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デンマーク留学9ヶ月目の報告書

16の時に書いた文章なので厨二病チックです。9ヶ月目は「最後まで頑張りきろう、日本に帰っても自分は自分らしく生きよう」と改めて意気込み毎日を過ごしていました。

〔学校の担任への報告〕
≪生活面≫
あと2ヶ月を切った。少し前まで、自分は絶望感でいっぱいだった。帰るという事実に、納得がいかず、ただ前を向くことが嫌だった。私は、日本で生きる意味を見つけられなかった。日本で、制限された狭い世界でまるで留学なんてなかったように、日本で今まで通り生きていく。そんなの嫌に決まっている。だから、私は決めた。本当の自分を隠さず、自分は自分らしく、やりたいことをやると決めた。自分と向き合って、出した答えは、私の未来を輝かせた。私は私らしく、前に進んでゆく。今はワクワクしている。多分私は、底知れない悲しみを経験するのだろう。それでも、私は前に進む。これからも頑張る。

≪学習面≫
私は一番ではない。私よりも努力をして、もっと話せる人はたくさんいる。3ヶ国語話せるっていったって、何も周りの人間が思っているよりすごくない。いつだって、ギリギリで、自信なんてない。頑張って聞いても、わからないことだってある。それでも、私に辞めるという選択肢はない。遅いかもしれない。どれだけ遅くても、私はその言語に関わっていたい。少しでいい。私の日課。たとえ少しでもデンマーク語に関わる。私は留学する前思っていた。そこにいれば、ペラペラになるのだと。だけど、そんなことはなかった。現実はそんなに甘くない。バカにされるかもしれない。それしか話せないのだと。それでも一歩ずつ確実に、残りの時間もコツコツと頑張っていきたい。

〔メッセージ〕デンマークの英語事情
デンマークの人たちは、ほとんどの人が英語を話せる。まず、日本との決定的な違いは、生活の中に英語と触れ合う機会がたくさんあるということだ。英語圏のyoutuberを見る、Netflixやテレビで英語のドラマや映画を見る。娯楽の中に英語が混ざっている。日常の中に英語を聴く機会が多い。それは、デンマーク人が英語を話せる理由の一つだと推測する。
では、デンマークの英語の教育はどうなっているのか。私は日本でいうと高校、gymnasiumと呼ばれる学校に行っている。そこでの授業では、文法や単語を学んだりするよりは、英語の小説や記事を読み、理解するというような内容だ。授業で学んだ後、その内容をテストするのではなく、その内容についての自分の見解を書いた文章を提出する。文字制限と何にフォーカスを当てるかについての指示を貰い、後は自由に記述して良い。トピックはどれも興味深く、深くまで潜れ、やりごたえのあるものばかりだ。授業はほぼ英語onlyで行われ、生徒たちにも英語で発言する機会がたくさんある。私は日本の英語に堅苦しいイメージを持っているが、それに対しデンマークは柔軟でしなやかな実際に“使える英語”を重要としている。どちらがいい、どちらが悪い、優劣を私にはつけられない。しかし、私はデンマークの英語に対する向き合い方の方が、実際に大事なものだと思った。

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