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異色編成8重奏団『パラフロ』を結成して1stCDが世界配信された話

私は作曲家、ギタリスト、アニメーション作家として活動している大柴拓(おおしば たく)と申します。

今回は私の主要活動のひとつでもある主宰バンド『Ensemble para furores(アンサンブル・パラ・フローレス / 通称:パラフロ)』をご紹介します。


聴けます!(YouTube・配信)

公式 Youtube チャンネル、または Apple Music, Spotify 等の配信サブスクでパラフロの演奏を聴くことができます。


パラフロとは?

名前が長いので

Ensemble para furores (アンサンブル・パラフローレス)→ 略してパラフロといいます。もはやフルネームは覚えなくて構いません。「パラフロ」の4文字だけぜひ覚えて帰ってください!

パラフロは、2018年に結成しました。
私の主宰としては最大の8人組大所帯バンド。なぜか当時「大編成バンドには長い名前をつけたい!」という思いがあり意気揚々とこのバンド名に決めたのでした。が……時代はSNS!
そう特に X(Twitter)では文字数制限があり、長いバンド名+メンバー8人の名前だけで字数がギリギリでろくにコンサートの告知も出来たもんじゃない!「なんて非現代的なバンド名にしてしまったのだろう」と後から思ったり。思わなかったり。


異色の楽器編成

パラフロは8人組のアンサンブルです。
メンバーと楽器編成は以下の通りで、バンドネオンや歌、弦楽が混在した異色の組み合わせです。

これは人選時の「必要な楽器を前提に奏者を探すのではなく、楽器を問わず一緒に演奏したい人で構成する」という私のポリシーによるものです。結果、どこにも前例がない(=参考資料がない)楽器編成になり、作曲する自分自身の首を締めまくることになるのですが……

メンバーや楽器編成への想いはここでは書ききれないくらいあるので、また別記事にしたいと思います!(書いたらここに URL 貼ります)

大柴 拓(作曲 / ギター)
北村 聡(バンドネオン)
羽鳥 美紗紀(フルート)
加藤 早紀(ソプラノ歌手)
磯部 舞子(ヴァイオリン)
島津 由美(チェロ)
西嶋 徹(コントラバス)
渡辺 庸介(パーカッション)

(左から)西嶋徹、加藤早紀、羽鳥美紗紀、北村聡、大柴拓、磯辺舞子、渡辺庸介、島津由美


全曲オリジナル作品

クラシックみたいにフルスコアがある

オリジナル作品を演奏する大所帯のアンサンブルはいくつもありますが、音楽の傾向や制作のしかたによってどのくらい細かく楽譜に指示がさているのか(または楽譜自体が存在しなかったり)バンドそれぞれだと見ていて感じます。
我々パラフロはというと……クラシックのオーケストラ並にしっかりとアレンジされたスコアが存在します!

じゃあ毎回譜面通りに演奏しているバンドなの?
と訊かれるとそういう訳でもなく「ここからここまではアドリブね」とか「譜面にはそう書いてあるけど、その通りには弾かなくていいから(理不尽)」というように、長い時間をかけて書き上げたスコアをリハーサルで自らどんどん崩していく、というスタイルでやっています。なので譜面は同じですが、演奏は毎回違うものになっていきます。

大柴拓作曲『冬の詩』のスコア(因みにパーカッションパート譜は無い)


変なタイトルの曲が多い?

曲はすべて私・大柴拓のオリジナル作品です。
大体自分の身に起きたことをそのまま曲にするので、タイトルも……こう、何というか……日常に根ざしているとでも言うのでしょうか? 以下に例を示します。

『花粉襲来』 ~ 私が花粉症にデビューしたときの衝撃・苦しみを描いた歌曲(しかも途中で語りが入る)。

『コバエの涙』 ~ 我が家にコバエが大量発生したときの怒りを元に一晩で殴り書きした作品。

音楽はどれも至って真面目なんですが、作曲のヒントはこういった辺りから得ることが多いです。なのでとっても楽しいバンドだと思いますよ!(?)


