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ありがとうの大切さ

きみと話さなくなって、まるまるひと月経った。
もう必要とされていないことも判ってる。
それがきみの狙いだってこともね。
話し掛けたい時もあるけれど、「何の話?」って聞かれることすら怖くて、連絡出来なくなった。
そう考えるだけで、心もぎゅっとなる。

先日、ある人から連絡があった。
「色々キツいな。」とだけ。
詳細は判らなかったが、その日も仕事だったので、そのまま返さずにいた。
昨日の朝、また連絡があった。
「だいぶ辛い。」
程度は判らなかったが、大変なことは察した。
家事をこなしている最中に連絡はしたがつながらず、そのまま様子を見た。
お昼前に様子を伺うと、やっとつながった。
その人は、ぼくからもう連絡が来ないと思っていたらしく、結構驚いていた。
「連絡くれてありがとう。」
「話を聞いてくれただけで、だいぶ助かった。」
「本当に感謝してる。」
30分程だったが、だいぶ感謝された。
その言葉が嬉しかった。

きみから欲しかった言葉。
きみからはもう聞けない言葉。
きみはぼくに、それを聞かなくても良いかなって思わせている。
きみはそんなことすら気にしていないだろうけど。

自然消滅って嫌なんだけど、きみとはこの方が良いんだろうね。
もう既にそんな感じではあるし。
生存確認のために、つぶやきに良いねを押すだけにするね。
いつまで続くかわからないけど。


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