副業先募集中!
突然ですが、社外取締役か顧問で、ぼくを使ってくれる会社はありませんか?
サイボウズなのにも関わらず、あれだけ副業を支援してきたにも関わらず、自分自身では一度も副業をしたことがありません。なので…ということもあるんですが、今回の副業先募集のキッカケは「シニア世代の活躍問題」という背景もあります。
サイボウズでは市場価値評価を何年も前から導入しているのですが、役職が上がると(部長→本部長→取締役→社長など)給与が上がる傾向にあります。なぜなら、世の中一般的に役職と給与に相関関係があり、「市場価値」がそうなっているからです。
役職と給与に相関関係があると、市場価値評価をする上では比較的わかりやすくて便利ではあるのですが、本気で市場価値評価を何年も続けていると、これからつくりたい理想の組織や働き方に対して、デメリットになるような面も見えてきました。
例えば、
・昇給のために役職を上げようとしがち
・役職に権限と責任を集中させようとしがち
・部門の結果を自分の成果と主張しがち
・役職が上がるほど給与が上がりにくくなりがち
・自分のやりたいことができなくなりがち
・時間に余裕があるけど頑張って時間を埋めがち
・ということでモチベーション下がりがち
・あげくにココロもカラダも窓際によりがち
全てがサイボウズで起こったことではないですが、起こっていること、起こりそうなこと、前職で見てきたこと、世の中一般的に聞く話などを総合すると当たらずとも遠からずなデメリットではないかと思います。
これらのデメリットを解消させるための施策として、一つは、「役職と給与をできるだけ連動させない」。これについては取り組み始めていますが、今回の本題ではないので詳細はまた別の機会に。
そして、今回の主題であるもう一つの方法が「他で稼ぐ」。サイボウズでは、既に副業というより「複業」も当たり前になりつつあるくらい既に定着している仕組みです。ぼくの役職がこれ以上は上がらないのであれば(というか、そもそも取締役と副社長を辞めてるんですが…)、給与が上がらない可能性があります。
ということで、自分の給与を社外で増やそうとなりました。
そう言えば、銀行でも「窓ぎわ族」と呼ばれて、それを受け入れて割り切っている方は、定時ピッタリに退社されていた光景を思い出しました。お金の代わりに時間の余裕をもらうということですね。もちろん、十分なお給料はもらいますので、日中に新聞読んでいるってことはなく、給与に見合う以上の成果はだせるよう努力します。ただ、それを増やすための努力を社内でするのではなく、社外でしようということです。
人生100年時代
出世の階段を幸せの階段にするのではなく
自らが小さな階段を創り幸せの階段に加えてみてはどうだろうか
会社の枠にとらわれず社会に目を向けることで
シニアが活躍し個人も会社も社会も幸せにできるのではないか
今回の副業は、そんな理想への小さな一歩でもあります
副業先のイメージと提供できそうなバリュー
こんなケースを想定してます。
・社長と議論できる人がいない。役員会で議論することで、社長の頭の整理(壁打ち相手)にもなり、経営陣の育成にもつながる。
・働き方改革を進めたい。社内だけのアイデアでは十分ではない。かといってコンサルを頼むほどでもない。
・働き方改革は進めている。そのメッセージを社内だけでなく、社外にもアピールしたい。
・なんかサイボウズが好き。ネタとしてほしい。笑
期待しないでほしいこと
・ビジネスモデルに関する助言。質問されるとこれまでの経験を踏まえてそれらしく答えますが、結果的に混乱させるだけの可能性があります。
・改革や変革。情報や時間が限られていますので、背中を押したり伴走することはできますが、改革にコミットすることは難しいです。
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