音楽以外のアートと共演したがる

思えば2018年の結成公演からすでに普通のコンサートをするつもりがありませんでした。
結成公演では前半はコンサート。後半は杉田鮎味さんの新作脚本に私が全て作曲をし、芝居と生演奏による音楽劇『再生』を制作・初演。てんこ盛りな内容でした。

さらにコロナ直前の2020年2月には私自ら脚本・演出・作曲・映像を担当し、朗読・芝居・ダンス・生演奏・アニメーションなど混ぜこぜにした音楽劇『ゆめくい』を計3日間に渡って公演。150人近くを動員しました。


1st CD『楽園』リリース

そんなこんなで、2022年の7月にレコーディングをし、同年秋、ついに パラフロの 1stCD『楽園』をリリースしました!

CD『楽園』のジャケット。私が描きました。
レコーディングの様子。録音エンジニアは檜谷瞬六さん、めっちゃ良い音にして頂きました。


パラフロ限定グッズの制作

CD制作と合わせて、パラフロのグッズ制作もしました。
・Tシャツ
・楽譜
・サコッシュ(小さいカバン)
・ライナーノート(詳細の曲目解説)

これらは現在パラフロのコンサート会場で在庫の限り販売中です。楽譜だけ、私のオンラインショップでも取り扱っています。

パラフログッズ(サコッシュとTシャツ)


クラウンドファンディングの成功

1stCD制作を機に、より高品質のCD制作・また今後の活動継続のために初めてクラウドファンディングを行いました。結果は、なんと初日で目標金額に達成!ということで応援してくださる皆様に本当に感謝のイベントとなりました。


CD発売記念で初の関西公演

CD発売記念コンサートは、東京の杉並公会堂と、神戸酒心館ホールの2箇所で行いました。パラフロ初のホール公演であり、大所帯ゆえに東京を出れずにいたこのバンド初の関西公演となりました。CDも沢山お買い求めいただき感謝です。

杉並公会堂での公演の様子。かっこいい照明は早川誠司さん。


💿 CDご注文はこちら

そんな 1stCD『楽園』は、上記と同じ私のオンラインショップにてご注文いただけます。
「いや、配信で聴きたいわ」という方は次の項をご覧ください。


世界配信がスタート🎉

2022年秋はCDのみの発売だったのですが、2023年8月、半年以上を経てついに『楽園』の配信がリリースとなりました!
冒頭にも書いた通り Apple Music, Spotify などの配信サブスクで国を問わず、全曲を聴くことができます。


楽譜(PDF / 印刷)の販売もスタート

同時に、『楽園』収録作品から4曲
・花の成長
・盆
・春宵感懐
・花粉襲来
の楽譜(PDF版 / 印刷版)販売もスタートしました!こちらも同じく私のオンラインショップにて取り扱っています。

楽譜(印刷版)はお洒落な冊子に仕上がりました。


おわりに

長い記事になってしまいましたが、もしパラフロに少しでも興味を持っていただけたら嬉しいです。もちろん、ここに至るまでの苦労も沢山ありましたが……全て書くと10倍くらいの規模の記事になってしまうのでまるっと割愛しました。

次回コンサート(2023年秋)のお知らせ

さてこのパラフロのコンサートがあります。
執筆時(2023年7月)の次回公演は

▼ Ensemble para furores 秋のコンサート 2023
2023年 11月22日(水)
19:30開演 (19:00開場)
成城学園前・アトリエ第Q藝術
www.seijoatelierq.com
一般4,500円/学生2,000円

となります。ぜひ皆様のご来場お待ちしております!
ご予約はこちら👇

2023年秋のコンサートのチラシ


パラフロ SNSもあります

各種SNSにパラフロの公式アカウントがあります。もし気になるものがあれば、ぜひチェックしていただけたら嬉しいです。

▶ X (Twitter)
https://twitter.com/ParaFurores

▶ Youtube
https://www.youtube.com/@ensembleparafurores3462

▶ Instagram
https://www.instagram.com/ensembleparafurores/

▶ Threads
https://www.threads.net/@ensembleparafurores


最後まで読んでいただきありがとうございました!

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