OSKYRKSL FUTSAL CONSIDERATION【#8-2】マークの受け渡し入門
守備の受け渡し編です。
守備の順番(整理も兼ねて)
まず青Aが手を挙げて赤Aのマークにつくと意志表示をします。その前かそれと同時に青BCも「青Aボール!」と青Aにボール保持者赤Aにつくことを伝えます。これでこの時点でのマークが決まります。ここからは試合中常に声を出して常に誰が誰のマークについているのか確認し合います。
青のGKは一番全体をみることができるポジションのため例えばフリーの選手がいたら誰にマークをつかせるかなど、戦術ボードを動かすような守備の声出しが求められます。
そこから、マークを代わるのが難しければそのまま自分のマークを追い回す方が良いかもしれません。これをマンツーマンと言います。
ボールが外に出て相手ボールのキックインになった場合などはマークをリセットしその時点での陣形で近い人が近い人をマークして問題ありません。
但し女性がフィールドに2名いるmixなどの場合は男性のマークに女性がつき身体能力の差がでてしまうミスマッチが起きる場合は少し面倒でも女性は女性がマークすることを徹底することもひとつの方法だと思います。
マークを受け渡さないデメリット
マークを受け渡すというのは例えば現在赤Aのマークは青Aがみているのですが、その赤Aを例えば青Bにみてと渡し、自分は別の相手選手をマークすることです。
これをしないとひとつは全部ついていくことでとても体力を使うというデメリットがあります。上の絵でも赤Aと赤Cが位置をいれかえても守備はその場に立っているだけ(正確には青Cが青Aにマークを捨てろと声を出してマークを受け渡しする)で事足りると思います。その方が省エネで守れます。
次に全部ついていくことで中央の大事なスペースをあけさせられたり、守備のラインを押し上げれない(守備が自陣に下がってしまうだけ)になってしまいます。
逆に受け渡しをすることで省エネで効率よく守りつつ守備ラインを押し上げていくことができるということです。
簡単に説明させていただくと、守備はチームコンセプトや時間帯によってどこから当たるかを決めます。例えばよく聞くかもしれない「ハーフまで下がれ!」と言うのは全員が自陣へ下がり、それ以上侵入してくる相手に対しプレッシャーをかけていくというものです。
ここでポイントなのがハーフまで下がった後、殆どのチームがそのままずるずると自陣へ後退しがちです。しかし本来ハーフの守備というのはハーフからの押し上げを意味します。下がらずにそこから徐々に押し上げていきボールを奪おうというものです。守備の目的は守備をすることではなくボールを奪うこととですからね。
1点書いておきたいのが、マークを受け渡すのと勝手に捨てるのとは違います。基本は後ろからの「捨てろ!」などの声があってマークを捨てたり相手の抜け方によって捨てるかどうかをチームで決めておいたりします。具体的に今から書いていきます!
パラ抜けの場合
あくまで私見です!いや、このnote全てが私見なんですが(笑)
赤Aが赤Cにパスを出した後、パラレラの要領で(画面を縦半分にした時のボールがある側に)抜けた場合、基本的には上の絵のようについていくのがお勧めです。
勿論青Bが「捨てろ」と言ってくれて赤Bが下がっていれば受け渡せると思うのですが青Bが中へ絞っていたとしても、捨てると走行距離的に効率が悪くなると思います。状況によりますが!
ジャグ抜けの場合
赤Aがボールと反対側、つまりジャグナウ的な抜け方をする時は、青Bに自分のマークだった赤Aを受け渡し自分は赤Bをみることでラインを下げずにすむことがわかると思います。
もう少し説明を続けます!より雑な絵ですが、上の絵のように青Aが赤Aについていっちゃうと、青Bが赤Bと距離があいてしまう、つまり守備ラインが下がってしまいます。それを防ぐための受け渡しです。
ブロックの場合
横移動ではどうなるのか。
(※こちらの絵だけ攻めている方向を上から下にしています。青がDFです)
赤Aは青Aを引き連れながら赤Bをマークしている青Bを前に立とうとします。ボールを貰った赤Bは基本中にボールを運ぼうとするため、青Aが赤Bをみる、受け渡しで原則問題ないと思います。
改めて整理!
基本は後ろの味方からの「捨てろ!」という声があった時に捨てます。勿論慣れだったりチームで捨てる場面の共有ができていれば声がなくても大丈夫です。マークを捨てずにそのままついて行ってほしい場合は「そのまま!」だったり「ついていって!」等と声をかけます。
そしてボールがある、パラ抜けだったら特についていき、ジャグ抜けだったら捨てれる可能性がある。程度に思っておいてください!
お読みいただきありがとうございます。実用的な記事を書けるよう努力してまいります。大阪ゆる個サルへのご参加もお待ちしています!