OSKYRKSL FUTSAL CONSIDERATION【#9-3】アラの狙い
今回はアラにスポットライトを当てます。赤2番3番の位置です。
高い位置をとる
まずはこれにつきます。どういう意味かというとまず上の絵をみてください。赤1番から赤2番にパスをする時の角度の話です。
赤2番の位置によって、赤1番から色んな矢印の角度のパスを受けることができると思いますが、これ以上相手陣地寄りにポジショニングしてしまうと相手にとられてしまうと思います。
そのためギリギリの位置を見極めることがひとつです。そしてその位置を見つけたら動きすぎない。特に赤1番が顔を上げる時にはフェイクを終わらせておく又は相手を背負うなどししっかり顔を出しパスが来ても相手に奪われない状態を作っておきます。
どうして高い位置をとるのか全て言語化するのは僕の知識では説明が難しいのですが、一言で言うとチャンスが生まれやすくなるからです。高い位置で受けるとそのままワントラップで相手を抜き去ることができたり、パスを出した赤1番を青1番は一瞬見失う状況になります。ぜひプロフェッショナルの試合をみてみてください!
後はエントレの要領で中にも顔を出したりして消えすぎないことです。常にボール保持者の選択肢となるよう顔を出し続けることが大切です。
そしてフェイクの記事の際に触れたように優先順位の一番は裏をとることです。それが無理なのでしっかり顔を出し続けることがポイントです。
ピヴォへのパスコースを意識
そうやって顔を出し続け、カウンターの時には一気に相手陣地へ駆け上がり、被カウンターの時は最低でもボールラインまでは一気に戻らないといけません。
そして意識するのがピヴォへのパスコースを消さないこと。
上の絵では赤2番が中に入ってきて赤4番へのパスコースを消してしまっているのがわかりますでしょうか。
こちらもあえてピヴォへのパスコースに入るサイ(ポジションチェンジすること)という戦術もあるのですが基本的にはピヴォへのパスコースを空けることを意識します。
前を向く
パスを受ける前にフェイクを入れることでボールを受けた瞬間しっかり前を向くことを意識します。反対に背中を向けて受けてしまうと次のパスコースが自陣側に限定されてしまうためチャンスが生まれにくいどころかボールをとられるリスクまで高くなってしまいます。
そして同じ様ですがピヴォへのパスコースを常に選択肢に入れておくことが重要です。時には来たパスをダイレクトで出せるように、常に状況把握しておくことです。
だからといって前回触れたのと同じく失ってはいけないのはどのポジションも同じです。しっかり縦を選択肢には入れておけるように意識してみてください!
その他
前回までにお伝えしているため詳細は割愛します!
・(守備)ピヴォやアラ-アラのパスコースを切る
・(守備)ボールが動いている間に寄せる
・(守備)逆アラはしぼる
・(守備)カバーリングの意識
・(攻撃)味方がシュートにいけそうな時はファー詰めに入る
・(攻撃)ピヴォにパスが当たったら1人は寄っていく
・(攻撃)ドリブルが得意な選手は原則アラの位置で仕掛ける
お読みいただきありがとうございます。実用的な記事を書けるよう努力してまいります。大阪ゆる個サルへのご参加もお待ちしています!