幻覚剤と酒が入った古代エジプトの飲み物には「人間の血」も含まれていた
古代エジプトのプトレマイオス朝・ローマ時代の墓から発見されたマグカップには、幻覚剤や酒に加え、「人間の血」が含まれていたことが判明した。この飲み物には、ペガナム・ハルマラやスイレンなどの精神活性植物の痕跡が見つかり、唾液の成分も含まれていた。フロリダ大学の研究チームがこのマグカップを分析し、ベス神を祀るために使用されていたことを明らかにした。研究者のダビデ・タナシ氏は、これまでにない発見であると述べ、エジプト人が使用した向精神作用のある植物の成分を特定したと報告した。専門家たちは、このマグカップが日常生活、宗教的目的、または魔法の儀式に使われたかどうかをまだ解明していない。