優しい劇団一人芝居について!
優しい劇団尾﨑優人一人芝居について
12月14日に名古屋
1月25日に東京
で上演します。
優しい劇団尾﨑優人一人芝居について文章を書いていこうというノートです。
このノートでは上演する3作品の中から尾﨑が作る新作
北極星のがなりマイク
という作品について書いていきます
北極星のがなりマイクとは
・ジャンル
スペース演劇モノ と自分で定義しています。
宇宙を舞台にした劇団モノです。
そして一人芝居です。
一人多役
尾﨑が約50役を演じながら物語を進めていきます。
・ストーリー
物語はまず今より少し未来の高校の演劇部の風景から始まります。
朝練を終え、集会のために体育館に向かうと
史上初となる月面コンサートに挑む吹奏楽部の映像が中継されています。
演劇部の部長はいつか演劇も月面でやってやると体育館で叫びます。
時代が飛んで3000年後の宇宙の片隅
長きにわたる宇宙戦争も終わり、主人公は3年ぶりに故郷へ帰還します。
休止した劇団を復活させようと動く主人公と仲間たち。
オーディションで出会った新たな俳優。
そこに訪れる文化庁の表現監査委員会。
そこには何もないじゃないか
何もない、何も見えないからこその演劇の面白みを体現するため、劇団員たちは遥か彼方!辺境の星での公演を余儀なくされるのであった。
多分
70分
くらいになる予定です。
ゲストさんの作品2本を合わせて上演時間はトータルで
90分!3本立て90分です!
・見どころと意気込み
ずばりテーマは 見えないモノです
一人芝居ですので、常に一人しか舞台上には肉体としては存在出来ません。
それでも確かに存在している。
タコ型の宇宙人も、今の僕らが観たことのない植物も、北極星の煌めきも、目には見えないけど表現できる。
それが一人芝居の面白さだと思います。
約50役を演じながら、宇宙を股にかける壮大な演劇のお話を紡ぎます。
演劇って形に残らないから素晴らしい。
目に見えないのに!何もないのに!何かある!と思い込むと、そこには何かあるような気がしてくる。そんな美しさだけで演劇は存在している。
この芝居のラストのセリフは、きっとこんな事を言うと思います。
演劇は素晴らしい
このセリフを言うための一人芝居を作ります。
一人芝居の想い
一人芝居を初めてみる方に、とにかく楽しんで頂けたらと思っています。
上にも書いているのですが、舞台上には僕しかいません。
でもきっと、ずっと観ていたら僕の姿が色んな登場人物に変化していくんじゃないかと思います。
それは僕の演技がどうとかではなく、人間の想像力の凄まじさ、だと思います。
役のちょっとした仕草から、きっとこの役はケチだぞ!とか、そういう想像。
それが合ってるかどうかってのは全くどうでもいい話で、きっと〇〇だぞ!って想像してもらえることが大事だし、それさえやって頂けるのであれば上演する意味があると思います。
宇宙を股にかける劇団モノ
大人数でやってもそりゃ楽しいかもしれませんが、一人しかいないからこそ、アナタの想像で全てを好きなふうに補えます。
尾﨑優人の存在以外はお客様が、補えてしまう。
アナタの頭の中で完結する演劇です。
僕には僕だけの景色が見えているし、お客様にはそれぞれの景色が見えている。
劇団の最初の仲間でタコ型宇宙人のハッチャンがいったいどんな見た目なのか。
オーディションで仲間になるケチな女優はどんな演技をするのか。
地元の警官の暗黒寺刑事はどんな顔つきなのか。
僕が小栗旬だと思ってる暗黒寺刑事が、あなたの世界では西田敏行かもしれない。
そこに正解はなくて、あるのは豊かさだと思います。
正解がない歯がゆさを感じるかもしれませんが、一人芝居は二次創作して楽しむものだと最近思ってきました。
僕の作る世界をどんどん広げて、皆様の頭の中にまで広がっていけば幸いです。
一人芝居、最高に面白いです。
皆様のご来場お待ちしております!
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