【浮世絵風景画】 広重・清親・巴水 三世代の眼
みなさん、お久しぶりです!!
しげです♫
今回、ご紹介するのはこちら!!
【浮世絵風景画】
広重・清親・巴水 三世代の眼
(町田市立国際版画美術館 公式HPより)
みなさんは「浮世絵」と聞くと、
『江戸時代の作品』を思い浮かべませんか?
例えば、こちら!!
歌川広重「東海道五拾三次之内 日本橋 朝之景」
天保 4-5 年(1833-34)頃、町田市立国際版画美術館蔵【前期】
(町田市立国際版画美術館 公式HPより)
歌川広重の代表作品の一つ。
広重は、今回の主役の1人🚹
こんな風に『浮世絵 = 江戸時代』
この印象をお持ちの方、多くいらっしゃいませんか?
実際は、浮世絵は現代まで続いている作品なんです!!
これが今回の展覧会のテーマである、
『時代ごとの東京(江戸)を、
浮世絵ではどのように描かれているのか?』 です!!
この部分に、スポットライトが当てられています✨
今回は、展覧会の魅力をお伝えしつつ、
私が気になったポイントについてお話しします!!
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◆展覧会のテーマ 『江戸から東京へ』
広重・清親・巴水の3人の描いた風景。
広重は、「江戸時代」
清親は、「明治時代」
巴水は、「大正・昭和時代」
時代とともに移りゆく、東京(江戸)の姿。
それぞれが描く浮世絵は全く違います。
3人の作品を比較しながら、
時代の移り変わりも体感できる!!
なんて、最高の展覧会でしょうか👏🏻✨
そんな中、私が気になったポイント。
それがこちら!!
【 さすが、広重👏🏻✨
見れば見るほどハマる魅力が満載!!】
です!!笑
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アートにおいて、日本は基本的に「中国の影響」を受けている作風がほとんど。
でも、『浮世絵』は違います。
『浮世絵』は唯一、日本オリジナルのジャンルです。
そんな『浮世絵』の中でも有名な1人が、歌川広重。
展覧会の中で私が気になったのはポイントは、
ズバリ『色』の使い方です。
例えば、こちらの作品。
(東京富士美術館 公式HPより)
広重の『東海道五拾三次之内 御油 旅人留女』
広重の作品でも、有名な作品ですね!!
展覧会でも、展示されていました✨
ここで、私が1番気になったところ。
それは、サンドイッチになった色使いです。
『青 → 白 → 黒 → 青 → 白 → 黒』
○地面 →→→『青』
○道の途中 →→ 『白』
○奥の道 →→→ 『黒』
○空の色 →→→ 『青』『白』『黒』
3段階に分かれて変化しています。
そして、アクセントの『赤』
私は、女性の着物の帯などに目が留まりました。
改めて「この色の使い方、本当に素晴らしい!」と感動しました🥲✨
ただ描くのではなく、ちゃんと全体のバランスや配置に細かく気を配っている。
「広重の浮世絵に対する姿勢」が見えた気がします。
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『人に何かを届けるものは、細部までこだわりを見せるべき』
これは最近、私が学んだことです。
SNSで情報発信を始めて、日々、痛感していること。
それが、『こだわる』ということです。
だからでしょうか。
今回の展覧会では『色・構図・意味合い』が、いつもよりも気になってしまいました笑
見れば見るほど、
こだわりが見え隠れする広重の浮世絵。
『きっと、まだまだ面白い点がたくさんあるはず!!』
そんなふうに思いを馳せながら、
「何度でも彼の作品に会いに行きたい」と思いました。
ぜひみなさんも、浮世絵を見る際の自分のイチ押しポイントを作ってみると面白いかもしれません♪
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ちなみに、個人的には今回の展覧会。
清親の作品を初めて見ましたが、素敵でした✨
清親については、また別の機会に♪
それでは、また!!
この展覧会で、私が一番気になったこと。
それが、、、、、
『巴水は、なぜ広重と清親の反対を描いたのか?』
ということです。
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