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誰のための風

頭の中でぐるぐると回る考えをまとめられずにただ日々が過ぎている。
自分の考えを書き出してみる時間は、なかなか取れないけれど、無理をしてでも作らないといけないんだろう。

誰かのために何かをしていると、救われた気がする。
でもそれは本当にその人のためなんだろうか。かといって、100%自分のためだと言い切ることもできない。自分の動機を疑うことは、とても簡単なことな気がする。
誰かが喜んでくれると嬉しいのに、本当に本当に嬉しいとおもってくれているのか不安になる。かといって本当にしてほしいことかどうか何度も確認するなんてこともできない。
ちょっといいことを、ちょっと悪いことをするような気持ちで、ちょっと強引にするくらいがちょうどいいのかもしれない。

誰がための風|For whom the wind blow

誰かのためを思って何かをしても、傷つけてしまうことがある。
誤解を解こうとした必死の説明は、言い訳に受け取られることがある。
挑発されていると決めつけた言葉は、気遣いだったのかもしれない。
暑いと言っている君のために起こした風は、お気に入りの帽子を飛ばしてしまうかもしれない。

その風は誰がための風。

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オオタサトシ
新しい絵具を買ってしまいます。