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RTA in Japan Summer 2024にライザのアトリエ3走者として参加しました(前編)
自己紹介
Twitchにてアトリエシリーズを中心にRTA配信をしています。
2024年8月時点でRTAを走っているタイトルとカテゴリは以下の通りです。
【アトリエシリーズ作品】
・ライザのアトリエ Normal NewGame, Normal NewGame(目隠し)
・ライザのアトリエ2 Normal NewGame, Legend NewGame
・ライザのアトリエ3 Normal NewGame, Legend NewGame (Glitchless)
・エスカ&ロジーのアトリエ Good Ending(ロジー編)
・トトリのアトリエ Good Ending
【その他の作品】
・ファイナルファンタジー:クリスタルクロニクル Any%, Any% Magic-Users
記事の内容について
RTA in Japanに参加したことをnoteで記事にまとめている方が多く、普段こういったブログ的なものはまったく書かないものの、せっかくなので先人に倣って記事を書いてみようと思い立ちました。
また、せっかくなので自身のRTA経歴についても一通り書いてみよう、と思い書き連ねたところ、RiJ応募までの時点で5000文字を超えてしまったため、記事を前半・後半で分けています。なのでこちらの記事は、RTA in Japanにはほとんど関係ない自分語りとなっています。
RTA in Japanに関する記事を読みたい方はこちらの後半の記事をよろしくお願いします。
RTA活動開始~RiJ Summer 2024までの経緯
RTA活動開始まで
RTA自体は昔からニコニコ動画などを中心によく視聴しており、RTA in Japanも初回開催から一視聴者として楽しんでいました。
※もっとも当時はリアルタイムでの配信にあまり興味がなく、あくまで動画としてアーカイブを中心に視聴していました。
RTA配信に興味を持ち始めたのはRTA in Japan 2020頃からで、特にらー油まんさんが走られた「Jump King」をリアタイで見たことがきっかけです。もともとCelesteやGetting Over It with Bennett Foddy(通称壺おじ)といった登山ゲーが好きなこともあり、視聴時は知らないタイトルでしたが素晴らしい走りに感銘を受けました。
この辺りからRTA走者の方の個人配信を視聴し始めました。ただRTAを走ることに漠然と興味は持ちながらとも、あくまで視聴者として、RTAというコンテンツを楽しんでいました。
2023年1月1日、ライザのアトリエRTAを始める
RTA活動を始めたのは忘れもしない、2023年の元旦です。なのでRTA走者としての活動歴は約1年半となります。
私事になりますが、2022年から2023年に掛けて仕事の関係でアメリカに在住していました。趣味はゲーム、PCや各ゲーム機は持ち込んでいたので特に退屈することは無かったのですが、それでも長期休暇である年末年始はめちゃくちゃヒマでした。
アメリカではクリスマスは盛大に祝う文化がありますが、年末年始はそれほどです。ニューヨークなど都会はカウントダウンで盛り上がりますが、住んでいた地域が田舎なこともあって、イベントごとは特にありませんでした。
年末はRiJがあったため楽しく過ごせたのですが、年始はRiJを見た後特有の高揚感・RTAに対する高いモチベーションとヒマを持て余していました。
そんな時期にプレイしていたゲームは「ライザのアトリエ」でした。既に一通り遊んではいたのですが、2023年2月(後ほど3月に延期となった)に発売が予定されていた「ライザのアトリエ3」に向けて、ライザのアトリエシリーズを再プレイしていました。
もともとアトリエシリーズはイリス2、マナケミア辺りから入り、その後ナンバリングタイトルを一通り遊んだ程度には好きなシリーズで、「もしRTAを走るとしたらアトリエシリーズのどれかかなぁ」とは昔から漠然と考えていました。
そんな背景もあり、「ライザのアトリエのRTAってどんな感じなんだろう」と興味が湧いてきました。そして調べてみたところ、ライザのアトリエはアトリエシリーズでも比較的走者が多く、また先駆者の方が公開されているチャートも複数あり、まずはRTAチャートをなぞってプレイしてみよう、と始めたのがきっかけです。
