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写真徒然 20240831

僕が写真の活動を始めたきっかけは、知人から写真グループ展に誘われて、某ギャラリーで初めて写真作品の展示をしたことだ。
その展示で、ご一緒した他の方の作品と自分の作品とを並べてみたら、自分の作品のプアさ加減に愕然とし、そこから真面目に写真と向き合うようになった。
あのグループ展さえなければ・・・いやいや、あれがあったから今があるのだ(笑)。

その後、ありがたいことに毎年いくつかのグループ展に誘っていただき作品の展示を続けており、今年も10月、11月、12月に東京で開催されるグループ展に参加する予定で、今まさに作品を制作している。

写真のグループ展には、実は、いろいろなスタイルがある。

よくあるのは、1人1点の作品を持ち寄り、額装して壁に掛けて展示するスタイル。
一般に「写真グループ展」というと、そんなイメージだと思う。
それ以外にも、1作家あたりの壁の専有面積を決めて各自が工夫を凝らした展示をするスタイルのものや、全体をまとめるキュレーターの元で統一テーマに基づいた展示をするものもある。

この秋に僕が参加するのは、1人1点の作品を持ち寄るスタイルと、1作家あたりの壁の専有面積を決めて展示を行うスタイルの2種類だ。
実は、キュレーターの元で展示をするスタイルのグループ展にも参加する予定だったのだが、諸般の事情で活動に参加する時間がとれず、その展示は辞退した。おそらく、それなりに注目を集めるグループ展になるので辞退は残念だが致し方ない。

グループ展向けの作品の作り方は、作家によって様々だと思う。
僕は展示スタイルに応じて、作品の作り方を変えている。

1人1点型の場合は、あまり深く考えずに、ここ最近撮影した写真の中から1枚を選び、自力でプリントして展示する。このスタイルでは、ともするとテクニック自慢的な作品になりがちだが、敢えてそこには行かないように自然体で感覚的に撮ったものを出したいと思っている。今年も、あまのじゃく的な作品にするべく作品候補をセレクト中だ。

一方、壁専有型の方は、何らかのテーマを決めてセルフキュレーションをするようにしている。表現手法をストレート写真とした上で、限られた時間の中で決まったテーマで作品制作を進めていくのはなかなか難しく、結局、なんだか中途半端な作品になってしまうことも多い。今年は、これまでの反省を踏まえて、なんとか形にしたいと作業を進めている。

最初の展示は、10月半ばから。さて、どんな作品ができるのだろう。
実は、今日は、すっかり作業に行き詰まって、このテキストを書いているんだな・・・(苦笑)

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