特許読解アシスタント「サマリア」の出力サンプルの提供を開始しました
AI(人工知能)による特許文書の読解支援アシスタントサービス「サマリア」により、どのような回答結果が得られるのか、サンプルデータの提供を開始しました。
これまで、「AIアシスタント」っていうけど、結局、どんな回答が得られるの?みたいに具体的にイメージを持たれていない方も多いかなと思います。現在、多くの方からは特許文書の読解の際の負荷、ストレスが大きく低減できたといったフィードバックを頂いております。
現在、「サマリア」は無料で提供しておりますので、この機会に是非アカウント登録いただき、ご利用ください!
サンプルデータの入手方法
サマリアの出力結果サンプルは、以下のサマリアの「利用マニュアル」ページより入手いただけます。
サマリア・利用マニュアル
https://patent-i.com/summaria/
サンプルデータの種類・内容
この記事では、サンプルデータの種類・内容について簡単にご紹介します。
サンプルデータは3種類のファイルに分けて提供しています。それぞれ紹介します。
クイックアシストのサンプル
サマリアは、複雑な操作なしに発明の概要や請求項1を説明させる機能(クイックアシスト機能)を備えています。このサンプルファイルでは、クイックアシストによる出力結果サンプルを紹介しています。
この機能により、複雑な操作なしに特許公報の内容をすばやく把握することができます。
クイックアシスト機能
https://patent-i.com/summaria/manual/assistant_quick_assist
構造化クイックアシストのサンプル
クイックアシストには、「構造化データ」としてAIアシスタントからの回答結果を得ることができる「構造化クイックアシスト」という機能があります。具体的に、発明の概要を「課題」「機能」「構成」「効果」などの項目ごとにまとめて要約を作成する「構造化抄録」、請求項ごとの「特徴点」「ラベル」「関連段落」を出力する「クレームツリー」などを簡単に作成することができます。
この機能により、発明の内容を「課題」「機能」「構成」「効果」などの観点から多面的に把握できるとともに、特許請求の範囲の全体像を素早く捉えることができます。
スクリーニング支援、分類支援、発明評価支援のサンプル
サマリアは、「クリアランス調査」「無効資料調査」における構成対比を直接支援する「スクリーニング支援機能」を備えています。
また、特許文献に対する「自社分類付与」、「タグ付け」などの作業を支援する「分類付与支援機能」「分類作成支援機能」も提供しています。
また、届出発明や登録発明の権利維持要否調査の際の「発明評価」を支援する「発明評価支援機能」も提供しています。
サンプルデータは、これらの回答結果のサンプルを提供します。
スクリーニング支援のサンプルデータ
スクリーニング支援機能では、特許ごとに対象製品の製品仕様との「関連度」「理由」「相違点」の回答を得ることが出来ます。例えば、侵害予防調査の際のノイズ特許のスクリーニングに活用することができます。
なお、スクリーニング支援機能の出力結果サンプルは、弁理士の角渕由英 先生より提供いただいた侵害予防調査ゼミの事例資料を参考に作成したものです。
分類付与支援のサンプルデータ
分類付与支援機能では、特許ごとに分類定義に従って自動的に分類(タグ付け
)を行わせることができる機能です。自社、他社特許の整理、解析業務を効率的に行わせることができます。
こちらの機能もユーザは目的に応じて、自由に自社独自の分類定義を適用することができます。
分類作成支援のサンプルデータ
分類付与支援は、予め分類定義が必要になりますが、分類定義が定まっていない場合は「分類作成支援機能」が便利です。「課題」「機能」「構成」などの、分類軸に沿って自動的に特許文書ごとの分類を提案してもらうことができます。
発明評価支援のサンプルデータ
発明評価支援は、届出発明、権利維持要否調査の際の発明の評価(ランク付け)を支援する機能です。「実施可能性」「汎用性」「侵害特定性」など、ユーザ独自の様々な評価軸を入力することで、AIアシスタントに発明を評価させることができます。
以上がAIアシスタント「サマリア」が提供する、回答内容のサンプルになります。多くのケースで、回答品質の高さに驚かれると思います。是非、AIアシスタントを効果的に活用し、自身の業務効率を向上させてください。