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新春 XDおみくじ -作り方解説-
2019.01/03に公開した「新春 XDおみくじ」。
その名の通り「ただAdobe XDで作ったおみくじ」というだけで、中身に関しては何の根拠もご利益もない、おみくじです(汗
今回は、この作り方について、Adobe XDユーザー向けに解説しようと思います。
まずは下記リンクより、実際の「XDおみくじ」をお試しください。ちゃんと「大吉」「大凶」は出現率を下げてあります!
解説
さて、ただのおみくじですが、Adobe XDをご存知の方であれば、気になる点があるハズ。そう、
「どうやって、出現率を操作しているのか?」
このおみくじ、繰り返し引くと違う結果が出てきます。
1つの「おみくじを引く」ボタンから、複数の結果をどうやって操作しているのか?
その答えは「瞬間移動をし続けているから」です!
では、順を追って説明しましょう。
まずは、「くじを引き」→「結果が出る」までの、1通り目を完成させます。(図参照)
①左:扉でくじを引く
②真ん中:結果が出るまでの「ホワイトアウト(アニメーション)」
③右:「結果」が出る
この1通り目を「グループ」としましょう。
次に、この「グループ」を複製し、2通り目の「グループ」を作ります。
この時、ポイントが2つあります。
①「扉」は全く同じものにする
②図の一番左の「1通り目の扉」と「2通り目の扉」を「トランジション」で繋ぐ。(赤丸部分)
・トリガー:時間
・ディレイ:0秒
・アクション:トランジション
・アニメーション:なし
これで、「扉」の見た目は変わりませんが、指定した時間で自動的に他の「グループ」へ移動し続けることができます。(←ここがポイント!)
これを結果の数だけ複製していきます。
最後の「グループ」までいったら、最初の「グループ」に戻るようにトランジションを繋ぎ、トランジションがループするように設定します。
これで、プレビューしてみると、「扉」の見た目は変わりませんが、複数の扉を移動し続けることになります。
この時、「扉同士を繋ぐ時間」に差をつけると、出現率を可変させることができます。
・トリガーの時間が短い=出現率が低い(大吉、大凶)
・トリガーの時間が長い=出現率が高い(中吉など、その他)
つまり、裏では下記のような動きをしています。
このように、常に「扉」が入れ替わっている中で、どのタイミングで「扉のボタンを押したか」で結果が変わる(出現率を可変する)仕組みになっているのです。
お分かりいただけたでしょうか?
操作に慣れた方なら、(デザイン的な部分は別にして)仕組みだけなら、5分くらいでできてしまうと思います。
ぜひ、みなさんも「XDで確率変動コンテンツ」を作って遊んでみては!