こどもの教室もりのねでの実践・秋
講師をしている、京都・大山崎 こどもの教室もりのね での実践レポートです。
平仮名に、かず。
こどもたちが普段の学校で学ぶことを少し違う視点から学んでいきます。
母音の学びへの導入
秋の森で、男の子がみつけた泉から粘土を取り出す。
そんな話を聞いてから、子どもたちは両手のお椀に小さな粘土の塊を両手いっぱいになるまで受け取ります。
それから手のひらと指だけで球を作っていきます。最後にはせっかく作った球も手放します。
うわあ、重い!
ああなんだか眠くなってきちゃったよ。
えー、壊しちゃうの?
からだとこころからたくさんの母音が生まれます。
あいうえお、と文字を書き進めるだけでなく感じて欲しいこと。
5という数についての学び
5人で輪になり、ひとり飛ばしにお手玉を渡していくと、お手玉は星を描きます。
それから今度は毛糸を同じように渡していくと。。。
やんちゃなもりのねっ子のこと、うまくいくかな?とドキドキもありましたが、きれいなお星さまができました。
この日はおうちで、りんごを横に切ってもらう、という宿題をしてきたこどもたち。りんごのひみつをこどもたちと先生で共有しながらの時間でした。
レッスンの構成
もりのねは、シュタイナー教育に基づいたクラスなので、レッスンの構成もシュタイナークラスの作り方を参考にしています。大きくは、
リズム
メインの学び
おはなし
から成ります。
リズムでは、からだを動かしたり、お手玉を使ったゲームをしたり。
メインの学びでは、こどもたちは教師が語る、その日の内容を聞いてから、手仕事したり、色をふんだんに使いノートを描いたり。
おはなしは、グリム童話や世界の民話を素語りします。教師から子どもたちへのプレゼント。
レッスン中、たくさんの歌や詩を唱えます。
また、メインの学びのお話は、たいていは教師のオリジナル。
最後のおはなしも、教師はテキストや絵本は使わないで、覚えて語ります。
教師はなかなか大変だけど、こんな学びはきっと、子どもたちにとって楽しいんだから。