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フトアゴケージ制作記❷制作-完成編
フトアゴケージ、やっと製作編に入ります。
今回の製作はチート感満載なのでDIYの参考にはなりにくいかと思いますが、材料や図面は色々と考えて作ってみたので、
爬虫類ケージの自作を考えている方の手助けになれば幸いです。
以下:チート
前回の図面を祖父と父の元へ持っていきます。
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実は祖父と父は木型の職人です。
相談して材木選びと木の厚さを考慮した図面を起こしました。
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チートというのは身内が職人であり、祖父母の家には木を扱える工場がある。
というなんとも自作ケージに恵まれた環境だったからなのです、、、
どうせ作るなら微妙なサイズ感になっても広い方が良いってことで、
内寸を900mmになるような設計にしました。
木の厚さは25mmです。(父曰くこのくらいじゃないと弛むぞ。とのことです。)もう少し薄めで軽いのにしようかと思ってたのですが、素人には口出せないのでもう25mmで突っ走ります。
木材の種類はパイン集合材です。
なお、工場で扱う木は大型のものが多く、ミリ単位の裁断には不向きなので、
500×4200の板を買い、大枠はホームセンターで切り出してもらいました。
値段は大体1万くらいです(切り出し込み)
切り出した板は5枚
天板・背板・右側面・左側面・底板 です。
正面はガラスのサイズに合わせて可変するので工場で調整していきます。
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天板にある暖突設置用のネット部分を開けてもらい、
掃除をしやすくするためのアルミ複合板をカット。
(アルミ複合板はAmazonで購入)
大まかな箱の原型ができてきました。
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切り出しだけしてもらったら、私が組み立てる予定だったのですが、
父の仕事が落ち着いているタイミングというのもあり、平日私が仕事をしている間、父が作ってくれました。。🌳
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もうできている、、、、
と思いいつつここから私が塗装をしていきます。
パインの集合材はヤニが出やすいです。
なので生体に考慮した塗料で色を塗装をします。
使用した塗料は「自然カラーナチュラルホワイト」
200mlを3缶ほど使用しました。
(思ったよりも乾きは良くないですので、至急作りたいという方には向かないかもしれません、、、)
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手前のフレームは、木の反りらないようにするため仮固定です。
このあと外して、ガラスをはめ込むための溝を作ります。
ガラスはこちらでオーダーしました。
https://www.order-glass.com/discounts.html
横460mm×縦388mm×厚さ5mmで2枚(引き戸にします)
ちなみにお値段は大体6500円
両サイドの丸窓は↓のアクリルです。
ガラス届くに少し時間がかかるので、その間に
アルミ複合板の隙間をシリコンで埋めていきます。
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ネジ穴は全てパテ埋めして見えないようになっています。
バスキングライトとUVBのライトは中に設置したいので、
コードを逃す穴を確保し。設置方法を考えます。
ソケットは耐熱性のこれを買いました。
バスキングはこれ↓
UVBはこれ↓(レプティサンが良いっていうのを見たので、次使ってみたい。)
ついでにその他保温器具として暖突Lサイズ
UVBは背面に。
縦長の穴を開けて、ソケットに円形の木をはめて可動式にしています。
(父の凝った仕様になりました)
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バスキングはL字の金属パーツで側面に設置。
ツマミの部分を緩めて角度を調整できるようになっています。
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網部分は設置パーツと100均の網を買って暖突設置部分を作り
その上に外れるタイプの網を制作。
目の細かい編みはホームセンターで切り売りしているものです。
その網を挟む形で木のフレームを作ります。
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丸窓は接着剤でつけて、
正面ガラスはプラスティックのE字レールを木に埋め込み、
正面から見た時にプラスティック部分は見えないよう加工していきます。
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そんなこんなで一旦完成です!(大半父作成。)
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完成後は、ネジ穴をパテでカバーする際に有機溶剤が入っている塗料を少し使用したため3週間以上匂い等を取るために換気の良い場所で放置しています。
外の側なので舐めるなどの心配はありませんが念の為しっかり抜きます。
無事良い巡りがありお迎えできたらまたフトアゴ関連は書きます🦎
(ケージ作ったけどタイミング的にもう少し先になりそうです!!)
P.S 小話
宇宙船みたいな丸い窓にどうしてもしたかったのです。。
工場があるから丸切りはいける!と思い自作に踏み切ったのですが、
正直90cmケージなら作るより買った方が良いですね。
木材とかでコストダウンできると思うのですがガラスも高いし、
木だから複合版とかアクリル床に敷かないとお手入れ大変だし。
そんなこだわりの丸窓は設計する前、販売品を見つけられなかったのですが、こんな方を発見!
ハリネズミケージとか爬虫類ケージを作っている方。
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この方から買えばよかったのでは、、とちょっとだけ思いつつも
幅65cmだと終生飼育は厳しいので、
サイズ自由にできるのと、生体をお迎えして不便が出たらカスタムできるのは自作ケージの利点かもしれないです!
あと購入先の選択肢としてハンドメイドでこだわって作っている方から購入するのも良いなぁと調べてみて思いました。
(小動物系はめちゃかわいいが色々ありました。)
今回自作したケージは少しでも参考になれば嬉しいです。
多分窓を四角にして扉レールの埋め込まず、網フレームを取り外しとかにしなければ少し簡単に作れると思います、、!
ではまた🦎