サッカーのサポーターというもの。
色んな人からお勧めされたのでnoteはじめてみました。
noteってクリエイター向けの媒体って認識なんだけど、ブログみたいに使ってもいいのかしらね。まあ、よくわかりませんけど、自分なりに感じた事を感じたままに。
さて。自分は現在、栃木SCというJリーグチームのサポーターをやってます。…やってるという言い方も正直どうなのかと思うんだけど、まあ、サポーターです。
栃木SCと出会ったばかりの頃(もう20年以上前になります)はただ単にサッカーが好きで休みの日に観に行ってたってだけの…例えるなら休日に女の子と動物園行くみたいな。そういうレジャー感覚でたまに行くような人でした。
当たり前だけど、当時はスタジアムに知り合いなんていないし、初めから「自分は栃木SCのサポーターだ」と思って行ってたわけじゃないです。
熱く声援を送る人たちは当時からおりましたけど、自分はそれを横目にピッチをのんびり眺めるって感じの。
当時は勝っても負けてもなんとも思わない…まあ、多少は感情動きますけどね。負けたら、あーあー負けちゃったと思うし、勝てば、あー勝ったーすげーって思うし。でもそこまで熱く応援してたわけじゃないです。単純にゲームとしてのサッカーを楽しんでた感じでした。
当時は地方リーグからJFLにあがった頃で、Jリーグとはまた違ったのんびりとした雰囲気でしたし、バックスタンドもゴール裏も芝生でレジャーシートを敷いておにぎりでも頬張りながら寝っ転がって観れるようなそういう雰囲気でした。お客さんもあんまりいないしね。
で、段々と選手も覚え、このチームのサッカースタイルも覚え、自分もたまに女の子連れてきたり、友達を連れてきたりして、なんとなくハマっていきました。そのうちに栃木SCプロ化でJリーグ入りを目指すなんてなってだんだん盛り上がってきて、お客さんも少しずつ増えていって…。
でも、それでもまだ自分はサポーターだと当時は思ってなかったな。
なんか、サッカーのサポーターって独特の雰囲気ありません?負けたら泣くし、選手が凡ミスすると監督より先に怒鳴ったりするし。一緒に声を合わせて手拍子して応援する。まあ、これは他のスポーツでもみられますよね。プロ野球然り、バスケやバレー然り。
当時の自分はサポーターってそういう自分とは違う世界で生きてる人達なんだと。ものすごく例えは悪いですけど、ある種の宗教団体的なイメージ持ってました。「あの人達と自分は違う」っていうね。
で、栃木SCがJリーグ入りしてしばらくして、段々とスタジアムでよく見かける人なんかと話するようになって、色んな人と関わる中で当時のフロントスタッフや株主さん、スポンサーの方達、昔からのゴール裏の熱いサポーターさん達と仲良くなった時に、あるサポーターさんから言われたんです。
「同じクラブを応援してるんだから、あなたも同じサポーター仲間ですよ」ってね。
その一言に、あ、そーかと思って。
サポーターってサポート(支援)する人って意味ですよね。
例えばスタジアムに行ってグルメを堪能したり、グッズを購入したり、或いは普段の生活でもチームの話題をする事でクラブのPRを行っている。もっといえば、観戦するためにチケットを購入する。そういう行為そのものが支援なんだと。
そういう意味では自分もこのチームのサポーターなんだって思った時に過去に感じた「あの人達と自分は違う」という壁がなくなりました。
そもそも同じ人間同士。価値観や立場は違えど、同じクラブを応援して、同じようにピッチを見つめる仲間同士なんだなって。そう思ったらいつの間にか「栃木SCのサポーターです」と自己紹介していいんだなって。いや、ここまで随分このチームに金落としてきてる。自分も立派なサポーターじゃねーか。なんて思うようになりました。
と同時にスタジアムで見かける全員もまたサポーターなんだなと。だから、自分はスタジアムで会う人は同じチームを応援する仲間だと思ってます。
サッカーに興味ない人から見ると、サポーターっていうのは、かつて自分が感じた「自分とは違う」という風な、なんか特殊なグループみたいに感じるかもしれないけど、実はみんな同じなんだということですね。
毎週末釣りに行くのを楽しみにしてるとか、家族でレジャーを楽しむとか、そういうのと感覚的には変わりないです。サポーターは週末のサッカー観戦(応援)を楽しんでる人ってだけです。
試合に負けて泣いたりするのは長く通っているとそれが自然になってくる。まあ、これは一種の愛情というか、情が移ることなんじゃないかなって思います。
何年も観てると色んな場面に遭遇するし、勝った負けたを繰り返す歴史を見てたら、今日の一勝、或いは今日の一敗に感情的になってしまうのは愛情の賜物なんじゃないかなと思います。
で、やっと自分もサポーターだと認識してから、今まで以上に栃木SCにどっぷりハマるきっかけがあったんですが、それは次回に書きたいと思います。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?