祖父と親友の話
どうも、サブカルです。
今日は少し重たい内容になるかもしれませんが
数年前、同じ年に亡くなった僕の祖父と親友の話です。
人と真っ直ぐに向き合うことの大事さや
人の生き様の素晴らしさを学ばせてもらった経験
を書こうと思います。
まずは
人生を真っ当した祖父
闘病生活の裏で一切、そんな素振りを見せなかった親友
そんな2人の生き様を
僕視点から書こうと思います。
①祖父について
僕は小さい頃からおじいちゃん子でした。
母方の父で、車ですぐの距離だったので、遊びに行ってはオヤツを貰って
花札や当時そこまで興味もなかったはずなのに、
駅伝や高校野球をとなりに座って、ずっと見て…
夏休みはよく銭湯に一緒に入って
一緒に花火大会を見て…
とにかく祖父が好きなのが伝わりましたかね?
祖父はとても仕事熱心だったそうですが
僕には退職後でもあり、とにかく優しさの一言に尽きる存在でした。
僕がリハビリテーションの分野に興味を持ったのも
祖父が病気になり、リハビリをして歩けるようになって、退院した経緯がキッカケでした。
そんな祖父も年を重ねるごとに
少しずつ体調を崩しはじめ、入退院を繰り返して、認知症も発症していきました。
それでも、孫の僕たち兄弟のことは
忘れずにいてくれました(常に大学生でしたが)。
そんな祖父がいてくれたからこそ
今の僕の仕事があります。
だからこそ
思い出とともに最期の時に伝えられた言葉は
“ありがとう”でした。
②親友について
大学生の同級生です。
学部は違いましたが、入学当初からサークル関連で知り合い、4年間ずっと仲の良かった親友です。
明るく面白く、誰に対しても優しくて
グループ内の企画役・ムードメーカー的な存在です。
真正面からいつも話を聞いてくれるので
この親友にしか話さなかった悩み事とかも多いです。
社会人なってからは
親友は地元に帰り、距離こそ遠くなりましたが
なんだかんだ年に何回か遊んでいました。
親友は持ち前のムードメーカーで
よく職場の同期たちとフェスに行っていたので、
僕や僕の友達たちも、いつの間にか
その同期たちとも仲良くなりました。
亡くなる2週間前
親友は僕らのいつものグループに飲み会を企画しました。
いつも通り飲んで馬鹿騒ぎして、久々に会ったことを懐かしんで…
ただ、いつもなら誰かの家に泊まる親友は、その日はホテルかどっか泊まると言っていました。
久々に地元からこちらへ来ているのもあって
泊まらないのは特段、気にも留めなかったのですが
その2週間後、亡くなったことを聞いた時は
ただただ、信じられませんでした。
無事に葬式には参列でき、最期のお別れは出来ました。
その時、親友の職場の同期、直前まで付き合っていた恋人、サークル関連の人…誰一人として闘病のことを知らなかったと知りました。
もちろん親族は知っておられた様子でしたが
この2週間前の飲み会の企画も含めて
最後のひとときまで
みんなのムードメーカーでいてくれた
この親友らしい生き様に
今でも、尊敬の念を抱いています。
この2つの大きな出来事で僕は
“人と真っ直ぐに向き合うことの大切さ”を学び
自身の仕事の患者様への心構えも真っ直ぐになった。
そう感じております。
また、それから
僕は結婚もして、子どもも順調に授かりました。
死後の世界を信じているわけではありませんが
心の中で何度も、こういったライブイベントへの喜びを大事な2人に伝えていることが、今でもあります。
これからもきっと
心の中で2人は僕を支えてくれる“祖父と親友”であり続けるのだと思います。
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