シャネルの製品力、2人の天才の物語
こんばんは!
健太です。
最近家で過ごす時間も増えてきて、映画を観ているという人も多いのではないでしょうか?
僕はファッション関係の映画も好きでよく観るのですが、2009年に公開された「ココ・アヴァン・シャネル」を先日見直して感動しました。
シャネルの創業者の半生を描いたストーリーですが、強い意志を持ち続けて貫いてきた姿に感銘を受けたので、今回はブランドの歴史をシャネルを代表する2人のデザイナーの時代に分けて紹介していきます。
■ヒットメイカーの創業者
1910年に創業者であるココ・シャネルがパリで始めた帽子屋からその歴史は始まります。当初は苦難した時期もあったようですが、1921年に今でも絶大な人気を誇る伝説の香水「No.5(シャネルの5番)」を生み出し、ビジネスとして軌道に乗るようになりました。
この時期にフランス最大の化粧品企業のオーナーだったピエール・ヴェルタイマーと手を組んだことで、名声を更に高めていきます。
ヴェルタイマーとは軋轢もありましたが、第二次世界大戦後は二人で協力しながらブティックを再開します。加えて、マリリン・モンローやジャクリーン・ケネディなどのセレブから愛されたことから、アメリカでも爆発的な人気を手に入れるようになりました。
その後もココはシャネルのアイコンともいえる「チェーンベルトバッグ」や「バイカラーシューズ」といった名作を多数生み出しました。
■皇帝のブランディング
ココは天涯孤独であったため、亡くなった後はヴェルタイマー一族が権利を有する企業となりました。そこでピエールの孫であるアラン・ヴェルタイマーに招聘されたのが、天才デザイナーである「皇帝」カール・ラガーフェルドでした。
ラガーフェルドがシャネルに就任した際、シャネルというブランドは過去の栄光にすがっているという状態でした。それを見たラガーフェルドは、ブランドを利用して新しい価値を生み出すというのではなく、ココ・シャネルの魂を再生することに挑みました。
最初はオートクチュールのデザインを担当したラガーフェルドは、超高級スーツを生み出します。そのスーツはモナコのキャロライン王妃やイヴァナ・トランプのようなセレブに愛され、ブランドイメージの向上に繋がりました。
オートクチュールでの名声によって、コスメやアクセサリーなど新たな製品ラインの拡充を果たしていきます。現代のシャネルのイメージは、デザイナーであるラガーフェルドと経営者であるアランの絶対的な信頼によって形成されてきたのです。
■おわりに
シャネルは世界的に名を馳せるラグジュアリーブランドですが、その根底には創業者のココ・シャネルの魂があるのはとても素敵なスタンスですよね。
実はココ・シャネルを題材にした映画は4つもあるので、他の映画も観て更にシャネルの魅力を知っていきたいと思います!
それではまた!
服部 健太
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