“超” 新鮮な刺身定食
大磯二宮漁協「めしや大磯港」(神奈川県・大磯町)
大磯二宮漁協の主な漁業は定置網。
ほかにも刺網やシラス船びき網などがあり、目の前に広がる相模湾で獲れる地魚を提供しているのが「めしや大磯港」です。
道路を挟んだ魚市場に水揚げされる “超” 新鮮な鮮魚を使った「刺身定食」がいち押しメニューです。
地魚6種が刺身の定食
その日によって水揚げされる魚が違い、取材に訪れた8月20日は、アジ、タチウオ、〆サバ、イナダ、マツダイ、生シラスの6種の魚が刺身に。
これに加え、イワシ類のから揚げまで付き、もちろんご飯、ワカメの味噌汁、漬物が付く「刺身定食」は格別。
午前11時オープンと同時に4人掛け6テーブルは満席となり、ほとんどのお客さんが「刺身定食」を注文していました。
四季折々の魚を提供
「めしや大磯港」ではこの日「刺身定食」のほか、生シラスが大盛りの「シラス丼」も。
相模湾のシラス漁は3月に解禁され年内操業が続き、この間、水揚げされれば活きの良い生シラスが堪能できるのも同食堂の魅力。
大磯魚市場に水揚げされる四季折々の地魚のメインは、
春 マアジ、マダイ、カタクチイワシ、サヨリ。
夏 エボダイ、マイワシ、タチウオ、カマス、ニベ、
8月からはイセエビも。
秋 ゴマサバ、ウルメイワシ、タチウオ。
冬 カワハギ、マアジ、カマス、ゴマサバなど。
年中、お客さんが詰め掛ける大人気の同食堂ですが、「養殖、冷凍魚は使わず、朝獲れの天然の地魚だけの料理を提供しているので人気なんでしょう」と脇達也料理長。
ただ今、マアジは脂が乗っていて高い時はキロ5,000円もしたそう。
「これなどは原価割れが悩みだが、地魚を食べるのを楽しみにして来てくれるお客さんに喜んでもらえれば」と話していました。
そのほか当日は、「サワラ煮付け」「キンメ塩焼き」「タチウオキノコ野菜あんかけ」定食が提供されていました。
耳より情報
ぜひ食べてもらいたいのが大磯のブランドともいえる「黄鯵」(キアジ)。車を運転しない人はこれで一杯。
8月からはイセエビの刺身も提供し、喜ばれているそうです
店舗情報
営業時間 11時~14時 17時~21時まで
電 話 0463-62-1755
定休日 水曜日。ただし、時化の日は休み