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【JICA海外協力隊】 エルサルバドルの今 #3
スチトトでの語学研修開始
先週月曜日(12月16日)に、首都サンサルバドルから車で2時間ほど離れたスチトトという田舎町で、4週間の語学研修が始まりました。スチトトはエルサルバドルの中でも特に長い歴史を持つ町の一つで、スペイン植民地時代の面影が残る街並みと石畳の道が、大きな特徴です。
私を含めた8名のJICA海外協力隊の隊員は全員、この町の一般家庭でホームステイをしています。私のホストファミリーは、祖母、母、息子という3世代3人家族。人懐っこい犬も1匹います。この家庭は、これまでも日本人の隊員を受け入れきた経験があり、スペイン語のおぼつかない私も、色々と気遣ってもらっています。6歳になる息子はやんちゃ盛りで、夕食後にリビングで、サッカーボールを使って一緒に遊ぶことも多いです。
家は日本式に言えば3LDKの平屋で、緑の多い中庭もあります。私は中庭に面した広さ6畳ほどの部屋で寝起きしています。食事は朝昼晩の3食付き。エルサルバドルの家庭料理が口に合っているのか、いつも完食しています。
スチトトで暮らし始めて10日近くが経ち、ここでの生活に順応しつつありますが、まだ慣れていないのが水シャワー。スチトトは年間を通して最高気温が30℃以上ということもあり、お湯が出る一般家庭はほとんどありません。
今は一年で気温が最も低くなる時期で、夜間の最低気温は20℃を下回ります。なるべく、暑さの残る夕方をシャワーの時間にしていますが、それでも毎回、震えながら浴びています。60歳を前にして、水シャワーを浴びる生活は、さすがに想像もしていませんでした。ただ、断水で水シャワーさえままならない他国の隊員のことを思えば、恵まれた環境と言えます。
スペイン語での会話には相変わらず苦戦しています。せっかく熱心に話してもらっても、内容をほぼ理解できないこともしばしば。un poco, un poco (少しずつ、少しずつ)ですね。
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