![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/150718326/rectangle_large_type_2_80002beb1d7e1ad2726bb18c38aefb53.png?width=1200)
写真徒然 20240814
レンズ交換式カメラというものがある。
いわゆる一眼レフとかミラーレスとか言われているもので、カメラボディと交換レンズで構成され、レンズを交換することができるカメラのことだ。
僕は、レンズ交換式のデジタルカメラを全部で3台所有している。
そして3台ともメーカーが違っていて、レンズマウントが違うのでレンズを共用できない。ある意味、とても非効率なことになっている。
今回は、なぜそんな非効率をするのか?が、テーマだ。
僕が持っているカメラは、以下の3台。
(1)SONY α7 IV
(2)FUJIFILM GFX50S II
(3)SIGMA sd Quattro
SONYとFUJIFILMは現行機、SIGMAは現行機ではないが、今のところ最後のFoveon機である。
カメラに詳しい人ならすでにお気づきかと思うが、この3台は互いに似ていない、それぞれに個性のあるカメラだ。
1台づつ見ていこう。
(1)SONY α7 IV
ミラーレスカメラの地位を確立し、その歴史を作ったともいえるSONY α7シリーズの現行スタンダードモデル。
異論はあるとは思うが、現在のミラーレスカメラのレファレンス、標準モデルと言って良いモデルだと思う。
手持ちの3台の中では、最も今時のデジカメらしい機能/性能を備えているため、失敗できない撮影では、このカメラにSONYの純正レンズをつけて撮影している。
一方、これまでの経緯でMF、AF問わず様々なマウントのレンズを持っているため、僕にとってのこのカメラは、それらのレンズを活かせる母艦という位置づけでもある。稼働率は、一番高い。
このカメラを前提に開発されたアクセサリー類は非常に多く、異なるレンズマウントを装着できるようにするマウントアダプターの充実ぶりも素晴らしい。実に、多種多様なレンズを装着することができるのだ。
(2)FUJIFILM GFX50S II
「フルサイズ・センサー」を超える大判センサーを搭載したデジタル・ラージフォーマットカメラである。
大きなセンサーが捉えた光から生成されるアウトプットイメージは、ハマると病みつきになるくらい美しい。
フルサイズ・センサー搭載機、SONY α7 IVもあるので、あまり出番は多くないが、この機材でしか撮れない絵があるため当面手放すつもりはない。ここ一番の時に持ち出す、勝負機材のような存在だ。
(3)SIGMA sd Quattro
デジカメのイメージセンサーは、基本的にみんな同じようなアーキテクチャーでできている。
このカメラは、唯一、他と全く異なるアーキテクチャーを持つFoveonセンサーを搭載したレンズ交換式ミラーレスカメラである。
デジタルカメラではあるが、ホワイトバランス、感度、絞り、シャッター速度を全てマニュアル設定で扱わないと、その真価を発揮した写真は撮れない。その代わり、上手くハマると、高解像度で、光や色のグラデーション豊かなFoveon独特のイメージを得ることができる。
このセンサーでしか撮れない絵がある代わりに、ある意味、使い手を選ぶカメラだと思う。
以上、僕の3台のカメラについて、なんで敢えてそんな非効率なことをしているのか?の理由・・・というか、それぞれの特徴を書いてきた。
三者三様、みんな違ってみんな必要ということが伝わっただろうか・・・?
ちなみに、(3)SIGMA sd Quattro用の交換レンズは、SIGMA純正のマウントアダプターを利用して(1)SONY α7 IVに装着して使うことができる。
そのため、僕的には、そんなに非効率でもないのでは、と思っているのだが・・・カメラや写真に興味がない人から見れば、やっぱり「なんで?」ということになるんだろうなぁ・・・。