愛ときて夜ときて、今日のお題は耳である。突然狭いんだよコラ。

耳ね。

うちの母親は、三度の飯より耳かきが好きで、僕は小さな頃からしょっちゅう耳をかっぽじられていた。多少喧嘩した時などは、耳を差し出して和解に持ち込もうとしたことも何回かある。大きな耳くそが取れるとそれはそれは嬉しそうに、「あれまあ耳の穴が丸ごと!」と言って笑うのだ。

結局実家にいる間、僕の耳は政治的利用をされ続けた。マザコンとかそういうわけではない。あくまで政略耳かき。

一人暮らしを始めて、自分の耳は自分で掘るようになった。こんなもの掘らんでも別にいいのだろうが、無気力で何も出来なかった日の夜などに少しでも達成感を得るために採掘することが多かった。でも、耳くそは運動とかで汗をかいた後に産出量が多くなる傾向にあって、何もしなかった日は大して掘れない。結局寂しく寝るだけ。

そういえば、一人暮らしを始めるにあたって綿棒はもちろん必要だからと買ったのだが、間違えてベビー用のを買ってしまった。綿棒の端のダマが小さい。これがとてもとても採掘しにくく、実家に帰った時に掘らせてもらえず寂しそうな母親を横目に、ちゃんとした綿棒で掘ってみたらこれが驚くほど使いやすく、さすが実家はちげえやとなった。いや、早くちゃんとしたやつを買えばいいんだけどね。

耳くそって言い方可哀想じゃない?突然だけど。鼻くそは鼻くそで真っ当な扱いだと思うんだけど、くそってなんか湿ってるイメージがあって、体質にもよるだろうけど耳くそは普通乾いてるからさ、なんか耳くそ掘りが趣味ですなんていうと良い印象を与えないよね。でも耳鼻科とかで耳くそがたまってますねぇって言い方されない気がするな。

そう思って調べてみたら、耳くそのフォーマルな呼び方は耳垢(じこう)らしい。耳くそにフォーマルもクソもあるかいってんだけど、一応病院などでは耳垢と呼ぶんだそうで。確かに垢はくそよりも乾いてるイメージあるわ。鼻垢とは絶対言わんもんな。じゃあ病院とかでは鼻くそはなんていうんだ。


調べてみたけど、ないっぽい。鼻くそはやっぱり鼻くそ。

ね、耳くその方が鼻くそよりも高貴なんだ。目くそが鼻くそ笑うのは五十歩百歩だけど、耳くそは鼻くそを笑ってもいいのだ。少し賢くなったところで、今日はもう眠いのでそろそろお暇しよう。


今日はいい感じに文字通りクソみたいな文章が書けたな。こんなのでいいんだよ雑記ってのは。お題でジャンクフードというのも来たので、明日はジャンクフードについて書こう。

ちなみに今日は時間を計りながら書いている。ここまでで22分。無駄に書くのは早いからレポートは苦労しない。

うん、君も早く寝ることだ。

おやすみ。

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