理不尽を受け入れる
質問責任と説明責任が大事
こちらの記事を読んで思うこと。
むかしサイボウズの社内評価基準に「理不尽を受け入れる」って項目を入れたことがある...
そもそも「理不尽」とは「理にかなっていないと”本人”が感じること」であって、経験が浅ければ浅いほど「理不尽」と考えることは多い。ニンジン嫌いな子供に無理やり食べさそうとして「ママは理不尽や」と言われるようなもので、社会経験の浅いメンバーが理不尽だと感じることはあると思う。でも本当に理不尽だと思ったものをしないことがそのメンバーにとっていいことなのかどうかは一概には言えない。
一方で、それをさせようとする側がなぜそれをする必要があるのかという意味を理解していないと「新人だから」「常識だから」「ルールだから」という説明になり、本当は大切なことでさえ「理不尽」なことになる。
ということで、自分が理解できないことをする場合、その人には「なぜする必要があるのですか?」と問う「質問責任」があり、それをしてほしい人にはその問いに答える「説明責任」がある。お互いがそれぞれの責任を果たすことがチームとして大事。
さはさりながら、全てを理解し納得できないことは社会人としての経験が浅ければ浅いほど多いかもしれない。それを全てにおいて「なんでですか?」とやると先輩や上司も面倒になり、今度は「こうやったほうがいいよ」というアドバイスをしてくれなくなる。それはそれで残念。やってみて初めて意味があるとか意味がないと感じることもあり、それが経験になり、自分の成長につながることもあるので。
まとめると、自分の経験が浅く人から教えてもらいたいと思っているのであれば、質問責任は認識しつつも「経験を積む」ためには「理不尽を受け入れる」ということも意識しておいてもいいかなと。