最初はチャートや他の走者の記録動画などを見てもよく分からず挫折しかけたのですが、ある走者の方が詳細な解説動画を作成されていたこともあり、何とか最後まで走り切ることができました。その節は本当にありがとうございました。その後も同じライザRTAの酸いも甘いも語り合える戦友(と、おさけばんは勝手に思っている)として交流させていただいており、自身のRTA活動にとってとてもプラスにさせていただいています。ありがとうもやしさん。
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ライザRTA初完走からWR取得まで
初めてライザのRTAを完走できたことから「自分でもRTAを走ることができるんだ」と自信を持つことができ、それ以降はライザのアトリエシリーズのRTAに没頭しました。
もともと職業柄、既にあるもの(チャート)を改変する、タイムを秒単位で詰めていくといった作業は慣れており好きでもあったので、先駆者方のチャートをベースに細かく変えていき、ひたすら走ることでRTA開始から約2か月ほどで当時のWRを更新することができました。以降は「ライザのアトリエ2」、発売後は「ライザのアトリエ3」のRTAもひたすら走りました。
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Twitchでの配信開始、RTAイベントへの参加
最初は配信はせずにRTA中のゲームプレイを録画することで活動していたのですが、録画やアップロードといった作業が面倒に感じ、「配信すればラクにRTAの記録を残せるのでは?」と思い立ちRTA配信を始めました。
(実は配信者になろう、というモチベーションは特にありませんでした)
あくまで記録用かつ自分の声にコンプレックスがあったことから最初はマイクなしで配信していたのですが、アトリエRTA勢を中心に配信を視聴してくれる方も現れたため、ボイスありで配信を始めました。自分の声については、意外と数回の配信で慣れました。
声がコンプレックスで配信のハードルが高いという方は自分含めて一定数いるのかなぁと思っていますが、想像以上にすぐ慣れるので、とりあえず配信を付けるところから始めてみてはいかがでしょうか。
・残している中で一番古い配信ダイジェスト。この頃はまだマイクなし配信だった。
無事に(?)配信者デビューを果たしたこともあり、走者としてRTAイベントに参加することに興味を持ち始めた頃、ちょうどガスト作品限定イベント”Real Time Alchemy 2”が開催されることを知り、ライザのアトリエで参加しました。
RTA活動開始から約3か月・配信デビューから2か月ほどで英語圏でのイベントに初参加と、今思えばかなり攻めていたと思いますが、これをきっかけにアトリエRTAコミュニティとのつながりが持てたり、他のイベントにも参加しようと思えたので、振り返るととても良い経験でした。
・ガスト作品オンリーRTAイベント”Real Time Alchemy 2”でライザのアトリエを走った際の動画。
このイベント参加の経験をきっかけに、他にも解説・ボランティア・走者など様々な立場でいくつかのイベントに参加しました。
・RiJチャンネルを貸し出して実施された、スタイリッシュな作品を集めたRTAイベント”Stylish Speedrun Showcase V”でライザのアトリエ3を走った際の動画。スタイリッシュというテーマにライザのアトリエが合っているか微妙に感じ応募は見送ろうと思っていたのですが、アトリエRTAディスコードサーバー管理人であることんびさんから「とりあえず応募してみましょう」とそそのかされ提案いただき応募してみたら採用され、結果的に好評だったので良かったです。これを機にどのイベントにも「とりあえず応募しよう」と考えるようになりました。
「自分のRTA、イベントで披露するレベルじゃないなぁ」「テーマに合ってるか分からないから応募しづらいなぁ」と悩むことはRTA走者あるあるなのかな、と思っているのですが、あくまで採用するのは人間で選考する方の感性次第なので、迷ったらとりあえず応募してみてはいかがでしょうか。当たるも八卦当たらぬも八卦の気持ち。
