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【もうダメ?】BlockFiは破綻寸前・・

予想はしてましたが、今日はBlockFiが倒産手続きの準備をしている、というニュースが出てきました。

倒産すれば、私のBlockFiのレンディング資産も回収は難しいでしょうが、ちょっとこれからの展開を考えてみました。

今日のニュース

BlockFiはFTX破綻の影響もあり、通常のオペレーションができない状態となっていました。

先週11日からは出金が停止され、顧客資産も引き出せない状態です。

私もBlockFiでビットコインをレンディングしていたので、先週の11日に出金リクエストをしましたが、処理中(pending)のまま。

BlockFiは、FTXとの関係が深かったので傷も深い。今年に入って、BlockFiは数百億円レベルの融資枠をFTXから受け、その資金も使って何とかオペレーションしてました。

更に、FTXがBlockFiを買収する権利についても両者で合意済でした。

そんなわけで、財務的に苦しんでいたBlockFiをFTXが助けていたのですが、そのFTXがこんなコトになるなんて・・

ホント、ジョークのですよね。

BlockFiの救世主は現れるか?

BlockFiは、報道のとおり倒産手続きも準備しているでしょうが、並行して、買収先や救済先を必死に探しているはず。

また、実際にBlockFiの買収を考えている仮想通貨業者もいるでしょう。

FTXは数兆円に及ぶ負債を抱えており、しかも、それがCEOの詐欺行為によるものであったため、さすがに買い手は現れませんでした。

一方BlockFiはFTXから融資を受けることが不可能になったことにより財務状況が悪化しただけであれば、不足する資金の額もそれほど莫大ではないかもしれません。

(もしFTXがBlockFiの資産も勝手に流用していればBlockFiにとって状況は厳しいですが・・)

さらにBlockFiは自身で、使用額に応じてビットコインが付与されるクレジットカード事業もやっていました。

BlockFiのクレジットカード事業とそのユーザーは、他の仮想通貨事業者にとっては非常に価値の高い事業資産とも言えるので、大手の競合他社がBlockFiを手に入れるモチベーションになる可能性も高いわけです。

そういった交渉をBlockFiは数社と進めているでしょうが、それがどことも合意できなければ、その段階で倒産手続きに入ると思います。

倒産手続きに入った場合

・チャプター11とは?

アメリカの倒産手続きは主にチャプター11か、チャプター7のどちらかです。

私も会社員として、米国子会社や投資先がチャプター11とチャプター7の両方で手続きしたのを近くで見ていた経験があるので状況は理解できます。

チャプター11は再建型の手続きで、救済者(スポンサー)を探し、事業継続を目指すものです。

ただ、その過程で再建案を作成するのですが、一部の債権者にとっては債権放棄の要請があったり、会社は負債だけを切り離したりします。

ですので、今BlockFiに口座を持っているユーザーまで資金が全額返ってくるかは不透明です。

むしろ、返ってくるにしても2~3割など、一部と考えるのが普通ではないでしょうか。

BlockFiが破産する場合にはこのチャプター11の申請をする可能性が高いと見ています。

・チャプター7とは?

一方、チャプター7とは、「再建型」とは違い「会社を清算」して事業を終息させる手続きとなります。

こちらを選んだ場合は、もう会社再建はあり得ないので、今ある全ての財産を現金化して、各債権者へ分配することに。

その場合、債権者によって返済を受ける優先度が違ってきます。

BlockFiの場合も、一般的に考えれば、資金を提供しているファンドや金融機関などが優先的に弁済を受けるので、私のような口座を持っているユーザーへの分配はゼロか、有ったとしても僅かでしょう。

このようにニュースでは単に「倒産手続き」としか言及しませんが、チャプター11かチャプター7のどちらになるかでインパクトは変わってきます。

ただ、どちらにせよ、アメリカでの倒産手続きは時間が掛かります。

倒産裁判所の許可が無いと手続きが進みませんし、BlockFiのような大きな会社だと債権者の数もスゴイでしょうから、手続きの一つ一つが物理的にも時間を取るでしょう。

私のような口座を持っているユーザ―に対して返金があるにせよ、すっかり忘れたころ、2~3年後になる、というケースもあるかもしれません。

それでも返金があった方が嬉しいですが(笑)

いづれにせよ、ここ数日でどうなるか判明するので、結果を待つのみのですね・・

この件もあり精神が安定しません。サプリでも飲んで体調を整えようと思ってます。





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