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漫画や小説、映画のストーリーの作り方
一般的に漫画や小説、そして映画等のストーリーを考える時、大きく分けて2つの方法があります。
超簡単に言うと、ストーリーを冒頭から考えるか、それともラストをしっかりと決めてからそれに向かって逆算して作っていくかです。
どちらが良いという事は一概に言えず、それぞれメリットとデメリットがあります。
私は漫画家志望なので、マンガで例えてみると、「ドラゴンボール」なんかはストーリーを冒頭から考えていく典型的なパターンです。メリットは何といっても爆発力があるという点です。
まさか鳥山明さんも、当初は悟空が超サイヤ人になるなんて考えてもいなかったと思います。しかし、だからこそ爆発的な人気にもつながりました。このようにラストを決めずにストーリーを進めていくと、途中で予想もしなかったアイデアが浮かんで人気作になるというメリットがあります。
一方、ストーリーが支離滅裂になってしまい、後半はダラけてしまうというデメリットもあります。たしかに凄い作品ではありますが、後半はグダグダになってしまった印象も否めません。
もう1つのしっかりとラストを決めてから描き始めるというパターンだと、浦沢直樹さんの作品や諌山創さんの「進撃の巨人」等が挙げられます。
メリットは物語の破綻が起きないという事です。当たり前ですがラストを決めてから走り出すので、途中でストーリーがおかしくなるという事はありません。
しかしデメリットとして、作品の出来が最初の段階で決まってしまうという点があります。ものすごい誰もが感動するラストを思いついていれば問題ありませんが、肝心のラストが大した事ない物だった場合、作品の出来が60点と最初から決まってしまう為、リスクは少なくありません。
自分でもどちらの作り方が良いのかは分かりません。爆発力は欲しいけれども、ストーリーの破綻は避けたいので、難しい所です。
あと例外的ですが、宮崎駿さんみたいに見せたいシーンを最初にいくつか描いていき、それを組み立てて物語を作っていくというウルトラC的な方法もあります。
理想は全部の良い所取りをしてストーリーを作りたいのですが、なかなか難しいのが現状です。
皆さんはどういうストーリーが好きですか?
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