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誕生日に思うこと。

こんにちは、鍼灸師のおさむんです。
鍼灸師しながら武蔵野大学で心理学専攻の学生やってます。

今日は私の55回目の誕生日。おめでとう!っていうのは何となくしっくりこない…「生きていてよかった」これが今の素直な思いです。

9年前に精神科の(現在の)主治医から「双極性障害の可能性が強いかもしれません」と言われたとき「あぁ、ようやく納得のいく診断名が付いた」ホッとしたのを覚えている。今までうつ病の診断で投薬を続けていても一向に良くならず苦しい日が続いた。4か月の休職期間を終え復職しても体調がすぐれなかったので「本当に俺はうつ病なんだろうか?なんで(当時の)先生は『あなたは何の問題もない。だから早く復職して生活リズムを整えた方がいい』この一点張り。私の訴えに耳を貸さない先生だった。この時は「死にたい」そう心で叫んでいた。本当に死にたい訳じゃない。「生きたい!生きたい!生きたい!」これが本音だ。

藁をもすがる思いで現在の主治医のクリニックに逃げ込むように転院した。先生は私の話をじっくり聞いてくれた。とは言っても頭がうまく回転しないので上手く伝えられない。足らない部分は同席した妻が補ってくれた。先生は妻の話もよく聞いてくれた。不安だった妻もきっと安心したと思う。「この先生なら大丈夫」そう思ったら処方された薬が魔法のようによく効いた(気がする)まさしく病は気から。

あれから9年が経ち、小さな波はあるものの一度も休職することなく寛解期を過ごしている。
妻とキャンプに行ったり、自分の趣味としてピアノ教室に通い始めたりキックボクシング、ヨガで気持ちいい汗を流したりしている。

10年目に突入するが何事も「良いも悪いもあるけど程々でいい」最近ではそう思っている。それは決して現状維持ではなく1ミリずつ成長するという決意表明みたいなもの~これからもそう生きていきたい。

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