・海外RTAイベント”RPG Limid Break 2023”の日本語ミラー配信の解説を担当した際の動画。走者のAngelaとはアトリエスピードランナーどうし日頃からやりとりをしており、特にライザ3は当時一緒にチャートを詰めていたので、解説を担当できて良かったです。
・長時間RTAを集めたイベント”Long Speedun Summit C1”でライザのアトリエシリーズ トリロジーリレーを走った際の動画。念願のトリロジーで採用いただき、イベントで初披露できたので良かった一方で、1人で解説兼走者を7時間するのは無謀だと学びました。
ガスト作品オンリーイベント”Gust Series RTA Relay”に運営兼走者として参加
2023年9月ごろ、アトリエRTAディスコードサーバー管理人のことんびさんと黄昏シリーズ限界オタクのてつさんが「ガスト作品イベントやりたいなー」といった軽いやりとりをTwitter上でされていました。
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当時はことんびさんから「ライザマン」「プロライザー」などの愛称で呼ばれていた。
(おそらく)このTwitter上でのやり取りがきっかけで、アトリエRTAサーバー内でイベント運営として、ことんびさん、てつさんと3人でイベントを立ち上げることになりました。
今振り返って思うと、とても恵まれた環境で初めてのイベント運営に携わることができたと感じています。ことんびさん・てつさん両名ともRTAイベントへの参加経験が豊富かつご自身でイベントの主催もされており、またことんびさんは今回のイベントの前身である「Gust Series RTAs!」というガスト作品オンリーイベントを過去に開催されていたことから、RTAイベントのノウハウやコミュニティ内のネットワークが充分にあったことが主な理由です。何より基本的にアトリエシリーズ好きが集まっているため雰囲気は終始良かったと(少なくとも僕は)思っています。
・過去にことんびさんがワンオペ(!)で開催された”Gust Series RTAs!”のコレクション。
これらの背景から当初は「この2人が居れば自分は要らないんじゃないか…?」とも薄々感じていたのですが、いざ企画がスタートすると想像以上にタスクが多く、結果的には細々とした裏方作業のほか、特に英語圏走者とのやり取りで貢献できたと思っています。
・”Gust Series RTA Relay”のコレクション
イベント本番は配信異常など多少あったものの、大きなトラブルなく終えることができました。RTA in Japanチャンネルを借りての配信だった影響がかなり大きいのですが、オールナイトにも関わらず常に3,000人ほどの視聴者がおり、運営メンバーとしても想像以上の反響がありました。
今後のことはまだ何も決まっていないですが、また次回開催されることがあればぜひ参加したいイベントです。
ちなみに私は「ライザのアトリエ トリロジーRTA」で走者として参加しました。
自分で言うのも何ですが、コンシューマ最新作であるライザシリーズ、ライザ3はサブタイトルが「終わりの錬金術士」といった点から、イベントの大トリとしてふさわしいRTAだったと自負しています。イベント前後ともに「7時間で走れるの!?」「2日開催の割にタイトル少ないと思ったらラストのライザトリロジーで草」「日常的にトリロジーしてるの狂人じゃない…?」「ことんびチャン」「ライザ愛に溢れてて良い」「またライザやりたくなった」などなどたくさんの反応をいただきました。
※ちなみにライザトリロジーが大トリだったのは、トリロジーだけにではなく、そうしないと現実的に運営スケジュールが成り立たなかったからです。運営3人全員が走者としても走り、ライザトリロジーに至っては走者・解説の2人が運営メンバーというのはなかなかアグレッシブでしたね。
・「Gust Series RTA Relay」でライザのアトリエ トリロジーRTAを走った際の動画。
おわりに
以上がRTA活動開始~RTA in Japan応募までのおさけばんの経緯となります。RTA in Japanに関連する後半記事はこちらとなりますので、ご興味ある方はこちらもご覧いただけると嬉しいです。
それでは、ここまでご覧いただきありがとうございました!