【CCNA】Cisco資格と現場のギャップ3選!
資格取っただけでは現場で通用しない!には例外があるというお話をしました。
ネットワークエンジニアなら、シスコの1番簡単な資格CCNAでも即日底辺では働けると。
でも、認識しておいた方が良い現場とのギャップがありますんで3つご紹介しておきます。シスコのインストラクターしてる人でも知らない事が多いので釘刺しときます😁
①ネットワークの繋ぎ換えはネットワークエンジニアだけではできない。
当たり前です。お客様のネットワーク繋ぎ変えて綺麗になったけどサーバー死にましたとか、やらかすと即日解雇レベルです。人間で言うと血管綺麗にしたら臓器死にましたとかいうレベルです。じゃあどうするのか。徹底的な根回しです。停電のお知らせ並みに周知しましょう。
中には協力してくれないサーバ屋さんもいる事でしょう。そういう奴には2択です。①周囲から圧力かけて、○〇〇さんのせいで出来ませんって淡々とお客様に協力を求めるか、②ここだけネットワークそのままにしてNAT(いわば引越し転送、そこだけパフォーマンス出ません)で繋いじゃいましょうって脅すかです。
どっちにしろめっちゃ嫌われます。この土管屋が!って怒られるので、すみませんねぇ、土管屋の分際で今回のIT予算の7割も戴きまして…とかって下手に出て謝っときましょう。古今東西、サーバ屋さんとネットワーク屋さん、SEとNEは犬猿の仲なのです。
ちなみに新入社員時代、某銀行のネットワークでうっかりミスをやってATMを5分止めた同僚は事故の翌日、東京から長野に転勤になりました。ネットワークは社会インフラである事を認識して取り扱いましょう。
②ネットワークには予算がある
予算いくらでもかけられるなら神々しいネットワークが作れます。例えばNTT docomoさんなんかは常時冗長で、どこか壊れても自動修復するネットワークなのですが、心臓部分はさらにコールドラックと言って、電源を入れてない同じ構成のネットワークがワンセット用意されている徹底ぶりでした。
これに対してどことは言いませんが、ある格安キャリアは冗長のないシングル構成。ソフトウェアのアップデートとかどうするんですかって聞くと、なるべく早く再起動してる…ってお答え。その後、その会社は他社に吸収されました。
これらは極論ですが、自分のお客様でも余裕を持った構成にしたら、多分各社がそうしたからか、予算超過でお客様の責任者が更迭されてしまった事がありました。
しかし、他社では予算を厳粛に守った結果、連休前のアクセス集中でネットワークが止まり、営業不能に陥り、監督省庁から行政処分を受けて社長が交代しました。時として無理なものは無理と突っぱねる事が優しさになることもあります。
板挟みになってどちらがお客様に寄り添えてるかか考えるのはネットワークみたいにシンプルにいかないので難しいです。
どうしてたのかというと、全部シスコにしたいってお客様に、営業からブーイングされても他メーカーの継続使用を勧める事すらありました。心臓部とユーザーアクセスはシスコで、セキュリティは今の他社でってソリューションもありだと思っています。無理くり自分達の数字取ると信頼を失います。これをするには他メーカーの研究もしとかなきゃダメなんです。同じ機能は他メーカーにもありますか?って聞かれたら調べられるようにはしときましょう。
以下続く予定🚧🚧
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