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『龍野城下町ホテルプロジェクト』現地説明会に行ってきた

兵庫県たつの市で進行しているクラウドファンディングを利用した古民家再生プロジェクト
「龍野城下町ホテルプロジェクト」
の現地説明会に行ってきました。

1.龍野について

・龍野地区は兵庫県たつの市の中心部に位置する旧城下町​
・1,709世帯、人口3,816人(2021年3月たつの市住民基本台帳)
・江戸~昭和初期のまち並みが残る600×900約16haのエリア
・2019年12月に国の「重要伝統的建造物群保存地区」に選定
・うすくちしょうゆ・そうめん・レザーが三大名産

僕は龍野に来るのは今回が2回目。
一昨年、当プロジェクトの投資ファンドを組成している(株)エンジョイワークスさんのゼミで訪れて以来、この土地の魅力に惹かれています。

龍野城の城下町で、武家屋敷や町屋のまち並みが広く残っている地域。
よくある観光地と違い、歴史的景観形成地区の中に地域の方々が普通に暮らされています。

2.龍野城下町ホテルプロジェクトって?

龍野所在のNPO 法人ひとまちあーとさん、株式会社masumasuさんが 、「昔と未来をつなぐまちづくり」を理念に進めるまちや再生プロジェクト。

その一環、「暮らしと観光の共存」がテーマの
城下町古民家ホテルkurasuは、昨年、家族で泊まれる一棟貸切スタイルの1号棟がオープンしました。

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昨年3月に開業した古民家ホテルkurasu1号棟
148 kawaracho


この3月には、少人数向け・ノマドワークにも利用可能な2号棟が開業予定です。
次の3号棟が当プロジェクトの対象、さあ、どんな案件なのかな。

■龍野城下町古民家ホテル kurasu
・1号棟「148 kawaracho」竣工済 21年3月OPEN!
・2号棟「179 honmachi」工事中 22年3月OPEN予定
・3号棟「69 kamigawara」ただいま計画中

3.説明会+現場訪問

明治時代に作られたしょうゆ工場を劇場にリノベーションした「ゐの劇場」の一画が説明会場です。

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「ゐの劇場」
レンガ造りの煙突が印象的でした

本プロジェクトを推進するNPO 法人ひとまちあーと、株式会社masumasu、それぞれの代表である畑本さん、アーデンさんから、龍野のまちづくりや今回の空き家再生に対する想いをお聞かせいただきました。

今回のテーマはユニバーサルデザインを取り入れたダイバーシティホテル。宿泊施設に加え二つの店舗が併設される計画です。

「ふっと手を伸ばした時に体を支えてくれる和ダンス」
「よっこらしょっと車いすで上り下りできるあがりがまち」

そんな自然なデザインを取り込んでいきたいと言うアーデンさんのお話しが心に残りました。

説明会ののち、プロジェクトの対象となる物件を視察。
杉板とタイルの壁が良い感じ。
小さな中庭もありました。
だいぶ老朽化が進んでいましたが、この建物が1号棟のように素敵に、なおかつ人にやさしいダイバーシティホテルにリノベーションされていくのが楽しみです。

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古民家ホテルkurasu3号棟となる予定の建物
誰もが快適に過ごせるユニバーサルデザインホテル
がテーマです

4.まちを歩く

説明会の日と翌日の午前中、龍野のまちを歩いて巡りました。
僕が訪問した時、県立龍野北高校主催の「町ぢゅう美術館」という地域内のあちこちの町屋を間借りした文化祭のようなイベント(なんと20周年!)をやっていました。
おかげでいろいろな古民家の中に入って観たり現地の方とお話したりすることができました。

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晩ご飯をいただいたお店。
以前、このお店で知り合った近所のお寺の住職の方と再会できました。
おいしい食事とお話をありがとうございました。

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5.プロジェクト詳細

最後にプロジェクトと投資ファンドの詳細についてご紹介しておきます。
プロジェクトを推進されるmasumasuさん、ひとまちあーとさん、エンジョイワークスさんの取り組みがわかります。

①プロジェクトと投資ファンドについて

②古民家ホテル kurasu 1号棟「148 kawaracho」ルームツアー動画

6.まとめ

人の生活が共にある龍野。
古さと新しさを共存させながら、まちなみや暮らしを継続していく、まちごとダイバーシティな取り組みにとても魅力を感じました。
まちがどのように変わっていくのか…また訪問したいです。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

これからも、今回のような等身大の建築・不動産プロジェクトのご紹介ができればと思っています。

引き続きよろしくお願いいたします。

城下町


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