「動画編集CAMP」が想定外に良くてビビった話(受講レビュー)
「2日で15万円💰」というプレッシャー(精神的負荷)をあえて自分に課すために、私はこの講座に申し込んだ。
無駄に慎重でスロースターターな自分のケツを叩き、否が応にも動かざるをえない状況を作るためには、このくらいの荒療治的短期プランが丁度よいと、私は考えた。
最初は正直、講習内容にはさほど期待していなかった。やっぱり2日では限界があると思ったし、YouTubeでの派手なふれこみと、「LINE登録>メルマガ登録>長いLP>無料説明会>高額プラン申込」みたいな集客方法が一見どうも胡散臭い気がして、きっと蓋を開けてみれば中身スカスカで「こんなもんか」とガッカリするような内容なんじゃないかと勝手に想像していた。
でも私の目的はあくまで、腰の重い自分にブーストをかけること。
自分が「引くに引けない」状況を作ること。
だから、大事なのは品質よりも機会。
そんなノリで臨んだ動画編集CAMPであったが、結果私は、己の先入観と考えの浅はかさを痛感・反省することとなった。
時代が昔と違うのか?
それとも現在でも、この動画編集CAMPが特別なだけなのか?
は、まだわからないが。
動画編集CAMP以前の私
私が「自分で動画を作れるようになりたい」と思うようになったのは、5年前くらいからだったと思う。それまでは、Web制作の際に簡単な操作説明動画を用意するとか、切り抜き動画が増えてきた時に半分遊びで作ってみるとかのレベルだった。
2020年頃から、私が個人的に好きで観ていたYouTubeチャンネルの配信者さんが「動画編集できる人を募集しまーす」などとアナウンスする光景をあちこちで見かけるようになり、そのたび「ああ、自分に動画編集スキルがあれば応募できてたなぁ」などと思っていた。
2023年、Adobe公式主催のオンライン講座「Adobeクリエイティブカレッジ」が始まり、Creative Cloud 有償メンバーなら誰でも無料受講できるため応募者多数のなか、自分が何とか当選したのがたまたま「Adobe Premiere Pro コース」だった。
「よっしゃこれで動画編集できるようになったら、自分も推しの動画に関われるようになれるかも」なんていう安直な気持ちで受講していたが、結局はそんなふうにはいかなかった。
Adobe Premiere Pro コースの内容自体はとても良かったと思う。その後受けた Illustrator コース、Photoshop コースと比較しても、Premiere Pro コースの教え方は特にわかりやすく、やってて楽しかった。
(Adobe クリエイティブカレッジについては、また別のnoteで書く予定)
Premiere Pro コースを3ヵ月かけてオンライン受講し、卒業課題の30秒程度の動画CMも必死で作って、我ながらよく頑張ったと自画自賛していたが、その後結局そのまま月日が経ってしまった。
動画編集CAMPに申し込んだ経緯
主催のあおさん(青笹社長)のことは、1年前くらいからYouTube上でよく見かけていた。動画編集スクールを運営しているらしいと知った時にちょっと興味は沸いたものの、どうせ都心部で若者ターゲットに盛り上がっているだけでしょうと、あまりちゃんと調べようとはしていなかった。
(が、実際はちょうどその頃には札幌校が開校していて、行こうと思えば行ける状態であった・・・)
地方在住51歳の自分でも動画編集CAMPに参加できるんじゃないかと思えるようになったのは、昨年末に青笹社長のYouTubeチャンネルで上がった受講生インタビュー動画で、還暦を迎える女性の体験談を観た時だった。
専業主婦だったその女性が動画編集CAMPを受講するに至った動機が、
自分が好きな配信者の動画編集をやりたい
と思ったからだという。
「この人(推し)の役に立てればな」というところから動画編集CAMPに申し込み、実際に受講してみたところ、「あ、自分に合うかも」と感じて、そのまま9ヵ月動画編集を続けているとのこと。
このエピソードはまんまと自分に刺さり、私はこの動画の概要欄から動画編集CAMPのLINE登録を行い、動画編集者への第一歩を踏み出すこととなった。
動画編集CAMP前日まで
動画編集CAMPは2日間のみ。
しかしその手前に、プレゼント特典という名の大量の資料と教材が怒涛のように配布されてくる。
私が今回動画編集CAMPに参加する前日までにやったことがコレ↓
次から次へと絶え間なく流れてくるタスク要請に圧倒されつつも、1コ1コの資料提供・作業指示に対応していきながら気づかされたことがある。それは、
人にタスクを決めてもらうだけでこんなにも捗る
ということ。
普通の学校や職場で与えられる課題・指示とは違う、ちょっと一言では説明できないような体験だった。大人の資格取得講座、カルチャースクールなどでも、こういう感じにはならない。
どちらかというと、部活や自動車教習所の合宿みたいなものが近いかもしれない(自分は行ったことないけど)。
だから「CAMP」なのか?
