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まだまだまだ続くよ。インドの旅が

ツクツクのおじさんに教えてもらった宿は本当にひどかった。まぁどれくらいひどいかと言うと、30年ぐらい前にバックパックで泊まったような宿のレベル。昔なら日本円で300円から600円よく言って、1000円の宿。これが1500ルピーだったからおよそ3000円。うーむ。ミナクシーのお寺の近くで駅からも近いので、立地条件はすごく良い。その辺はやはりホテルが多いみたい。リクシャーのおじさんには悪いんだけど、生活の質の違いのせいか、もうちょっと良いホテルに連れてってもらいたかった。部屋見たときめんどくさくてあんまりよく確認してないのもこちらのせいだけど、ともかくエアコンは全然効かない。シーツは湿っている。夜遅くまでうるさい。トイレの便座が外れてる、壁も落ちかけてるし落ちてるところもある。何のサービスもしないのに、チップだけ要求する人たちとか。でもまぁいいインド経験かな。
インドが気に入ってる人は多分に自虐性の高い人ではないかなと思う。どう考えても日本にいる方が楽だし、ヨーロッパや、アメリカを旅する方が綺麗なものが見れていいですよね。インドでも観光地はタージマハルとかいろいろありますが、結局はインド好きの人はインド人を見に来てるんじゃないかなぁ、あるいはインド体験をしに来てるんじゃないかなって思います。あの雑踏、臭い、騒音、そして何より、自由なインド人、これらに魅力を感じられる人がインドに来るんだろうって思います。実は数十年ぶりにインドに来るにあたって、インドは、もうずいぶん変わってしまったのかなあと思ってたんです。早くインドに行かないとあのインドがすっかり変わって東京や大阪みたいになってるんじゃないかなって思ったんです。そんなわけないわなぁ。確かに高速道路もでき、以前のようにバスとトラックが正面衝突スレスレを回避するような場面も見られなくなりましたが、街中ではリクシャーやバイクのせめぎ合い、道端の大量のゴミ、牛さんと犬さんなどほぼ何も変わってないですね。安心したような残念なような気がします。ともかくこの寝苦しいとんでもない宿に泊めていただいたことでそう思った次第です。

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