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初めての新大久保は、飯うま韓国タウンやった。

新宿で健康診断を受けた後、妻と落ち合って、そのまま歩いて新大久保へ行きました。
妻は高校時代から通っていた筋金入りの韓国好きなので、久々の新大久保に、ご機嫌な様子。

私といえば、先々月に初めてチーズハットクを食べた韓国素人さんで、
その時のチーズハットクの味(揚げたチーズの衣に、ケチャップとハニーマスタードをかけて、砂糖をまぶすという悪魔的大味)に感動して、
「何とかして近日中にもう一度味わいたい」とわがままを言ったため、
今日の新大久保デートが実現したのだった。

新宿から新大久保までの道のりでお互いの獲物の認識合わせをする。
チーズハットク単品狙いの韓国素人に対して、韓国玄人である妻の狙いは、
タッカンジョン、ソトックソトック、キンパ、という豪華なラインナップ。
はっきり言って、私はチーズハットク以外の韓国料理は知らないが、
とりあえずお互いの獲物を一口ずつシェアするという交渉を成立させた。

歩くこと約10分。いつ着いたかわからなかったが、いつの間にか新大久保に到着。曇りの予報だったが、かなりの晴天で気温が高い。
バスケットボールのように弾みをつけてウキウキ感を表現している妻に、
自宅から持参したペットボトルを差し出し、冷静になれと水分補給を促す。

細い路地に入ると、韓国語が多くなってきた。異国を感じて、
胸中ざわつく。警戒心と好奇心が半分半分。

「ドンキが韓国語やん」
相変わらずのマヌケなPOPを並べたドンキに少しホッとする。
憎たらし顔のドンペイ君、グッジョブ。

「あったよ、タッカンジョン!」
第一獲物を発見した妻が、さっそく行列に並んで、
看板に張り付けられたメニュー表を確認する。
「ヤンニョムとハニー醤油か~。どっちがいいかな?」
タッカンジョンさえわからない上に、謎の2択を迫られる私。
こういう女性の2択は、洋服の場合では、
「どっちも似合うよ」が正解らしいが、
ヤンニョムとハニー醬油は似合うもクソもない。

長考の末、”ニョム”の発音が気に入った私は、
「どっちかと言ったらヤンニョムかな~」と回答。
「今日は暑いから、ハニー醤油にするわ」と一刀両断する妻。
今日のところは論理的思考は捨てておくことにする。

注文したハニー醬油タッカンジョンが出来上がり、
2人で同時に食べる。甘さとしょっぱさの相性が抜群に良い。
白飯が欲しくなるところがやはり日本人か。

続けて私の獲物、チーズハットクの店舗を発見。
店員さんに注文すると、チーズを揚げるところを目の前で見せてくれた。
妻、身を乗り出して観賞。

揚げ上がったチーズハットクに砂糖をまぶして店員さんが渡してくれた。
ケチャップとハニーマスタードはセルフトッピング。

歩道の邪魔にならないところに退避して、一口目をガブリつく。
なんとも言えない味のハーモニーに思わず笑みがこぼれる。

初めての新大久保は大満足でした。
テイクアウトしたキンパは、夜ご飯に食べます。

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