「動画編集」という狭い分野に特化してぎゅっと詰め込まれたノウハウを、非常にタイトなスケジュールでみっちりとインプットさせられる。
こういうふうに集中を長時間継続できる状況を、事前のオンラインの段階だけでも実現できていることに衝撃を覚えた。
こうして、申込時の集中力が一度も途切れることのないまま、当日を迎えた。
動画編集CAMP当日
私は「2日間しかない」というプレッシャーをかなり感じていて、当日までにやっておけることがあれば出来るだけ済ませておきたいと思っていた。
事前準備として一番有効だったのは、当日使うオンライン教材に前もって一通り目を通しておくことだった。
CAMP申込(初回支払)の1週間後には、「オンクラス」というeラーニングプラットフォームへのアクセス権限が与えられ、そこにある動画編集CAMPのコンテンツの9割以上が、事前に参照・視聴可能になっていた。
つまり、すべてを当日2日間に詰め込まなければならないわけではなく、ゆっくりマイペースに進めたいタイプの人や、パソコン操作に自信がない人などは、早めに申し込んで当日までの日数を多めに取って、前日までに十分な時間をかけて教材を観ながらじっくり自宅で予習しておくことが可能だということ。
これを知って私は心底ホッとしたので、
「CAMP前にもしっかり予習できるよ」
ということはもうちょっと先にアナウンスしてほしかったなと思ったり。
当日の持ち物は、
の3点。
ノートパソコンは、Mac でも Windows でもOK(スペックの最低条件有り)。
イヤホンは、音の遅延が無い有線のほうがいいらしい。
ディスプレイモニタとHDMI or Type-Cケーブル等は、教室のを利用できる。
私は普段は Windows派で、Macは職場等で触る以外はほぼ使ったことがなかったのだが、動画編集作業ではMacがおススメとのことで、これを機に MacBook Air を新調することにした。
しかし注文したのが年明けで、カスタム&分割払いにしたため、残念ながら動画編集CAMP当日には間に合わなかった。
(CAMP受講後のアフターサポートに入ってからMacに切り替える予定なので、その体験談は後日別のnoteで書きます)
そんなわけで私は当日、普段使いしているWindowsノートPCを持参することにした。
これでも動画編集マシンとしては、まぁまぁギリギリのスペックだった模様。あぶなかった・・・
1日目は主に基本操作と「カット」「テロップ」を使えるようになることが目標で、1日目の終盤から2日目前半には「エフェクト」「画像挿入」「BGM・効果音」「色調補正・デザイン」とアレンジ系の作業、2日目後半は実際の案件獲得に向けてのレクチャーや「ポートフォリオ」の作成などが含まれていた。
参加者は全部で5名で近くの席にまとまって座っていたが、足並み揃えるのは朝と昼休みと帰りの講師によるアナウンス時だけで、それ以外はそれぞれの進捗に合わせて自分のペースで進めていくスタイルだった。分からないことがある時と、eラーニングの途中で3回ほど「講師に添削してもらいましょう」という課題が発生した時だけ、個別に講師の方に声掛けして来てもらう。
内容だけ見れば、100%オンライン講座でも実現可能な作りだなと思えるが、おそらくそれでは受講後の案件獲得率は下がりそうだなという印象。
オフラインならではの臨場感とコミュニケーションの広がりが、実務レベルでは大きく影響してくるんだろうなと感じた。
動画編集CAMPを受講した感想
さて、動画編集CAMPの2日間を過ごしての私個人の素直な感想は、
「ほんとうに、受講して良かった」
です。
個人的に良かったところを以下に挙げてみます。
☆充実した事前準備資料
