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千歳のイラストレーター〜しゃおりさん

PERSON-34


しゃおりイラスト制作所
@shaoillust
しゃおり
2017年、公務員を退職し、イラストレーターとして起業。

どんな方に向けてどんな風にサービスをしていますか?

主にイラストを使ったデザインの制作をしています。個人事業主の方や中小企業のイラストを使ったデザインとしてパンフレットなどの制作、起業家さんのプロフィール作成や、ホームページ制作をしています。

起業のきっかけになった、第一子出産後の出来事

物心ついた頃から漫画家になりたくて、いつも漫画を描いていました。そこからデザインの学校に行ったのですが、周りの人が上手すぎて心が一度折れてしまい、就職をしたんです。新卒で家具屋さんに就職して、その後公務員になりました。江別市役所で6年間働いていたんですが、諦められないというか、いつかイラストをやりたいなという気持ちはずっとありました。

なかなか踏ん切りがつかずにいた中、第一子の産休中にずっと熱が下がらなくなってしまった時期があったんです。週に1回くらいのペースで40度ぐらいの高熱を出していました。そんな状況を繰り返してるうちに、そろそろ仕事辞めてもいいかも知れない、と思い始めて動き始めたというのが最初のきっかけでした。

起業を考えてまず始めたことは?

第一子産休中に起業を志したのですが、それまでイラストレーターになりたいと思っていても、あまりイメージが湧かなかったんですね。 具体的にどう動いていいかわからなかったんです。最初は沢山調べました。インターネットを検索したり、本を読んだり、自分より先に起業していた人たちに「お話を聞かせてもらえませんか」とメッセージを送ったこともありました。9年前のことです。あとは街で開催している創業セミナーにも行きました。

産休後、1年勤めて退職したのですが、ちょうど退職の2、3か月前にオンラインで起業塾が開催されていたんです。そこに一か月通い、名刺やホームページ、メニュー表などを作りました。2か月くらいで起業準備をしましたね。この起業塾が、全国1000人ぐらい塾生がいるようなところだったので、facebookで繋がってオンラインで仕事をしつつ、地元だった江別市の仕事も半々でする、というような感じで始めました。

起業後の失敗や苦労

起業してすぐのことですが、ずっと好きで描いていた絵が仕事になって「ちゃんとしなきゃ」という気持ちが強くなりました。 綺麗に書いてあげなきゃ、とか、デザインをもっとちゃんとしなきゃ、とか。なんだか作るのも描くのも苦しくなってしまったことが起業初期にあったんです。お客様には「もっとさらっと書いていいんだよ」って言われることもありました。でも緊張して、すごく頑張って描いてしまって、料金以上の仕事をして疲れるということも多かったです。そこから8年間描いているうちに、徐々に良い意味で力の抜き方を覚えていったんです。お客様と話していくうちに、私に綺麗な絵を求めてる人があんまりいないっていうことに気が付いて。笑 気合を入れていつもと違う絵を描く、ではなく「いつもの絵日記みたいな絵描いてよ」というようなことを言われて、この緩い絵を求められてるんだって納得ができたんですよね。自分の絵の売りがわかってきましたね。

お仕事への思いとこだわり

イラストレーターって、リーフレットを作る、といったように仕事の中の一部を担う、というのが多いんです。でも会社と関わる時に、それを使って売り上げを上げてあげなきゃいけない。今までそこは苦手だなと思っていたのですが、知らないと作れないと思っていて、必死に勉強しています。
あとは今、1人ではなくて2、3人のチームで仕事することが増えてきています。一緒にホームページを作ってくれる人が1人いて、その人とベースの仕事をしつつ、仕事によって「じゃあSNSが得意そうなあの人呼んでこよう」とか「デザイン得意なあの人呼んでこよう」みたいな感じで、 その都度来れそうな人に来てもらって仕事をしています。みんなで勉強をして、チームでホームページを作ったり、snsを手伝ったり、お客さんの結果を出すための勉強をし続けています

お客様からいただいた嬉しい声

プロフィールをイラストで描くというお仕事をしているのですが、伝わり方が全然違う、と喜んでいただくことが多いですね。自分の仕事がすごく広がるようになる、と言われます。お客様には、口下手な飲食店の店主さんや、職人さん、建設関係の職人さんが多いんです。そこから紹介で繋がることも多いですね。

今後チャレンジしてみたいこと

数年前から、自宅でお絵描き教室を始めたんです。毎年夏休みと冬休みだけやってるんですが、今後それを託児事業みたいな感じにしたいなぁと思っています

例えばお絵描きを教えてくれる託児のブースみたいなのがあると、幼稚園児のお子さんを預けて、親御さんがゆっくりできたりすると思います。ただの託児じゃなくて、お絵描きをして作品も作れるから、親御さんの罪悪感も減らせるんじゃないかと。お子さんを預けている間、子供はすごく楽しくて、お母さんも数時間リフレッシュできて。習い事と託児の中間みたいな感じのことをしたいですね。

自分自身が、親に頼れない中で育児をしてたというのも、理由としては大きいですね。ただ実現していくとしても、個人宅で1人でするのも限界があるので、仲間や場所を見つけたりして、やっていけたらいいなと色々考え中です。

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小さいころからの「好き」を仕事にされ、前進し続けているしゃおりさん。仕事に真摯に向き合い学び続けている姿に勇気をもらいました。ありがとうございました!

事業者情報
しゃおり
@shaoillust
▶︎ホームページ https://shaoillust.com/



じもじょき.netちとせ
千歳市と千歳市オリジナルキャリア支援団体おしごと部ちとせとの協働事業です。

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