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腐るお金にしたら郡山市はどのように変わるか
2月28日は次女が郡山ピークアクションで出演する模様。
2025年2月28日(金)
FRIDAY BASEMENT
あの娘 出演時刻19:55
郡山ピークアクション
郡山市中町11-1関川本店ビル
予約2600円 1ドリンク付き
学生1000円引き
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音楽で食っていける人間は少ないですよね。
でもこれをなんとかしたいです。
【精神的価値に対しての経済循環】
文化・芸術・スポーツなど、好きなことをしたいけれどもそれを職業にできないという人はたくさんいるかと思います。
「腐るお金」「減価する通貨」「自由貨幣」は、こうしたことを解決します。絵を描いてもバンド活動をしても、仕方なくアルバイトを続けながらでないとできないなんてことがなくなります。余剰のお金は吐き出さねばならないからです。だからそうした文化的な活動をする人のところにもお金が回ってきます。その結果、物質的な価値よりも精神的な価値が評価される世の中になるでしょう。
【環境問題への取り組み】
余ったお金は無駄に使おうとするならば、モノの消費が激しくなり、環境破壊がより一層進むのではないかとの懸念をされる方もいるかもしれませんが、そうはなりません。環境に配慮した経済はこれまでコストがつくためにカットされてきたことがあるでしょう。これがなくなります。これは価値観が大きくこれから変わっていくからそうなっていきます。
1997年に元通商産業省の加藤敏晴氏が1997年にエコマネーという活動を提唱しました。
地域通貨はエコマネーだというわけです。たとえば里山の保全活動に参加した場合に地域通貨を取得できることなど、通常の貨幣によって市場価値を生みにくいサービスのやりとりを地域の人々の発意により活性化させることができます。これがうまく回れば、市の財政も豊かになりますし、市民は社会貢献をすることによっての所得が発生するため、現役を引退した方でも年金に頼ることなく収入が得られるようになります。
【食料生産と農業】
私は90年代、20代の頃一緒に政治経済の勉強会をお茶の水でやっている仲間がいました。議員や市民運動家を呼んで政治・経済・環境問題について毎月語り合いました。やがて政治運動に結び付けようと思っていましたが、その友人は政治について諦めを感じて、茨城県に移住してほぼ無一文から無農薬・有機農業を始めました。
私も時折、東京から茨城まで行って手伝いに行きました。森林の木材を切って家を建てることから始めました。そして農地を耕しました。近所の人々は変な目で見ます。「無農薬でやるなんてお前は共産党か」とか言われました。ちなみに共産主義国家はバリバリ農薬を使って食料を大量生産するのであって、そんな言われ方をするのは変人ということなんでしょう。本当にあの頃は、抵抗だらけでした。農薬を使わないなんてのは狂人扱いを受けました。
でもあれから30年を経て、普通に無農薬・有機農業で作られた野菜はスーパーマーケットに売っています。価値観の転換が起きているのです。
ただ、それは農薬や化学肥料を使った野菜よりも価格が高くなります。なにしろ虫にけっこうやられるものだから損失もあるわけです。虫も食えないような農薬野菜を人間が食べていることは危険なことですが、虫も食える野菜を作るには貨幣的には大きなコストがかかるのです。それを「腐るお金」は解決します。どんどん虫にも食べてもらうくらいの大風呂敷で経費をかければいいのです。
これは科学技術についても言えることですが、我が国の科学技術予算は削られる一方なのは失敗を許さないからです。
すぐに成功させよということですが、新しい技術が作られるまでには数多くの失敗を重ねた結果生まれるものですから、予算を削減するということは、失敗の機会を減らすということで、すなわちそれは成功の機会を減らすということなのです。失敗のための予算をふんだんに使うことによって成功は近づいていくわけですので、農業も失敗のためのお金を「腐るお金」で使えばよいのです。さらには環境保護を実現できる新しい科学技術を市レベルで作ることも可能となるでしょう。
郡山市は4月から農林部と産業観光部を統合し「農商工部」を新設したとのことで、これに反対する請願がJA福島さくらなどから出ましたが市議会で不採択となっています。
今は農業が衰退している時代ですが、食料という基幹産業を回復させるには、「腐るお金」を活用しての再起が必要です。
このような政策を実現すると、市民ひとりひとりの精神性が高まります。精神性が高まれば、いざ災害というときに皆が助け合って生きていける社会ができるわけです。
絵空事と思うかもしれませんが、先の有機農業の実現と同じように、必ずこれは達成されるものです。
政治家ではよく「夢みたいなことを言うな」
と言う人がいますよね。
なのであれば、なぜあなたは役人にならなかったのかと問いたいです。役人ならば政治の決定に従うだけですから、夢だろうが現実だろうが選択は不要です。これまでのことを同じようにだらだらやればいいでしょう。政治家である必要はありません。
政治家は、役人やら議員で現実を知り過ぎた以上のことをやらねば意味がありません。
というよりも、私が提唱している政策は夢ではありません。この世の中にいずれ必要に迫らせて行わなければならない内容です。