FOR BEGINNERS #5 ワンツーのポイントと対応
ワンツーを成功させるポイント
個サルでも使える知識です。まずご存知の方が多いかもしれませんがワンツーとは何かというところに少し触れます。
上の図のように2人でできます。赤2がボールを持っているところからスタートします。赤2が赤1にパス⇒赤2は走って青2の裏をとる⇒赤1が走った赤2にパスし2人の連携で相手の守備を崩壊させるシンプルながら破壊力抜群の攻めです。
上の図はワンツーが決まった後の図です。ざっくりな図なのですが、相手の裏をとることでチャンスになるのがわかっていただけると思います。フットサルを始めたばかりの時はややこしい戦術や複雑な動きを目指すよりもシンプルにこのワンツーを狙うだけでも良いかもしれません。もちろん、どの戦術にも言えることですがそればかりしているとバレてしまいますが...。
さて実は上の2つの図ではDFの青2人をわざと最初から不利な状況の配置にしていました。コンシダレーションのマガジンを読んでいただいた方には復習問題になると思いますがどういった配置かわかりますでしょうか。
わかった方はフットサル力が上がっていると思います。余談ですが将棋では棋力(キリョク)、ダーツではレーティングと言い明確に実力がわかります。フットサルの場合、「この場合どうする?」「この連携の名前は?」等といった問題集を解くことで運動神経を除いた理解度を数値化できるかもしれませんね。
お待たせしました。答えは上の図です!
平行に並ばないでした。
以前、平行に並んでしまうと裏のスペースが使われるばかりかカバーリングできないとコンシダレーションの方で書いたと思います。2vs2の記事だったと思います。
ですので上のように段差を作って守るのが原則なのですが、それをご存知でないかたの方が沢山いらっしゃいます。特に個サルだと殆どの場合連動した守備はできないため、攻める時のポイントは相手DFが平行に並んだ時です!
ワンツーへのDFの対応方法
さてそんなワンツーをどう対応するのか。上の図は一番最初に貼った図と同じです。この赤2から赤1へパスが出たばかりの状況で、青2は赤1を見てしまういわゆるボールウォッチャーになってしまうことがワンツーを決められる決定打になります。
コンマ何秒の世界だと思うのですが、ほんの一瞬ボールを目で追いかけてしまった瞬間に青2は視界から消えてしまいます。
また、個サルではよく見る光景なのですが、青2がそのままボールを持った赤1にマークについてしまい、マークが被る状況も避けないといけません。
自分のマークを捨ててボール保持者を追いかけるこういったDFを2度追いというのですが、この場合意図したものでないため、ボール保持者赤1に対し青2人でマークにつくことになってしまい、「マークが被った」というあまり良くない状況に陥ります。
話を戻します。こちらも僕のnoteが得意な(?)知っているだけで上達するという知識です。
ボールをみてしまうのが悪手というのがわかっていただいたと思います。ですので改善案はシンプルです。赤2から赤1へボールを渡った時もボールではなく青2をみます。もちろん同一視野に入れるのが基本ですが最悪青2のだけをみるのもひとつのアイデアです。
何故なら結局青2にパスが渡らなければワンツーは成功しないからです。こういった場合もしっかりと人についていきます。
とはいえ僕もよくボールウォッチャーになってしまうため、予防するためにも「自分は赤2番をマークしてるんだ」という意味もこめて自分のマークに軽く指をさすと言いますか手をマークの方向に向けしるしをつけています。
いかがでしたでしょうか。フットサルを始め、勉強していくと様々なかっこいい用語が出てきて色んなことに挑戦したくなると思います。もちろん良いことですし挑戦していただきたいのですが、まずはこの基本のワンツーをチームでもひとつの狙いとして持っていただくことでひとつチームの武器になります。
そしてワンツーで走った味方にパスを出そうとした瞬間、相手DFが上手くついてきて対応する場合はワンツーをキャンセルしてパスを出さないのも選択肢のひとつです。
そういった状況判断からの駆け引きをぜひ楽しんでください!
お読みいただきありがとうございます。実用的な記事を書けるよう努力してまいります。大阪ゆる個サルへのご参加もお待ちしています!