デッキ紹介【僕らの森が何者かに降臨されてるぞ!】
全国1千5百万人のデッキビルダーのみなさん、いかがお過ごしでしょうか。
初めての人は初めまして、そうじゃない人はどうもです。
オスカーです。
今回はシンプルなデッキ紹介記事です。
2024年が始まってなかなかしっくり来るデッキが出来なかったのですが、KO〇AMI様から良いカードを貰ったのでその新規カードを使ったデッキを紹介させて貰います。
前置きはこのくらいで。
いってみましょーーーーーーー!!
やりたいこと
今回取り上げたテーマはズバリ、「ヴァイロン」「装備魔法」「ユニオン」の3つです。
藤木遊作が全然言わなさそうな3つですね。
まず、ヴァイロン。
デュエルターミナルで登場したシンクロモンスターをエースとしたテーマで、2011年に稼働した「エクシーズ始動!!」を最後に新規カードを貰えていない不遇テーマの1つです。
始動!!と共に終焉を迎えたテーマなの、かわいそう過ぎる。
機械仕掛けの天使をモチーフとした奇妙でカッコ良いイラストや、モンスターの装備化や装備魔法に焦点を当てた面白い挙動をするので、使ってみたいなぁと考えていました。
次に、装備魔法。
先述したヴァイロンとも密接な関係にあるカード群で、昨今の新規カードによってサーチや墓地から直接装備する効果が可能になりました。
ヴァイロンには専用の装備魔法群があり、共通効果で後続をサーチするリカバリー能力があります。
ターン1が無く、場合できるなのでタイミングを逃さないのが優秀。
また、見逃されがちですがサーチ出来るのはヴァイロン「装備魔法」でなくヴァイロン「魔法」。
ヴァイロン魔法には装備魔法をデッキに戻してアドを稼げる通常魔法「ヴァイロン・マター」が存在するので、これで装備魔法をデッキに戻してグルグルしていきたいと考えました。
次に、ユニオン。
こちらはおあつらえ向きに輝光のデュエリスト編で強化が来ました。
ヴァイロンには2種、ユニオンモンスターに該当するモンスターが所属してます。
テセラクトもペンタクロも共に光属性の機械族ユニオンなので、ユニオン格納庫のサーチ対象になります。
そもそもユニオンモンスターってなに???
って人は下記をチラ見しといて下さい。
せっかくユニオンを使う真っ当な理由があるなら、ここら辺も使えたらなぁと。
ということで、今回のデッキとしての軸足は
「奇天烈でカッコ良いヴァイロン達で戦う」
「装備魔法の再利用」
「ユニオンの活用」
に置いてみました。
お助けテーマ
次にそんな愉快なヴァイロン達をサポートするために採用したテーマ2種をご紹介。
◯白き森
まずは最新テーマ、白き森。
ヴァイロンと相性が良い点は主に2つ。
①ヴァイロン装備魔法を能動的に墓地に送れる
1番大きいところはここ。
白き森のモンスター達はコストで場の魔法を墓地に送れるので、装備させたヴァイロン装備魔法を送ることで前述の後続サーチ効果を使用出来ます。
ヴァイロンと組み合わせることは、白き森側にもメリットがあります。
白き森はどんどん回していくとコストにする魔法罠の確保がツラくなってきます。
そこでヴァイロン装備魔法が後続サーチを連打することでコストを確保し、ヴァイロンが白き森をサポートする形となるのです。
デッキの中のヴァイロン装備魔法が枯れても「ヴァイロン・マター」が装備魔法を戻してデッキリソースを回復してくれます。
「ヴァイロン・マター」は装備魔法でなく通常魔法なので、「ヴァイロン・マター」自身はデッキに戻せないという問題がありましたが、これも白き森でカバー。
「白き森の妖魔ディアベル」①効果で、墓地の好きな魔法罠を回収できるので「ヴァイロン・マター」を拾って使い回します。
②光属性チューナーの確保
