見出し画像

事実と想像

事実と想像は案外違うことがある。世の中は大抵後者が廻る傾向が強く、事実とは大きくかけ離れた想像がまかり通った結果、事実をかき消した新しい正義が成立する。

問題はこの想像が廻ることではなく、想像に価値を生み出す力があるかどうか。大抵は気紛れや憂さ晴らしなど自己中心的な解釈から想像が生まれ易いため価値にはなりにくい。提案や議論など相対性を保ち利他的なビジョンを持った想像になることが望ましい。

そもそも性質として事実も想像も時流に繋がりやすいのかもしれない。ネガティブ思考は過去へ、ポジティブ思考は未来へと連想がはじまる。

常に世の中は事実ではなく想像で廻るなら、過去に囚われた首を垂れ流すよりも、その想像に価値をもたらすため議論と提案を重ね未来に舌鼓を打ちたい。

これが価値創造なのではと思う。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?