【みんなの収納カイゼン②】6畳の寝室にワークスペースを確保するカイゼン
コロナ禍以降の収納カイゼンについてレポート。2回目はライフオーガナイザー®でlaladual主宰のテヅカチサトさん。
テヅカさんがカイゼンしたのは寝室。コロナ禍で夫も在宅勤務になったため、夫婦のワークスペースを設けました。本も増えたそうで、(なんと)玄関に収納を増設。6畳の寝室兼ワークスペースは、狭い部屋ならではの工夫がいっぱいで、勇気をもらえます!
パーテーションで用途と気分を分ける
―6畳に睡眠スペースとワークスペース! うまく共存させていますね。
パーテーション(ベルメゾン)の間仕切りが決め手になりました。スペースを明確に分けられて、物理的にはもちろん、気分も切り替えられます。隙間のあるタイプは、窓からの光が部屋の奥まで届いて、6畳でも圧迫感がありません。パーテーションを設置するまでは、夜に一方がPC作業をしていると、ブルーライトがチラついて寝つきにくかったのですが、それがなくなりました。睡眠をきちんと確保できたのは、コロナ禍の体調管理で重要でした。
―デスクもちゃんと2台。限られたスペースを最大限活用しています。
私のデスクは、スペースに合った天板と棚を組み合わせてつくりました。オークヴィレッジのもので、同じ棚2つを脚代わりに。天板の奥行は約32cmと浅いので、その分幅は広め(108cm)にしました。背後には本棚を置いて、本や資料などを収納するスペースも。スツールを置くとギリギリですが、それぞれのパーソナルスペースを確保したのは大正解! いわゆるコックピック感があって、すごく集中できるんですよ。
モニターや小物は有孔ボードに引っかけ収納
―小さなデスクは収納で使いやすさに差が出ます。
デスク上にはなるべくものを置きたくなかったので、デスクにイケアの有孔ボードを固定し、モニターやヘッドフォン、はさみを収納しています。有孔ボードの上部にはWebカメラもセットしました。モニターはスタンドにのせていたのですが、有孔ボードに取りつけたことでスペースに余裕が生まれ、より快適に。書類は机の脚代わりにしている棚に収納しています。
手が届く位置に一時置きスペースを
―後ろの本棚の「余白」もさすが! デスク上の散らかりを防げます。
仕事を始めると、机の上にものがどんどん集まってくるもの。座ったまま手を伸ばすだけで置く場所があれば、仕事を中断せずにすみます。一時的でも、視界からものが消えると集中できますし。スペースに余裕がないなかで一見ムダに見えますが、私にとっては重要な場所。好きなアートも飾って、気持ちを上げてみました。
玄関に板とスリム棚で本を収納
―夫婦ともに読書家で本が多めです。収納はどうしていますか?
以前は書斎にまとめていたのですが、今は子どもが寝室として使っているため、家のあちこちに分散収納しました。夫婦の寝室、リビング、玄関などです。玄関は奥行がたっぷりあるので、廊下と同色の木材を置いて、その上にスリムな棚を。耐震対策も施しました。あとは、下駄箱に捨て候補の本を入れるボックスを置いて、早めの処分を心がける工夫も。
―ところで……お子さんの学習机の位置がユニークですね!
基本はリビング学習で、成長に合わせて場所を変えています。以前はキッチンから見えるリビングの壁際でした。今はリビングの隣室。学習机は、気持ちよく勉強できるよう、視界が拡がる窓辺に置いています。学習机の位置はコンセントがネックだったのですが、コードレスでも使える照明を手に入れたことでアドレスフリーに。昼は太陽の光で十分明るく、雨の日や夜に照明をつけています。
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