。
そんなときのイチオシの発散方法は、会社の同期との愚痴大会です(笑)
新卒入社のいいところは同期という仲間がいることですね。
転職時は入社時期がバラバラなので、同期と呼べるような仲間はいないのが普通です。
不必要に群れることはないですが、同期はぜひとも大切にしてください。
最後に
楽しい仕事を見つけるより、今の仕事を楽しんだほうが手っ取り早い!と、ゆに先輩は考えています。
でも、給与も業務も会社の人も好きになれないのであれば、とっとと転職しましょう。
今の時代、転職もよくあることです。
(ゆに先輩も転職経験者です)
仕事は週5日、1日8時間です。
1ヶ月に160時間、1年で1920時間です。
人生で最も長い時間を費やすのが”仕事”です。
お金は後からたくさん稼ぐことも可能ですが、失った時間は二度と戻ってきません。
お金は無限、時間は有限です。
嫌な会社で働き続ける必要はありません。
理不尽なストレスに黙って耐える必要もありません。
いい会社に転職して笑顔で「辞めま~す」って言ってやりましょう(笑)
そのために会社を利用するのです。
仕事で成果を残せば、面接でアピールできます。
業務に関わる資格を取れば、履歴書も華やかになりますし、賃金UPも夢じゃないです。
長く勤めたいと思っている人も、今すぐ辞めたいと思っている人も、自分のために仕事をしてほしいとゆに先輩は思います。
決して会社のためではなく、自分のメリットや楽しみのために働きましょう。
楽しみは仕事である必要はありませんが、仕事にハマるとゲームのように面白いですよ!
新人ちゃんたち、労働の世界へようこそ♡
今月の記事はこちらからどうぞ!
いつもありがとうございます。仕事で役に立ったよ!ということがあれば、ぜひ教えてください♡