白き森には自己蘇生効果を持った星4光属性チューナーが2種います。
ヴァイロンのシンクロモンスターには光属性チューナーを要求するモンスターが多いので、光チューナーを簡単に出力出来る白き森はかなり革命的でした。
つまり、
・ヴァイロン装備魔法→白き森モンスターの効果発動の補助
・妖魔ディアベル→ヴァイロン・マターによるリソース回復の補助
・白き森チューナー→ヴァイロンSモンスター出力の補助
を担っているわけです。
まさに相思相愛。
◯勇者
次に2つ目のテーマ、勇者。
アラメシアの儀も水遣いも無事3枚解禁され、ずっと使いたかったテーマです。
葬送のフリーレン、アニメ良かったね。
アラメシア打つ時は「晴れに晴れ、花よ咲け〜」って歌いながら発動してます。(近所迷惑
特筆すべきはやはり、専用装備魔法「騎竜ドラコバック」の存在。
バウンス除去をこなしつつ、トークンへの再装備効果で白き森のコスト捻出が出来ます。
他テーマに足りない突破力をここで担保。
また、ドラコバックは「ヴァイロン・マター」によって墓地からデッキに戻し、再度サーチすることで採用枚数を絞っても機能させることが出来ます。
「アラメシアの儀」の制約は展開の要になる「ユニオン格納庫」がそもそも召喚時効果を外付けするような効果なので、あまり気になりません。
前書きが長くなりましたが、
・ヴァイロン(ユニオン)
・白き森
・勇者
の3テーマを主軸としたシンクロ展開デッキのご紹介となります!
デッキレシピ
レシピなのか。
あと3枚適当なカード放り込んでも良いけど、初手事故怖いので中途半端な感じ。
装備カードが10枚入ってる構築なので、散らすためにある程度デッキを太らせる必要もありました。
序盤の動き
初動としては大まかに2パターン用意しています。
やりたい準備としては、
・ヴァイロンモンスターとヴァイロン装備魔法を揃えること。
・白き森に触ること。
ヴァイロン装備魔法には「ヴァイロンモンスターにしか装備できない」「場の表側から墓地に送らないと後続サーチが使えない」という厄介な性質があります。
なので、ヴァイロンモンスターを場に出してそれに装備する、という過程が必要です。
まずはシンプルな「ユニオン格納庫」1枚初動から紹介。
格納庫①効果で「B-バスター・ドレイク」をサーチ。
バスタードレイク召喚時に格納庫②効果で「ユニオン・ドライバー」を経由して、デッキから「トルクチューン・ギア」を装備します。
「トルクチューン・ギア」の効果で装備化を解除して自身をSS、バスタードレイクとシンクロして星5シンクロ、「ガーデン・ローズ・フローラ」をS召喚します。
ここで、フィールドから墓地に送られたバスタードレイクの効果でユニオンモンスターをサーチ出来るので、「ヴァイロン・ペンタクロ」を持ってくるのをお忘れなく。
フローラ①の効果で格納庫を破壊してトークンを生成。星7シンクロで「パワー・ツール・ドラゴン」。
デッキからヴァイロン装備魔法を3枚見せて、ランダムに1枚を加えます。
ここで意味分からんヴァイロン装備魔法3枚を見せてる時が1番楽しいんだから。
もしヴァイロン装備魔法が初手に来ていて、展開を伸ばしたいのであれば、パワツのサーチ効果を「フルール・ド・フルーレ」3枚に変更。
フルーレで墓地のトルクチューンギアを蘇生し、そのままパワツと星8シンクロ。
「白き森の妖魔ディアベル」をS召喚して、フルーレ③効果でディアベルに再装備します。
ディアベルの①効果は使えませんが、相手の効果発動に対して②効果を発動。
装備したフルーレをコストにしつつ、「白き森の魔性ルシエラ」をSS、白き森関連をサーチして後々の展開に繋げていきます。
