船橋市児童相談所の設置計画
こんにちは、「つながるふなばし」大沢たかのりです。
2026年4月予定で、船橋市若松二丁目に船橋市児童相談所が設置されます、
児童相談所と聞くと「虐待の通報先」というイメージがありますが、どんな施設ができるのでしょうか、設計概要をまとめます。
参考元:
船橋市-船橋市児童相談所基本構想
船橋市-船橋市児童相談所 基本設計の概要
計画のポイント
相談件数の増加に伴い、船橋市独自に児童相談所を設置
船橋市若松2丁目に2026年4月予定
一時保護所は定員32名、保護された子どもは施設内で過ごす前提
経緯
船橋市を管轄する児童相談所としては、千葉県が設置する市川児童相談所があり、市川市、船橋市、鎌ケ谷市、浦安市を担当していました。
しかし近年児童相談所への相談件数は倍増しており、平成18年に2,488件→令和元年には5,198件と増加しています。
そのうち船橋市の分は平成18年に275件→令和元年には2,335件と、平成18年当時の総数に迫る件数となっており、船橋市独自の児童相談所設置が求められる状況となっていました
こうした状況を受け、船橋市が検討を進めて2021年(令和3年)7月に「船橋市児童相談所基本構想」を策定し、設置計画が開始しました。
施設の概要
施設としては、子どもや育児に関する相談機能を持つ「児童相談所エリア」と、子どもを家庭から離して一時保護する「一時保護所エリア」の2つに分かれます。
計画の中で、船橋市児童相談所の機能は以下の2つとされており、
子どもとその家庭をサポートする拠点として上記の施設が活用されます。
児童相談所機能(相談機能・一時保護機能・措置機能)
家庭児童相談室機能(子ども家庭総合支援拠点機能・要保護児童及びDV対策地域協議会調整機能)
また、一時保護所の定員は32名となっており、施設の中に生活スペースや学習室等が設置され、保護期間中は基本的に施設内で過ごすことになります。
一時保護中は通学しない前提のため、施設内の学習室で学習サポートが実施されるようです。
一時保護期間中の子どもが通学できないことについては議論がありますが、施設内で過ごす前提からすると、児童相談所の一時保護の子どもたちと、若松エリアの子どもたちが関わることは少ないかもしれません。
場所
南船橋駅を降りて徒歩5分ほどの、船橋市若松 二丁目1番16です。
ららぽーとTOKYO-BAYやIKEAと反対側、現在は更地です。
施設は南船橋駅前の再開発地のうち、奥まった行き止まりの立地です。
相談者や保護対象者が人目につかないよう配慮された作りになる予定です。
(今後、南船橋駅前の再開発についても記事UP予定です)
今後のスケジュール
今後建物が建設され、2026年4月に開設予定です。
2023年(令和5年)10月:実施計画、発注準備
2024年(令和6年)4月:工事開始
2025年(令和7年)1月:建物完成、開設準備
2026年(令和8年)4月:開設
課題
児童相談所の人材は奪い合いとなっており、採用難が予想されています。
千葉県の設置している児童相談所でも、内定辞退が続いて定員割れと報道されています。
児童相談所は虐待時の保護だけでなく、子どもと家庭をサポートする重要な機能を担っています。
しっかりと児童相談所の役割が果たせるよう、スタッフを充実させて開設されることを期待します。
船橋市に住んでいる方向けに情報発信をしています。
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