PLO大学フロップ学部入試対策Note SRP前編
今回のNoteでは、PLOのフロップ戦略についてシングルレイズポットでオリジナルレイザーがIP側のフロップ戦略について、代表的なものを5つ選んで解説していきます。
PLOには多数のドンクベットのスポットなどもあり、その部分について詳しく書いている教材はこれが初めてだと思います。
基本的にはソルバーの戦略を個人的な理解や見識と合わせて書いていったものになりますが、随所にエクスプロイトのヒントも散りばめたので、まずは無料部分をお楽しみください。
SRP IP
UTGvsBB AK5tt
![](https://assets.st-note.com/img/1692096557734-CmKEUiPDv9.png?width=1200)
UTGがオープンしてBBがコールのHUのシチュエーションになります。
UTGのオープン側にAxhhやAK,AAが圧倒的に多いのでUTGが有利なボードとなります。
アクションを順を追って見ていきましょう。
BB first action
check100%
PLOでは、NLHと比べると相当ドンクベットが増えます。
NLHをやっている方はBBを守ってフロップが開いた時、無意識にチェックしてしまう事も多いと思いますが、どのようなフロップでもしっかりドンクベットの選択肢が無いか検討する癖を付けるようにしましょう。
とはいえこのボードは前述の理由からあまりにもUTG有利なボードなので基本的にはcheck100%となります。
☆BTNvsBB…check100%
仮に相手がBTNなどの少しレンジが広いポジションであってもドンクベットはここでは使いません。
UTGvsBBcheck
AK5tt
3/4cb…91% , check…9%
BBがチェックした後のUTGのアクションです。
CBを打つかどうかの部分ですね。
やはりかなり有利なボードなので非常に高いベット頻度となっています。
個人的には上手く対応できるプレイヤーも少ないと思うので全レンジCBで戦略を簡略化しても問題ないスポットの一つだと思いますが、念のためどのようなハンドが優先的にベットされてチェックに回るのがどんなハンドなのか確認していきましょう。
・Set
AK5tt UTGvsBBcheck
Set…97%bet
微差ではありますがトップセットが最もベット頻度が高くボトムセットのベット頻度が最も低くなります(bottom set=bet93%)
チェックするセットには2パターンあります。
1パターン目はAAQJhh,AA32hhなどのあまりにも強いかつ相手のコンティニューレンジをブロックしているもの。
2パターン目は9955r,8855rなどのバックアップが全く無く相手の強いレンジ(Axhh,KK,QJThh…etc)をブロックしていないものです。
・Two Pair
AK5tt UTGvsBBcheck
Two Pair…92%bet
こちらもSetの時と同様、
ベット頻度はAK>A5>K5となります。
AKは96%bet,A5は86%ベットで、この二つに関してはシンプルにフラドロやガットショットがあったりなど強い性質のもののベット頻度が高く、バックアップのないものほどチェックします。
ただK5のボトムツーペアに関しては逆で、FD (フラッシュドロー)やSD (ストレートドロー)がある物ほどチェックして、バックアップがない物、その中でも特にブロッカーのあるもの(KJ65,KTT5等)のベット頻度が高くなります。
このような構成になっている理由としては以下のように考察できます。
・Aを抑えていないので、コールされるレンジに対してのEQが低くバリューベットとして成立しない
・チェックレイズに対して弱く、また相手のチェックレイズレンジをブロックしていない
・KTT5,KJ65のようなバックアップがないがブロッカーのあるものに関しては、SDVを優先してチェックするよりもブロッカーとしての価値を優先して若干ブラフに近い要領でベットしている
(例えばKJ65ならKと5が相手のセットや強いツーペアを、Jが相手のラップドローやガットを、6が8765のようなバックドアSDやA654のようなコンボをそれぞれブロックしている)
・One Pair
AK5tt UTGvsBBcheck
One Pair…89%bet
前述のセットなどとは逆に、
ボトムペアのベット頻度が最も高く、トップペアのベット頻度が最も低くなります(top pair=bet88% , bottom pair=bet94%)
まずAのトップペアに関してはバックアップやブロッカーの強いものを優先してベットして、ほとんど何もないAT88などがチェックに回ります。
逆にKや5、また中間のポケットペアに関しては何もバックアップがないものほどベットしていきます。
微妙なドローハンドでベットしてレイズされてEQを否定されるのが良くないかつAをブロックしていないのでそれなりにレイズが返ってきてしまう事からこのような構成になっているのだと思います。
ドローハンドでベットするときは
・チェックレイズに降りることになるかどうか
・相手のチェックレイズレンジをどれくらいブロックしているか
を意識しましょう。
・No Pair
AK5tt BBvsUTGcheck
No Pair…91%bet
エアーでもこの頻度でベットとなります。
FDやSDに関してはシンプルに強いものから順にbet頻度が高く、例えばラップドローやQハイフラッシュドローのペアなしはピュアベットになります。
FDもSDも無い完全にエアーのようなハンドでもかなりのベット頻度があります。
特に、一枚ハートをブロックしているエアーはほぼ100%betですね。
☆まとめ
・基本的にはレンジCBに近く、全レンジに単純化しても悪くない。
・チェックするハンドには、一部の最も強いハンド群でのスロープレイと、レイズされた時に都合が悪いかつ相手のレイズレンジを抑えていないマージナルなハンドが多い。
・BTNvsBBcheck…3/4cb61% , check39%
BTNのようにレンジが広い場合は同じシチュエーションでもベットレンジは狭くなる。
BBvsUTGcbet
![](https://assets.st-note.com/img/1693000777855-Ab0b5evDY7.png?width=1200)
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