ディアベルの打点がフルーレで700アップ、ルシエラで500アップの計1200アップしたうえで、ルシエラ効果で効果破壊されないのでそれなりに硬い盤面になります。
もう1つの初動パターンは、
「アラメシアの儀」プラス「チューナーモンスター」の2枚初動。
・星4の勇者トークン+星3チューナー
・星3の水遣い+星4チューナー
の組み合わせで「エンシェント・フェアリー・ドラゴン」がS召喚できるので、水遣いで持ってきた場魔法を破壊して、格納庫をサーチ。
先ほどの格納庫展開に繋げます。
こちらの2枚初動はドラコバックのバウンスで相手の妨害を弾きながら展開できるのが強力です。
中盤の動き
中盤は揃えたカードを使って展開しながらアドを稼いでいきます。
白き森関連で1番に触りたいのが「白き森のリゼット」。
アラメシアの制約で通常召喚したモンスターの効果が使用不能なので、アステーリャより自己SS効果のあるこちらが優先。
ヴァイロンに装備したヴァイロン装備魔法①をリゼットで墓地に送り、リゼSS。
↓
リゼSS時の効果で「白き森のルシア」をサーチしつつ、ヴァイロン装備魔法①の効果でヴァイロン装備魔法②をサーチ。
ルシアは場のリゼを参照して自己SS可。
↓
ルシア②効果をヴァイロンに装備させたヴァイロン装備魔法②をコストに発動。ヴァイロン装備魔法③をサーチしつつ、1枚ドロー。
↓
リゼ+ルシアでルシエラをS召喚、さらにヴァイロン装備魔法③をコストに白き森関連をサーチ。ヴァイロン装備魔法④をサーチ。
という一連の動きが強力で、要するにコストをほぼちょろまかしながら白き森を展開することが出来ます。
白き森チューナーの出力が出来たら、このデッキのメインアタッカーの登場です。
「ヴァイロン・エプシロン」は自身に装備しているカードへ対象耐性を与える効果と、装備を墓地へ送っての除去効果を持つシンクロモンスター。
ヴァイロン名称持ち、ヴァイロン装備魔法を能動的に墓地に送れる点で優秀。
このデッキでは白き森チューナー+勇者トークンや星4ユニオンモンスター等から簡単に出力出来ます。
マテリアル装備で3400、フルーレ装備で3500になる打点も心強く、リンクカオソルやバロネス、ガーキマと言った汎用モンスターを狩ることが出来ます。
あと、イラストがカッコ良い(超重要)
終盤の動き
デュエル終盤はユニオンモンスターのサポートカード、「スクランブル・ユニオン」での大量展開で勝負を決めに行きます。
「スクランブル・ユニオン」は新規カード「ユニオン・コントローラー」でサーチ出来るようになりました。
「ユニオン・コントローラー」は、格納庫で「Y-ドラゴン・イアヘッド」を光属性機械族ユニオンモンスターに装備させて除外すればSS可能。
その際にドライバーも経由させておけば、除外ゾーンの光属性機械族ユニオンモンスターを3体確保。
超お手軽です。
また、光属性機械族ユニオンは、「マシンナーズ・ルインフォース」で除外することも出来ます。
そして、フィニッシャーとして設定しているモンスターは、「ヴァイロン・オメガ」。
ターン1の無いモンスター効果の無効破壊を持つ大型モンスターです。
チューナー2体を要求するダブルチューニングモンスターでこのデッキでは、白き森星4チューナー+トルクチューンギアを装備してチューナーになった白き森星2モンスター+ヴァイロン星4ユニオン、の組み合わせを想定してます。
(星2チューナー枠はリンゴブルムやそのトークンでも可)
相手の魔法・罠はドラコバック、ヴァイロンマター等ではじいた上で召喚し、複数の装備を付けてルインフォースと共に突っ込んでいくのが勝ちパターンとなります。
大まかな説明はこんなところでしょうか。
その他採用カードやサブギミックは次章で。
その他採用カードについて
レシピ再掲!
