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夜の猛特訓

新しいヘルパーさんが来てくださったので、私のケアを特訓しています。
昨日も夜仕事が終わり、18時から特訓を始めました。

食事のケアは上手なのですが、口に運ぶのが早すぎで物を飲み込む前にもう唇に次の物が来ています。
「早食い競争ではないのだから、もう少しゆっくりね」と言うと、彼女は大笑いして「分かりました」と言います。しかし、少しの間はゆっくりしたペースになるのですが、だんだんまた元に戻ってしまうのです。「ゆっくり、ゆっくりね」とこの言葉を何回言ったか分かりません。

とても良い人で、前向きな性格は良いのですが、ちょっとせっかちなのかもしれません。私もとてもせっかちです。しかし彼女には勝てないような気がしました。

トイレとの闘い

トイレで私のお尻を便座の真ん中に置くということがなかなかうまくいきません。私のケアに来ている5人のヘルパーさんに教わりましたが、人の意見を聞き過ぎて、わからなくなっているのかなと思いました。

しかし、昨日は次第にお尻を便座の真ん中に持ってくる感覚を体で覚えてきたようです。最後は自分の体と心で覚えるしかないと実感しました。トイレのケアはヘルパーに来た人みんなが悩むところなのです。

私は年々、障がいが重くなってきています。とても不安で、たまに老人ホームに行った方が良いのかなと弱気になります。老人ホームに行っても、人手不足であり、思うようなケアを受けられなかったり、虐待問題が起きることもあります。

言葉でケアを伝えること

昨日は18時から22時まで夜のケアのフルコースを伝えましたが、最後にはちょっと疲れてしまい、教えに来ていたもう一人のヘルパーさんの手を借りてしまいました。

次からは彼女一人でやっていきます。できる自信はあります。でもたまにちょっとしたことで危険なこともあります。

言葉でケアを教えることは難しいですね。私の人生、まだまだ続きます。このようなことをまた行わなければいけません。来てくださるヘルパーがいる限り、夜の特訓は終わらないのです。トイレの壁に鏡を貼ろうかと考えています。

製品化されているリフトは在宅で使えないものなのか

若き日はちゃんと立てたので、トイレには何の問題もなかったのです。街に出かけ、ふと出会った女性にトイレを頼むこともありました。

リフトを買い使いたいなと思うこともあります。でも私のマンションは入り口や廊下が狭いので、リフトは使えません。

天井にカーテンレールのようなものを設置し、リフトを付けるというやり方が一番良いのですが、とても値段が張って、それぞれの部屋には天井に仕切りがあってそれを壊して設置するのは大変難しいことだと思います。

私の毎日が生きる挑戦です。障がいの重い方も、同じ思いをしていると思います。設計に詳しい方に相談してみようかと考えています。

自分の生活を投げやりにならないように、前向きに考えていかなければいけないと思います。

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