【JICA海外協力隊】 エルサルバドルの今 #2
首都サンサルバドル到着
11月28日、日本からアトランタ経由でエルサルバドルの首都サンサルバドルに到着しました!日本からアトランタまでの飛行時間は12時間40分、アトランタからサンサルバドルまでは3時間40分。任期2年分の荷物を詰め込んだ重量23キロのスーツケース2つと10キロを超えるリュックを運びながらの移動は、さすがに疲れました。
それから1週間。長旅と15時間という日本との時差(日本が15時間進んでいます)のせいか、少々身体のだるさは残っていますが、大きく体調を崩すこともなく過ごせました。
ここサンサルバドルではJICA(国際協力機構)が借り上げているコンドミニアムで、他のJICA海外協力隊員7名と一緒に暮らしています。この1週間、JICAスタッフや先輩隊員から、文字通り手取り足取りで、エルサルバドルでの生活方法を教えてもらっています。
エルサルバドルはちょうど乾季が始まったところ。サンサルバドルは、日中の最高気温が30°前後で、日差しも厳しく暑いですが、湿気がないので、日本の夏ほど不快ではありません。
まだ滞在1週間での印象ですが、サンサルバドルは、想像以上に発展していると感じました。あらゆる店舗が揃った近代的なショッピングモールが数カ所ありますし、スーパーマーケットには野菜、果物、肉などが豊富に並んでいます。マクドナルド、スターバックス、ピザハット、サブウェイ、ミスタードーナッツなど日本で馴染みの飲食店も珍しくありません。しかし、その一方で、高層のオフィスビルやマンションの足元には、トタン屋根の簡素な家が密集しており、大きな経済格差のあることが一目で分かります。
一般的に、エルサルバドルは治安の悪い国というイメージがありますが、幸い今のところ、危険を感じたことはありません。エルサルバドルは数年前まで、ギャング組織「マラス」による犯罪で、世界で最も殺人発生率の高い国の一つでしたが、ナジブ・ブケレ大統領の徹底した対策によって治安が劇的に改善し、今やアメリカ大陸ではカナダ並みに安全な国になったと言われています。もちろん、犯罪が全く無くなった訳ではないので、常に用心を怠らないことは必要です。
サンサルバドルには12月16日まで滞在する予定で、その後、車で1時間半ほどにあるスチトトという町に移動し、4週間の語学研修が始まります。スペイン語はまだまだ初級者なので、首都滞在中に少しでもスペイン語に慣れて、語学研修に臨みたいと考えています。