◯ヴァイロン装備魔法の皆さん
ヴァイロン装備魔法は4種類全て採用。
攻撃力600アップ
攻撃時ダメステまでの魔法罠封じ
守備貫通
罠と効果モンスターの対象耐性
打点アップで使いやすいマテリアルを2積みして、あとはピン採用。
共通効果で1番その時の状況で活躍できるカードを選択できるのが最大の強みです。
◯ライトレイ ソーサラー
このデッキの中でも一際のいぶし銀。
光属性魔法使い族なので、「白き森の魔性ルシエラ」のサーチ範囲内です。
前述の通り除外に光機械ユニオンを溜め込めるので、召喚条件は割と容易に達成出来ます。
相手の厄介なモンスターを除外しつつ、デッキに戻せたら嬉しいユニオンドライバー、相手の妨害で除外されてしまった白き森チューナーや白き森シンクロを戻せます。
なんならルシエラとそのままエクシーズしてベアトになれるのも便利ですね。
ベアト、来月以降も使えるのかなぁ。
◯ユニオン・アクティベーション
新規カード。
「ヴァイロン・ペンタクロ」を落として、同じく攻撃力800の「ヴァイロン・キューブ」をサーチ出来ます。
キューブ+アラメシアの上振れがめちゃ強いので、最低限白き森のコストにも出来る4枚目のキューブとして採用。
◯トランザクション・ロールバック
「スクランブル・ユニオン」をコピーしてさらに3体展開可能。つよい。
僕、最強だから。
◯ギアギガントX
◯マシンナーズ・アンクラスペア
機械族ヴァイロン2体でエクシーズしてアンクラスペアをサーチ、SSしてルインフォースを墓地へ。
アンクラスペアの素引きは「運命の旅路」で一度墓地に送っておいて、Xの効果をサルベージで使えばケア出来ます。
◯D・イヤホン
使い減りしない白き森のコストとして優秀。
トルクチューン+水遣い、リンゴ+白き森星2非チューナーで出してます。
また、素材としてもチューナー化すれば妖魔ディアベルの魔法罠回収効果を使えますし、機械族星4なので前述のギアギガントXの素材にもなれます。
◯ヴァイロン・ディシグマ
現状、1番登場が新しいヴァイロンモンスター。(なお13年前)
素材が重いのと除去が対象に取るものなのが玉に瑕ですが、破壊ではない装備化という除去を扱えます。
ヴァイロン装備魔法をくっ付けられるヴァイロン名称も有難い。
素材の重さもほぼノーコストで捻出出来る白き森チューナー2種が星4なので割と出し易いです。
◯警衛バリケイドベルク
アンクラスペアの機械族縛り下で出せるリンク2として。
主に盤面整理や格納庫と旅路の回収が目的です。
地味にコストで手札を切るので、白き森魔法罠を使えばセットされるのもミソ。
あとがき
ここまで読んで頂いてありがとうございます。
結構難産なデッキだったので、アドバイスをくれた友人達には感謝です。
引き合わせで展開を変える必要があるアドリブ部分が多く、採用テーマのおかげでそれなりにパワーもあるので回してて楽しいデッキに仕上がってくれました。
ヴァイロンとヴァイロン装備魔法、そして勇者ギミックはいつか使ってみたいと思っていたので組み込めて満足です。
実はこのデッキ、白き森の情報解禁前から構想はあり、その時はディアベルスターを中心に組む予定でした。
ただ、罪宝狩りの悪魔が強すぎてヴァイロン要る?って感じだったのと、ディアベルスターが闇属性、そこから原罪宝で繋がるスネークアイが炎属性だったのが微妙に噛み合わず、組み上げられていませんでした。
そんな時に白き森の情報が出て、いっちょまた考えるか!となったわけです。
構築がうまくいかなくてもカード考察はしておくものだ、と改めて思った経験でした。
私事ですが、この4月から住み慣れた関西から関東に引っ越しして、色々と忙しかったのですがようやく落ち着いてきました。
有難いことに関東のデュエリストともポツポツ繋がりが出来始めたので、関東住みのデュエリストの方は是非仲良くしてやって下さい。
へへ。
勿論関西にもたまに顔出しますよ。へへへ。
それでは今回はこのへんで。
ではでは。
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