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七里御浜(三重県)-熊野エクスプローラー
日本最長の砂礫海岸、七里御浜(しちりみはま)と人々の付き合いを振り返ってみると、西国三十三所めぐりの第一番が那智勝浦の青岸渡寺、また熊野三山の新宮・熊野速玉大社へ通じる「信仰の道」として位置づけられ、古来より多くの人々が往来した海岸道だったことがわかります。
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砂礫海岸を構成する砂礫はこのような角の丸まった手のひら大以下の石で構成されています。思わず持ち帰りたくなるような姿形の良い石がいくつか自動車の中に転がっています。
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現在は、熊野大花火大会(コロナで未開催)の観覧場所として、またはマリンスポーツ(ドン深で危険なため遊泳禁止ですが)、そして良好な釣り場など、様々な点で人々と深くつながっている場所だと言えます。
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私のような怠け者は、ぼんやり海辺を歩いて、時折座ってみる程度で満足です。とにかくこの海岸の打ち寄せる波の音がすばらしいです!砂礫海岸なので、波と砂礫が美しい擦過音を奏で、そして熊野灘=太平洋よりダイレクトに打ち寄せる波は大きく、大自然の強い波動を一身に受け止める貴重な経験が得られるとも言えます。
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このような海岸は、人々の営みと大自然の営みの境界の一つと言えます。そういえば、コロナウィルスもこの向こう側の住人です。時に向こう側が圧倒的な力で私達を連れ去ることもあるでしょう。その時どのような心構えを持つべきか?少なからずこの地にはヒントがあるのではないでしょうか?
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七里御浜の基本情報
熊野市から紀宝町に至る約22Km続く日本で一番長い砂礫海岸で、これまでに「日本の渚百選」や「21世紀に残したい自然百選」など全国の景勝地と並んで選ばれています。
荒々しい黒潮をおおらかに受けとめるこの浜には、熊野川の上流から新宮を経て、熊野灘の荒波に磨かれた小石が敷き詰められています。「みはま小石」と呼ばれる色とりどりの小石は、“拾い子さん”の手によって拾われ、アクセサリーなどに利用されています。また、アカウミガメの上陸地としても知られています。