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毎日ひとつ受け取ることから

あなたは、目の前に自分が欲しいものを「よかったらどうぞ」と差し出されたら、それを受け取ることが出来ますか?

受け取らない人たち

欲しいものをどうぞって言われたら、受け取るに決まっている!
そう考える方もいるでしょう。でも、みんながみんなそうやって行動しているかといえば、そんなことはありません。

小腹が空いたな…と思っていた時に、誰かがほかほかしたスコーンを「よかったらどうぞ」とテーブルに置きました。スコーンは全員分はありませんが、みんなが取りに集まってくる気配もありません。こんな時でも、

「他に欲しい人がいるかもしれないから…」

と手を伸ばさない人、大勢いると思うんです。これは「受け取らない」というアクション。長い時間が経過して、誰も手を伸ばさないと分かってから食べても、せっかく温めてくれたスコーンは冷えてしまっています。つまり、「受け取らなかった」という事実は変わらないと思うんです。

受け取らないことで出現する壁

こうしていつも「受け取らない」ことを選んでいると、次第に見えない壁みたいなものが出来てきます。換気していない部屋みたいになるのです。

「受け取る」というのは、自分勝手なことではありません。相手に「与える」という経験を与えることにもつながります。駅に立っているお坊さんの托鉢と同じですね。「どうぞ」と差し出されたら、受け取るだけ受け取ってみて、やっぱり自分には不要だと思えば他の人にあげたっていいと思うんです。

欲しいものがあるのに、それを「どうぞ」と差し出されたのに、何かと理由をつけて受け取らない態度は、不幸を呼び寄せることに似ています。場や人間関係を停滞させ、エネルギーを下げます。

受け取ることが苦手な人は、「受け取ろう」と意識するだけでも、だいぶ感じが変わりますよ(僕はそういうタイプなんです)。一日ひとつ、受け取ると景色が変わります。感謝の言葉を言われたら受け取る。ドアを開けてもらったら「ありがとう」と先に行く。どれも受け取ることを意味しています。

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長田英史(おさだてるちか) / NOT SHIP
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