幼い人と世界のあわい
我が子が小さいときの写真をみていると、
人であっても、木々や光の一部そのもの
とでも感じられるようなものが多く
びっくりしてしまいます。
小さい人は、確かにひとりの人なのだけど
大人と比べて世界との境目がやんわりとしていて
一緒にいると、
ときどきそのあわいにお邪魔できるときがあり
ちょっとした異世界体験とでも言うような。
我が子たちもこの冬で15と10になります。
私の異世界への入り口はほとんど見えなくなってきています。
これからは、兄も妹も、それぞれの扉をどんどん開けていくのでしょう。
少し淋しくも、頼もしい気持ちです。