人事異動(子会社へ転籍)のお知らせ
さて、このたびサイボウズ株式会社では、2022年1月1日付けで、元取締役副社長/組織戦略室長の山田理が、100%子会社であるKintone Corpration(米国カリフォルニア州)に転籍することとなりましたので、お知らせいたします。
なお、働く場所が変わるだけですので、担当業務に変わりはなく、肩書も同じでございます。なので、後任もおりません。
ただ、日本のみなさまにおかれましては、リアルなイベントや飲み会、ゴルフなど、居住地が米国中心となりますゆえ機会は減りますが、日本に出張する際には、今後ともご厚情を賜りたく、心からお願い申し上げます。米国のみなさまにおかれましては、これからもより一層のご厚情を賜りたく、心からお願い申し上げます。
敬具
本件に関するお問合せ先
Twitter:@osamu419
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ということで、54歳にして、取締役を退任し、副社長の肩書がなくなり、子会社へ転籍となりました。
あれ?これってなんかよく聞くやつやん…。半沢直樹とかでみんなが必死になって防ごうとしてたアカンコースやん…
ですよねー。でも、うちの会社ではリリースも出さないくらいの出来事なので、自分で書いてるくらいです。
何が違うんですかね…半沢直樹と。
実は自分の中で違うだけで、世の中の人から見たら同じに見えるんですかね。腫れ物に触るような感じで声をかける準備をみなさんはされてるんでしょうか?
ちなみにそんな声は、いりませんよー!笑
そもそも、ぼくは、銀行員時代も含めて出世したことが一度もないんですよね。10人程度のサイボウズに入社して管理部門担当の取締役として20年近く同じような役割で働いていたら会社が1000人の規模になっただけで、ある意味、ぼくじゃなくサイボウズが世の中で出世しただけなんです。
だから、あまり肩書に執着がないのかもしれない。だから、肩書よりも自分のできることで、やりたいなと思うことで、かつ、誰かがやってほしいと思っていることに主体的に行動しやすいのかもしれない。
逆に、肩書や周囲の目を気にしすぎると、できるかどうか不安なのにできる風を常に装い続けなければならないし、その仕事はあまりやりたくないけど、役職を維持するためにはやり続けなければならない。それによって、他のポジションで、もしくは他の会社で、もっと自分を必要としてくれているところがあるかもしれないのに、今の場所で必要とされるために頑張らざるを得ない。
もし、そんな「昭和のおじさんたち(※)」がいるのであれば、そして、予備軍も含めると役職に苦しむ人が増えるのであれば、なにかできないだろうかと思う。
そんな思いを込めた人事異動のお知らせです。
(※)ここでいう「昭和のおじさん」は、年齢やジェンダーのカテゴリーではなく、そのカテゴリーに「多く見られる価値観をもつ方々」の総称です。