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フキを味わう喜び

今日から3月。札幌はまだ寒いけれど、時折日差しが強くなり春の足音が聞こえてくる。雪が溶けたなら、どこに行こうか毎日のように考えている。外の公園でお弁当を食べたいなあ、映画にも行きたいなあ、海にも行きたい。と次々と希望が湧いてくる。しかし、コロナはまだ消えない。コロナウイルスの変異種が出てきているそうだ。終わりのない戦いのようだが、でもその中でも生きる喜びは捨てたくない。

昨日は、フキと天ぷらをごま油で炒めて生姜と醤油と白ワインを入れて炒めた。簡単な料理だったが、口に頬張ると高級なレストランの味がした。生姜と醤油とワインが絶妙に味を引き立てることがわかった。簡単ですから作ってみてください。

新しいヘルパー候補の方が来て下さり、一緒にその料理を少しおすそ分けした。ヘルパーで来ていた方と3人で味見をした。美味しいと3人で微笑んだ。そういうことがヘルパーの時間の中では大切なことだと思う。研修にきたヘルパー候補の方は、とてもケアが上手くて驚かされた。手が温かく感じた。この人を大切にし、いちご会で働いてほしい。ケアがうまい人が現れれば、ああもう少し長生きしたいなあと喜びを感じる。施設の中で諦めた人生を送っている人たちはたくさんいる。長生きしたいなあという喜びを分け合いたいと心から思う。政治が変わればいいのか、私が特許製品を開発すればいいのか、と考えてしまう。ヘルパーさんがたくさんいるよ、おいで。と叫べたのなら施設にいる障がい者たちは忙しそうに来るだろう。

話は戻るが、フキの料理があまりにも美味しくできたので母のことを思い出した。私が4、5歳のころ母が私を背中におんぶしてワラビやぜんまいやフキなどを取った。私は目が良かったので食べられるものを見つけるのが早かった。足指で「母さん、あそこにワラビがある。フキはこっちにある。」と、見つけた。(母さん、ヘルパーさんのおかげで今もおいしいフキが食べられるよ。これが本当の幸せだね)と仏壇に向かって言っている。小さな喜びを感じることが今は大切だ。

2月26日(金)に『こもちゃんTV』にゲスト出演した。いつもより身体の調子がよく客観的にzoomというものを楽しめたような気がする。私が信頼する浅野さんや『こんな夜更けにバナナかよ』を書いた渡辺さんも出演した。時間がございましたなら、見てください。こもちゃんという人はとても魅力的な人です。ロシア語と英語ができるそうです。

https://youtu.be/YHb5iONlbdU

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