上述した通り、LINE登録直後から気前よく提供されまくる大量の有用情報とオリジナル資料がとても有難かった。当日を迎える前にある程度の知識と感覚を身につけておけるので、自信をもって受講することができた。
☆秀逸な教材
動画編集CAMP受講で私が一番驚いたのは、eラーニング教材(提供資料と解説動画)の完成度が非常に高かったこと。あまりに分かりやすくて引っかかりポイントもほぼ無かったため、せっかくの講師に直接質問できる機会を活用するためのネタすら、ろくにひねり出せなかったくらいだった。
☆絶妙なカリキュラム
集中力を切らさず、ぎゅっと目標まで完遂させるに丁度良い、日数とボリュームと工程だった。しかも、それがワザとらしくなく自然に成り立っているのが素晴らしいと思った。一体どういうロジックで組み立ててるんだろうなぁと興味がわく。
☆具体的なアフターサポート
受講後何をすればよいのかが、非常に明確に具体的に案内されている。至れり尽くせりというか、まさに「(行動するために有利な)環境を用意する」を体現しているサービスだなあと。私も今後ぜひ、このアフターサポートをフルに利用させてもらいたいと思った。
☆価格に見合った内容
最近配信されたこの動画であおさん(青笹社長)が説明されているのがとてもわかりやすかったのだが、
2日間(14時間)限定のコースと、週1時間のコースを3~4か月(12~16時間)続けるのとは、時間的には差がないという話。
かえって2日に凝縮しているほうが、中だるみしないし、短期間で修了できるのでコスパが良いかも説。
そう考えると、もはや「2日15万円」が高いとは思えなくなる。
私は今回の動画編集CAMPに非常に満足しているので、ネガティブな感想はほぼ無いのですが、あえて言うならこの辺でしょうか。
★配布資料多すぎ問題
プレゼント特典とはいえ、とにかく資料の種類が多すぎるので、もうちょっと、似た内容のものなどは1ファイルにまとめてもらえたら助かるなーと。
でもこれは、今までの試行錯誤やバージョンアップを重ねた末の、熟成の継ぎ足しのような成果物なのかもしれないので、まぁこれはこれで味があってよいのかも。
★超優良コンテンツなのに…
私はどうしても、無料説明会への長いLPとかの誘導方法が、一昔前の薄利多売商法を連想してしまう。動画編集CAMPのこれほどの中身、高クォリティの教材・充実したサービスにはちょっと相応しくない気がする。LINE登録が入り口なのは構わないが、その後の申込受付までがもっとスマートに洗練されているとだいぶ印象が違うのになと、ちょっともったいなく感じた。
というわけで、私の本音の感想は、
「動画編集CAMPが、こんなに丁寧に作りこまれた完成度の高い講座だったなんてほんとうに想定外、嬉しい誤算だった!!」
でした😅
動画編集CAMPアフターサポート
動画編集CAMPの、明らかに他社と差別化できる素晴らしさは、当日2日間を挟む BeforeとAfterの手厚さにあると思う。
Beforeの提供情報・資料の内容の濃さに感動した私は、当然のようにAfterのサービス「動画編集CAMP アフターサポート」にも申し込んだ。
ちなみに私がCAMP受講&アフターサポートを申し込んだのは、札幌校でした。自宅から通える札幌中心部で、動画編集専用のコワーキングスペースを無制限に利用できるのは本当に有難い。
今はまだ加入したばかりで、そのスタートラインに立つための「追加コンテンツ」の受講と「自己紹介動画」「サンプル動画」の作成に明け暮れている段階なので、コワーキングスペースに通ったり、案件獲得のサポートを利用するようになってから、改めてレビューを追記したいと思う。
それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました!