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絶対に知っておくべき。″Web3”を分かりやすく解説(2回シリーズの第1回)

最近よく耳にする言葉である「Web3.0」について分かりやすくお話したいと思います。

このWeb3.0とビットコインは切っても切り離させない関係ですので、ビットコイン・ファンの方にも知っておいてほしい内容です!

Web3.0とは、まさに今起こっているインターネットの進化形であり、これを説明するには、その前身であるWeb1.0とWeb2.0から触れないければいけません。

"Web1.0"(インターネット黎明期)


Web1.0はインターネットが発明から始まります。

意外かもしれませんが、インターネットが発明される背景には第二次世界大戦後の東西冷戦が大きく関係していました。

1950年代、アメリカとソ連(今のロシア)がお互いの軍事力を分析するためにコンピュータを使っていました。

だた、当時はコンピュータは大型であったため移動も難しく、しかも今のようなネットワークという概念もありません。そのため、遠く離れた研究者間で情報を利用できる仕組みがなかったわけです。

そこで考えられたのがネットワークを構築し分散させること

この発想に基づき、1969年にアメリカの研究機関同士を繋ぐARPANETと呼ばれる初めてのネットワークが作られます。このARPANETこそが現代のインターネットの原型

その後、画期的な発明が生まれます。

1990年、欧州原子核研究機構が「World Wide Web(WWW)」を考え出したのです。これがあっという間に世界に広がります。まさに私たちが今使っているWebサイトやアプリです。

当時World Wide Webを発明した人たちは「インターネットは万人のもの」という強い意志を持っており、そのためWWWに関する特許も敢えて取得しませんでした。結果としてWWWに関する技術が特定の者に囲い込まれることもなく、誰もが自由に情報を受発信できるインターネット革命が起きました。このインターネットが完成、普及した段階を一般的にWeb1.0と呼んでいます。

"Web2.0"(データを使った活発な情報交換が可能に)


Web1.0のあと、デジタル技術はますます発展していきます。

コンピュータの性能の向上、3G/4G/5Gと世代を経て進化する通信技術、あるいは2000年代後半に登場したiPhoneを始めたスマートフォンの普及など。

これらの恩恵を受けて新しいサービスも次々と出てきましたよね。

フェイスブックやツイッターといったSNSサービス、ウーバーなとのシャアリング・サービスなどなど。

その結果、人間とインターネットの関係が変わり始めました。

それは、デジタル技術の発展によって双方向での活発な情報交換が可能となり、群衆がより主体的にデータを使いこなせる世界が到来したのです。

ただ、データの量、種類が圧倒的に増えたことによりビックデータが価値を持ち始め、それらを有利に集めることができる立場にあるGAFA(Google、Apple、Facebook、Amazon)やビックテックといわれる一部の巨大企業が市場を支配してしまうという不安な面も出てきたことも事実。

それはまさに商業化が進んだことによりインターネット上での「群衆」 vs「 企業」のパワーバランスが企業側に偏ってきたことを示しています。

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"Web3.0"(「企業」から「ユーザー」のためのインターネットへ)


Web2.0を経て、インターネットは現代社会に欠かせないインフラになりました。

一方で、ビックデータを活用することにより、プラットフォーマーと呼ばれる巨大企業が情報を独占したり、プライバシーの問題を引き起こすなど、ネガティブな面が大きくなったことも否定できません。

こんな状況の中、ナカモト サトシという謎の人物が転換をもたらします

2008年の10月に論文を発表し、P2Pネットワーク上で通貨システムを構築するアイデアを公表したのです。

それこそがビットコイン

まさに人類が「ブロックチェーン」を生みだした記念すべき日となりました。

このブロックチェーンこそがWeb3.0を推し進めることになるのですが、その内容は次回(2回シリーズの第2回目)にお話したいと思います。

それでは今日はこのへんで。ご覧頂きありがとうございました。







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